詩 蘇生都市
「その都市に行けば、亡くなった人をよみがえらせる事ができる」
「私はそんな噂を信じて、故郷を旅立った」
抱きしめた腕の中の温もりがなくなっていく
消えたのは事実だけ 思い出はまだ残っている
諦めないで きっと取り戻せる
私は忘れない ここで何があったのか
前を向いてなんて生きていけない
弱虫の称号をつけられたとしても
その可能性を見て見ぬふりなんてできやしないから
「会いたい」
「ずっと、会いたい気持ちのままだから」
夢の中で何度も確かめた
その時は絶対に来るという約束を私は心に焼き付ける