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商店街の窃盗事件

 心の初海開きと初温泉が終わり、8月から9月へと季節も変わった。

 

 最近では心もモノに捉まりながらヨタヨタと動き回るようになり正義は洗濯しながら、掃除をしながら、心の様子を見ながら毎日を過ごしていた。

 

 ただ最近。

 一度実家に行って参考書や六法全書や法律関係の本を持って帰り、もう一度勉強を始めたのである。

 

 これまで幾つかの事件に遭遇し法学部を目指して勉強してきたことが役に立ったので、やはりちゃんと勉強しようと思ったからである。

 

 正義は心を抱っこして

「一途さんのお陰で勉強する時間があるし」

 俺、頑張るからね!

「心ちゃん」

 とガッツポーズを作った。

 

 心は笑顔で

「ばーるー」

 と手をあげてキャッキャッと喜んだ。

 

 意味は分かっていないだろうが、正義は嬉しかった。

 

 その時、ノックの音が響いた。

 正義は本を置いて心を抱き上げると

「渡井さんかな」

 と言いながら扉を開け、見知らぬ青年に目を見開いた。

 

 青年は頭を下げると

「初めまして」

 神楽一途の弟の神楽各務と言います

 と告げた。

 

 一途の実弟であった。

 

 専業主夫の探偵推理

 

 神楽各務ともう一人久守冬馬を家へと招き入れた。

 神楽各務は正義よりも2歳年上の東都大学三回生で大学へ行きながら仕事もしているという忙しい身の上であった。

 

 彼は正義と心を見ると笑顔で

「一途姉さんと正義さんの子供?」

 と聞いた。

 

 正義は頷くと

「心ちゃんです」

 と告げた。

 

 心は笑顔で

「あーいー」

 と手を挙げた。

 

 返事の意味は理解しているようである。

 

 各務は心の頭を撫でると

「可愛いな」

 一途姉さんに似てる

 と笑った。

 

 正義は笑顔になると

「俺もそう思ってます」

 と答え、冷蔵庫から麦茶を二人に出した。

 

 冬馬は各務を見ると

「各務さま」

 と呼びかけた。

 

 各務は頷き、正義を見ると

「実は正義さんにお話があってきました」

 と告げた。

「一途姉さんと一度家に来ていただきたい」

 心ちゃんも一緒に

「父と会ってもらいたいんです」

 

 正義は驚いて

「え」

 と声を零した瞬間に抱っこしていた心が手をあげて

「あーいー」

 と答えた。

 

 ……。

 ……。

 

 本当に返事を覚えた心であった。

 

 正義はプッと笑って

「俺は構いませんが」

 一途さんは……

 と呟いた。

 

 一途が家族を嫌っていることは彼女の口から聞いた。

 その彼女が『家に帰る』というだろうか?

 そう思ったのである。

 

 各務は困ったように苦笑いを浮かべつつ

「何とか説得します」

 と答えた。

「姉は、家が嫌いなんです」

 俺も好きとは言えないけど兄が十三年前に亡くなって男子は俺しかいないので

「受け入れてます」

 家の全てを

 

 正義はそれに

「あの、俺は一途さんの家の事も何も知らなくて」

 と告げた。

 

 各務は目を見開いて

「え?」

 と言い

「姉から家の事とかは?」

 と聞いた。

 

 正義は首を振ると

「まったく」

 と答えた。

 

 各務は驚きながら考えこむと

「そうだったんだ」

 と言い

「俺はてっきり」

 と呟くと正義を見つめた。

「その、姉とはどういう関係で」

 

 正義は「は?」と首を傾げると

「えっと、一応、一途さんと結婚をした配偶者になると思います」

 心ちゃんも実子です

 と答えた。

 

 各務は「いや、それは戸籍を調べたのでわかってます」と言い

「姉との経緯とかを教えていただいても良いですか?」

 と聞いた。

 

 正義は「ハァ」と曖昧に返事をして全てを話した。

 予備校で誘われた合コンで一途と出会い一夜を過ごした後で心の妊娠が分かり結婚した。

 その一言に尽きる。

 

 その際に『結婚する? 私、働くの好きだから正義君が専業主夫してくれるなら養うわ』と家事育児は正義が、家計は一途が担当することになったのである。

 単純と言えば明快な話である。

 

 そして現在に至っているのだ。

 

 各務は正義の話を聞くと半分驚愕し

「マジか」

 と思わず呟いて、大きく息を吐き出した。

「まったく、姉さんは……成人なりたての正義さんになんてことを」

 

 正義はそれに

「いやいや、一途さんが悪いんじゃないんです」

 と言い

「俺、大学の試験に軒並み落ちて……自暴自棄になってて逃げたんです」

 置かれた状況から

「でも今は心ちゃんからも一途さんからも逃げたいと思っていないので」

 俺は良い出会いをしたと思ってます

 と笑って答えた。

 

 各務は笑むと

「なるほど」

 姉はもしかしたらそう言う貴方だからそうしたのかもしれない

「正義さんは深くて優しい」

 と告げた。

 

 正義は照れながら困ったように

「いや、逃げて来たし」

 と言い

「俺と心ちゃんは一途さんの家庭がどんな家庭でもちゃんと受け止められるので宜しくお願いします」

 と頭を下げた。

 

 各務も頭をさげて

「こちらこそ、ありがとうございます」

 と答えて立ち去った。

 

 一途を説得してから日付けを決めるということであった。

 

 正義は彼を見送り心に

「心ちゃん、お母さんのお家に今度お邪魔しようね」

 と告げた。

 

 そして、戸を閉めてグラスを洗っている最中に再びノックの音が響いた。

 正義は取り敢えず洗い上げすると慌てて玄関に出て目を見開いた。

 

「今度は本当に渡井さんだ」

 と心で言い

「渡井さん、おはようございます」

 と答えた。

 

 渡井静子は「ごめんなさいね」と言い

「実はまた相談があって」

 と告げた。

 

 これまで色々遭遇した事件の殆どが彼女経由である。

 が、それ以上に彼女には何かとお世話になっているので正義は

「はい、どうぞ」

 と中へと誘った。

 

 台所では心が這い這いして正義の後を追いかけており、静子を見ると

「あーいー」

 と笑顔で返事した。

 

 静子は心を抱き上げると

「いつも元気ね、心ちゃんは」

 と笑いかけた。

 

 心は手を上げると

「はーいー」

 と答えた。

 

 正義は彼女に

「心ちゃん、ちゃんとお返事理解しているんです」

 と言い

「麦茶で良いですか?」

 と冷蔵庫から麦茶のポットを出した。

 

 静子はテーブルに座り

「気を遣わせて悪いわね」

 と言い、心を抱きながら

「実はここのところ商店街の方で窃盗事件が起きていたんだけど」

 犯人が捕まらなくてね

「何時も腕時計の電池を入れ替えてもらっている時計屋さんから相談を受けたのよ」

 時計屋さんも二日前に入られて大切な時計を盗まれてしまったんですって

「それで……犯人を捕まえる方法が無いかと思って」

 と告げた。

 

 正義はう~んと考えながら

「お力になれるかどうかわかりませんが」

 お話を聞いて考えるくらいはできます

 と答えた。

 

 静子は頷いて

「ありがとう」

 無理なら無理で仕方ないから

「ごめんなさいね」

 と告げた。

 

 正義は心を乳母車に乗せて、静子と共に三ノ輪駅から少し入ったところにある町内商店街へと訪れた。

 

 公営団地が近くにあるので昼間は盛況なのだ。

 

 静子は商店街代表の果物屋の松村太蔵のところへ正義を案内した。

 太蔵は「おお」というと

「君が公団の宝石強盗事件やひき逃げ事件を解決した名探偵さんか」

 と言い

「交番のお巡りさんにお願いして巡回してもらっているんだが……中々難しくてな」

 よろしくお願いする

 と告げた。

 

 正義は困ったように

「お力になれれば幸いですけど」

 と言い

「その詳しくお話聞いても良いですか?」

 と告げた。

 

 太蔵は大きく頷いて

「実は一か月ほど前くらいからなんだが」

 最初はこの奥の服屋さんがやられてね

「被害届を出して防犯カメラにも逃げていく姿が写っていてその捜索と一緒にお店の幾つかは人が居なくなるから交番のお巡りさんに巡回をしてほしいと頼んだんだ」

 お巡りさんはちゃんと巡回してくれているんだが

「玩具屋も時計屋もうちも被害にあってね」

 減らないんだよ

 と告げた。

 

 正義は少し考えて

「あの最初は防犯カメラに映っていたんですよね」

 逃げていく姿が

 と聞いた。

 

 太蔵は頷いて

「そうなんだ」

 と言い

「それがその後からは全く写ってないんだ」

 と告げた。

「幽霊じゃあるまいしとは思うんだが」

 

 正義は悩みながら

「そうですよね」

 と言い

「防犯カメラは何処の?」

 と聞いた。

 

 太蔵は店にいた妻に

「悪い、ちょっと頼む」

 というと正義と静子を連れて商店街の入口辺りにあるコンビニへと向かった。

 

 唯一コンビニに防犯カメラがあり、太蔵はコンビニの店員に

「悪い、優作くん」

 カメラの映像みせてもらえるか?

 と聞いた。

 

 店員の青年は頷いて

「はい、こちらへ」

 と奥のスタッフルームへと案内した。

 

 正義はそこで太蔵の頼みで残していた窃盗事件があった一ヵ月の映像を見せてもらったのである。

 

 確かに日曜日以外の毎日巡回があり、その姿は写っているが他に怪しい人物の姿はなかった。

 

 正義はそれを見て

「ちゃんと日曜以外交代で巡回してくれているんですね」

 と言い、時折、走っていく車も見つめた。

 

 静子はそれを見て

「商店街の西側には防犯カメラないの?」

 と聞いた。

 

 太蔵はそれに

「一週間前に付けたんだが」

 それにも写ってなくてな

「一週間分だが……うちで撮ってるからみるか?」

 と聞いた。

 

 正義は頷いて

「はい」

 と告げた。

 

 三人は太蔵の果物屋へと戻り西側のカメラの映像を見た。

 そこにも時折通り抜けていく車やお巡りさんの姿が映っていた。

 

 正義はそれを見つめ

「あの」

 というと

「例えば……曜日が偏ったりしてませんか?」

 と聞いた。

 

 太蔵と静子は正義を見た。

 太蔵はそれに腕を組んで考えながら

「最初の服屋は土曜日でその次が金曜日だったな」

 それから火曜日でそれで金曜日に俺のところで

「で、次が火曜日……に」

 と言いながら

「ああ、確かに火曜日と金曜日が多いな」

 と告げた。

「時計屋さんも二日前の火曜日だった」

 

 正義はそれに

「じゃあ、金曜日に待ち伏せしましょう」

 と告げた。

 

 太蔵と静子は

「「ええ?」」

 と驚いた。

 太蔵は驚きながら

「しかし、変な奴は写ってないぞ」

 と告げた。

 

 正義は笑むと太蔵の映像を見ながら

「犯人はわかりました」

 と答えたのである。

「明日の金曜日の夜の10時に……あと入られていないのは何処ですか?」

 

 それに太蔵は考えながら

「水野さんところのスポーツ用品店と片瀬さんところのイタリア料理店と木津さんのうどん屋と嘉村さんところの骨とう品屋もです」

 と告げた。

 

 正義は笑顔で

「じゃあ、スポーツ用品店と骨とう品屋にそれぞれ一人ずつと」

 後は隠れて見張りましょう

 と告げた。

 

 その夜、一途は帰宅すると玄関に迎えに来た正義に

「今日、各務が来たんでしょ?」

 と開口一番そう告げた。

 

 正義は頷いて

「各務さん、一途さんの家に来て欲しいって言っていた」

 と言い

「俺と心は良いと答えておいたけど」

 一途さんが嫌なら俺は行かないけど

 と答えた。

 

 心は手を上げると

「はーいー」

 と告げた。

 

 一途は心を一瞥して

「少し……考えさせて」

 というと

「お風呂入るわ」

 と立ち去った。

 

 正義は一途を見送り、心をギュッと抱きしめた。

「んー、言って欲しいなぁと思うけど」

 待つしかないよね

 

 心は正義を見ると笑顔で

「はーいー」

 と答えた。

 

 正義はそれに笑顔で

「心ちゃんはYesマンだね」

 でも今は嬉しいよ

 とギュウギュウと抱きしめた。

 

 一途はシャワーを浴びながら

「言わないと、いけないかな」

 と呟いた。

「家に行くなら……どんな家かも言わないといけないよね」

 

 目を細めて降り注ぐ湯を見つめた。

 

 翌日、正義は一途が帰ると

「一途さん、窃盗犯捕まえに行かないといけないから……今から出掛けるけど良いかな?」

 と告げた。

 

 一途は目を瞬かせると

「窃盗犯?」

 と聞き返した。

 

 正義は頷いて

「三ノ輪町の商店街に一か月前くらいから窃盗犯が現れて」

 今日も来るはずなんだ

「それで捕まえに」

 と告げた。

 

 一途は驚きながら

「そう、なの」

 良いわよ

 と答えた。

 

 正義は笑顔で

「ありがとう」

 と答え、眠そうにクタクタしている心を抱き上げた。

 

 一途はそれを見ると

「良いわよ、寝かしつけていってくれるなら」

 起きて泣いたら困るでしょ

 と告げた。

 

 正義は一途を見て

「いいの?」

 と聞いた。

 

 一途は視線を逸らせながら

「良いわよ」

 と答えた。

 

 正義は心をベッドに寝かせると耳たぶを優しく擦った。

 心は欠伸をするとクタッと寝た。

 

 一途はそれを見て

「凄いわね」

 と呟いた。

 

 正義はそれに小声で

「教えてもらったんだ」

 こうやって耳たぶを優しく擦ると眠るんだ

 と告げた。

 

 そして、懐中電灯を持つと部屋を出てアパートの前で待っていた静子と共に商店街へと向かった。

 

 太蔵には交番には知らせないように頼み、代わりに渡井静子の甥っ子の武と部下の久守晴馬に来てもらったのである。

 

 全員で合流すると正義は時計を見て

「巡回は10時ごろだよね」

 防犯カメラを見ていたらそうだったけど

 と告げた。

「じゃあ、俺と太蔵さんはスポーツ用品店で武さんと久守さんは骨とう品店で全体を見渡せそうなところは渡井さんと他の人で西側と東側に分かれてお願いします」

 

 そう言って別れた。

 

 配置について10時になると正義と太蔵はスポーツ用品店の中で隠れていた。

 水野さんから鍵を借りていたのである。

 

 警察官が自転車に乗って何時ものように東側から商店街に入った。

 何時も通りである。

 その直後、スポーツ用品店のシャッターが上がり、扉が割られた。

 

 太蔵は息をのんで小声で

「……神楽、さん」

 と呟いた。

 

 正義は頷いて

「武さんに電話をお願いします」

 と告げた。

 

 そして、中に人が入ってくるのを確認して電灯が点くと同時に立ち上がり

「やっぱり! 偽警察官!!」

 と巡回警官の制服を着た人物に飛びかかった。

 

 偽警官は驚いて

「くそっ」

 と殴り掛かった。

 が、それを太蔵が腕を掴んで押し倒した。

「俺はこれでも格闘技を習っているんだ」

 

 正義は駆けつけた武を見て

「この人が犯人です」

 と言い、車が止まるのを見ると

「それから、あの車が窃盗したものを運んでいたんです!」

 と指をさした。

 

 武は止まった車から出ようとした男を捕まえると

「窃盗の現行犯で逮捕する!」

 と手錠をかけた。

 

 窃盗犯の二人はがっくり崩れ落ちた。

 

 巡回しない曜日を調べてその間の日に偽巡回警官に成りすまして窃盗を繰り返していたのである。

 その手を他の商店街でもしていたのである。

 

 武は犯人を逮捕し正義に

「何故、気付いたんだ?」

 車のことも

 と聞いた。

 

 正義は笑顔で

「巡回している警官が3人いて交代していて、窃盗のあった曜日が偏っていてその日だけ警察官が東側から西側に抜けるのに凄く時間がかかっていたってことに気付いたから」

 と告げた。

「ただ盗んだものをどうしたのかと考えたら、その時間の掛かった日にはいつも同じ黒のセダンが通っていたから」

 そうかなぁと思ったんだ

 

 晴馬は静かに笑むと

「なるほど、さすがですね」

 と告げた。

「貴方は注意深く冷静にイレギュラーを見れる探偵の目を持っている」

 

 正義は驚いて

「あ、いや」

 そんな気がしただけで

 と答えた。

 

 武は笑みを浮かべて

「だが助かった」

 他にも余罪が出るだろう

 と答え。犯人を連れて立ち去った。

 

 一件落着である。

 窃盗犯が捕まり安堵して正義が家に帰ると一途が玄関に現れ

「おかえりなさい」

 と笑み

「その顔、ちゃんと掴まえられたみたいね」

 と告げた。

 

 正義は頷き

「ん、盗まれたモノも返ると思うから掴まえられて良かった」

 と答えた。

「心ちゃん、起きなかった?」

 ごめんね、ありがとう

 

 一途は微笑み

「心は眠っているわ」

 と言い、正義の手を掴むと

「少し待って」

 家の事を話すわ

「そして家に行きましょう」

 でももう少しだけ時間を頂戴

 と告げた。

 

 正義は一途の手を握り返して

「一途さんの心の準備が出来たらで良いよ」

 と言い

「待ってるから」

 大丈夫

 と笑んだ。

 

 一途はそれを聞き

「ありがとう」

 と答え、二人で台所へと戻った。

 

 数日後、窃盗犯が盗んだものを裏で買い取っていた中古品店から時計屋から盗まれた時計が見つかり無事に返却され、盗品と知って裏から買い取っていた中古品店の店主もまた捕まり余罪を追及されることになったのである。

 

 一途の方も正義に家の事を話し、10月28日に父親に会ってもらうことに決めたのである。

 正義と心と一途の生活も大きく変わり出そうとしていた。

最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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