表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
問題児だらけの迷宮配信ライフ ~闇バイトの実態を暴いたらバズったので炎上系ダンジョンライバーになりました~  作者: 結城 からく


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

91/134

第91話 賞金首になってみた⑪

 迷宮人間になる手術には、いくつかの選択肢がある。

 まずは移植するダンジョンの数とタイプだ。

 数が増えるほど、そして性能や属性が優秀なほど強くなれるが、それに比例して反動が大きくなる。

 術後にあっさり死んでしまう者も多いらしい。

 僕は危なそうな時期をダンジョンで過ごし、不死身の特性を利用することでやり過ごした。

 配信で弱っていることを悟られずに活動するのが地味に大変だった。


「まあ、そんなわけで僕は迷宮人間になりました。非合法の手術なので皆さんは真似できませんし、真似しても自己責任ですのでご注意を」


『気になるけどやらねーよ』


『誰に手術してもらったんだろう』


『闇医者じゃね?』


『手術料はおいくらかな』


『どうせお高いんでしょ』


 リスナー達は早くも受け入れている。

 もう何が起きても不思議ではないと考えているようだ。


 僕はふと助手席に転がった虹田の生首を見る。

 片手を伸ばして、額を何度かノックした。


「もしもーし。起きてくださーい」


『何してんの!?』


『ブラックジョークがすぎる』


『死者の冒涜』


『やめたほうがいいよ』


 リスナーが止めるのを無視してノックを繰り返す。

 三十回を超えた辺りで、いきなり虹田の目が見開かれた。

 そして苛立った顔で怒鳴ってくる。


「しつけーよ! 死んだ人間の頭を小突くな!」


「あ、おはようございまーす」


 僕は運転しながら笑顔で挨拶する。

 虹田は憎々しそうに睨むも、それ以上は何もしてこない。

 正確には何もできないのである。


『生きてる!?!?!?!?』


『やば』


『これ迷宮人間の力なのか……???』


『不死身キャラが被っとる』


 僕はナイフを虹田の脳天に突き刺した。

 そこに魔力糸を巻き付けてバックミラーに吊るしておく。

 これで即席ストラップの完成だ。

 ただし、虹田が喚いてうるさいので、唇を魔力糸で縫って塞いだ。

 配信の音声状況を考慮してほしいものである。


「この人は死んだふりをしてました。重要な臓器を頭部に収納することで、首だけでも生きられる身体になってるんですよ。後ろからしがみついた時の感覚で分かりました」


『そんなことできるのか……』


『確か内臓の位置をずらす魔術ってあるよな』


『ここまで極端なのは知らん』


『迷宮人間の手術でついでにやったのか?』


『それを見抜く佐藤もさすがよね』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] >『誰に手術してもらったんだろう』 >『闇医者じゃね?』 この物語の表舞台には出て来ないだろうが、この執刀医もさぞかしブッ飛んだ奴なのだろう。 そして、生首状態でも生きてる虹田。……
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ