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さようなら婚約者! 実家からも追い出された私はゴブリンハンターと共に旅をします!

婚約破棄された私は前世の記憶を思い出す!

作者: 墨彩銃像

さようなら婚約者! 実家からも追い出された私は洞窟で暮らします! の続きです。


前作のさようなら婚約者! も是非見てください。 →  https://ncode.syosetu.com/n1762ix/

 私ことエリシアは、婚約破棄されたあと、洞窟で暮らしていました。


 実家から持ち出した荷物のおかげで、何とか生活できておりました。ただ、日にちが経つにつれて、食糧が減っていきました。


 水分は近くに水が湧き出ていたので問題ありませんでした。しかし、食糧に関しては問題がありました‥‥‥魔物などを狩らなくては食料が手に入らなかったのです。


 一人で魔物を狩るのは効率が悪いと思った私は狩る以外の方法がないか考え込んでおりました。そして、何とかその方法を考えることができました。


 その方法とは、洞窟に通りかかった人を私が仕掛けたトラップに誘導して、引っ掛け、倒すことでした。


 そして、倒れて亡くなった人たちから身につけているものや金を奪い取ります。その奪い取ったもので食料を買いに行く。これが私が考えた食料を獲得する方法です。


 現に、私に誘惑されて洞窟内に踏み入れた商人とお供3人は、仕掛けたトラップまで足を踏み入れました。


 踏み入れた商人とお供3人は、そのまま仕掛けた穴に落ちました。穴の中には先が鋭利に尖った木が何本も突き立てられており、商人とお供3人は突き立てられた木に突き刺さっておりました。


 商人たち4人はあっけなく死んでおりました。私はにやりとしながらも、自分で作った木製のはしごで穴の底まで下りました。そして、商人たち4人の身につけているものやお金をいただきました。


 商人ということもあって、大量のお金をいただくことができました。私はそのお金をもって街に降りて食料を購入しました。その他にも、生活するのに必要なものを購入しました。


 おかげで洞窟内には、イスやテーブル、クローゼット、鏡と化粧台などがありました。また、食糧庫や水分貯蔵庫、明かりを照らすためのランプもあり、生活するために必要なものが十分ありました。


 また、人間を罠にはめることを続けていくことで、金を入手出来ていたので、洞窟内で生活することができていました。もちろん死体は洞窟の近くのところに埋めました。


 この埋めた死体に誰も気づかないことを祈りながら‥‥‥暮らしていました。


 そして、生活を続けて1カ月が過ぎました。私は、1カ月生活したこともあって、少しだけですが余裕が出てきておりました。


 私は今の生活をしていて少し時間が空いたりしてきていたので、前世の生活を思い出しておりました。

 

 私は前世、こんな洞窟の所でゴブリンのメスとして生まれた‥‥‥緑色で耳は大きくとがっていました。


 また前世の世界では、ゴブリンなのでメスでもオスと同じように狩りを行いました。狩りを行わないのはクイーンゴブリンぐらいでした。 


 ただ、生まれてすぐの私は、よちよち歩きしかできず、とても狩りを行えるレベルではありませんでした。


 そんな私は、飼育係を行うゴブリンに食料をもらって成長していった。もちろん成長していくごとに体を鍛えたり、狩りの方法を学んでいきました。


 この鍛えたり学んでいく時は飼育係にしごかれていたため、あまりいい思い出はない‥‥‥苦い思い出ばかりでした。


 だが、仲間のゴブリン達と共に協力しながら活動できたので、何とか耐えることができました。


 そして仲間たちと遊ぶときもありましたが、その瞬間はとても楽しく居心地がよかったと記憶しております。


 その後何年か経ったとき、私は一人前のゴブリンとして成長しておりました。体は鍛えていたので、頑丈な体になっておりました。


 一人前になったということで、狩りに出向くようになりました。狩りの時は一人で行動せず集団で、魔物や人間と戦うようにしておりました。


 魔物と戦うとき、例えば猪などでは、盾を持ったものが突撃からかばい衝撃を受け止めます。そして動きが止まった瞬間を狙って、私を含めた剣など武器を持ったものたちが、攻撃を行いました。


 このような方法を使って魔物を狩っていました。


 一方、人間と戦うときは、計画して集団で立ち向かうことにしておりました。なぜなら、人間もゴブリンと同様集団で行動するものが多かったからです。


 そのため、冒険者などの集団に一匹のゴブリンが向かい、群れていなくて狩りやすいと思わせて、自分たちがいる洞窟にうまく誘い出しておりました。


 誘導された冒険者はたいがい、誘いに乗って洞窟に入り、待ち伏せていた仲間のゴブリン達に襲われました。


 もちろん、わたしも襲うのに参加して、冒険者に攻撃して何人か打ち取ったこともありました。


 そんな風にしながら、仲間たちと共に暮らしておりました。私はこの生活が寿命で死ぬまで続くと思っておりました。


 しかし、その生活を終らせるものが現れたのです‥‥‥それは、いつものように冒険者を誘導して集団で襲うとしていた時のことでした。


 仲間の一匹のゴブリンがいつものように冒険者の元に向かい誘い出そうとしました。この冒険者達は洞窟の入り口近くまでは上手く誘い来ていました。


 私たちは、誘い込んだ人間たちを襲って殺そうと準備しておりました。しかし、一向に冒険者達は姿を現しませんでした。


 不思議に思った私たちの仲間の数人が洞窟の外を確認に行きました。すると、洞窟の外から悲鳴が聞こえてきたのです‥‥‥私たちは心配になって洞窟の入り口に向かおうとしました。


 しかし、入り口の近くにはゴブリンの死体や、岩などで出入りができなくなっておりました。私たちは逆にはめられたと思い、殺された仲間のゴブリンをどかそうとしました。


 しかし、その時なにやら入り口近くから、においが立ち込めておりました‥‥‥そのにおいを吸い込んだ仲間のゴブリンは次々とその場に眠っていきました。


 これは、眠りを誘う香りだと判断した私たちはすぐさま手で鼻を押さえました。しかし、それも時間が経つにつれて、洞窟中ににおいが立ち込めてしまったため、嗅ぐのを防ぐことができませんでした。


 そして、しばらくして私たちは全員眠っていたのでした。さらに時間が経って、冒険者達は入り口近くにある障害物をどかしたのでしょう。洞窟の中に入ってきました。


 そして、冒険者たちが洞窟に入って襲ったのか仲間の多くのゴブリン達の悲鳴が聞こえておりました。私はその悲鳴を聞いてすごく震えと怯えが来ておりました。


 そして、その冒険者の一人がついに私の近くにやってきたのか足音が聞こえました‥‥‥殺されると思った通り、冒険者が剣を構える音がしました。


 ただ、そのまま突き刺す前に、冒険者は一言つぶやいておりました。


「私たちはゴブリンハンターだ!! お前達の悪事で犠牲にあう人たちを減らすため、ゴブリンどもを狩っている。お前も私にかられるの!!」


 ゴブリンハンター‥‥‥私たちを狩る者。そんな存在がいるのかと思っていた時、ゴブリンハンターは持っていた剣で私の腹を刺しました。


 刺された私は直後絶命しました。ゴブリンハンターという恐ろしい存在を知りながら‥‥‥


 今思い出しても、前世に私を殺したゴブリンハンターが怖くて仕方なかった‥‥‥その瞬間私は体が震えていた‥‥‥それほど、ゴブリンハンターが恐ろしかったのです。


 まあ、ただ、この世界でゴブリンハンターには出くわさないだろうと思い安心して、イスに腰かけておりました。



 しかし、そんな時、洞窟の近くに一人の冒険者が来ていたのであった。

読んでくださり、ありがとうございます!


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ブクマもよろしくお願いいたします!

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