その先に
生きている人は、誰しも一度くらい考えた事があるのではないだろうか。
人は死んだら何処へ行くのか。
極楽浄土や、はたまた閻魔大王のいる地獄とやらなのか、それとも新しい人間に生まれ変わってまた、この世に生を受ける事になるのだろうか?
あるいは、虚無か。
私は今、その「死」というものに直面していた。
意識が少しずつ薄らいで、周りが暗くなってきているのが分かる。
さっきまで、車に乗っていた筈だから、きっと事故死というやつだろう。
殆ど痛みを感じない。という事は即死状態なのだろうか?
と、冷静に考えている自分が少し可笑しくなった。
あぁ、あと少し。あと少しでこの世の者では無くなるのだ。
さぁ、こ・・・・と私・・・・・・・・なる・・・・・・・か?
誰・・・・・・・わ・・・・・・う・・・・・・・・・・・・・。
作者自身は、享受を全うして死んでいきたいと思っております。
ですが、死というのは突然やって来るものでもあります。
兎に角、平穏無事に過ごしたいものです。