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無題  作者: 絶命志願者
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世界に一つだけの私の物語。

思えばあの日から私は全て間違えていたのかもしれない。



産まれてきたあの日から。

私がこの世に存在したあの日は晴れだっただろうか、それとも雨だっただろうか。

冬だったから雪が降り始めていたかもしれない。

いやそんなことはどうでもいい。

全ては私が生まれてきた、それが全ての物語の始まりで私の人生の終わりだ。




この物語は今を生きる全ての人に捧げる

私の人生の嘘のような、本当のお話しだ。





この話が完成する頃に私はいないかもしれないが、

世界のどこかにいるあなたに届きますように。


産まれてきたのが全ての始まりで終わりで間違いだ。


そう思ってしまうのは誰のせいか、私のせいか

神様のせいか。それとも誰も悪くないのだろうか。

何もわからない。いや、分かりたくない。


知らないふり見て見ぬふりをして生きていくのが果たしていいのか、分からないがもう私は二度とこの世に産まれたくないと思った。


思っていた。


君に出会うまでは。






始まりはあの日かな。

私があいつの子どもに産まれてきたこと。

この世に足を踏み入れたこと。


「なんで何回言ってもわかんないの?」

あぁ、まただ。

ものが飛んでくる。


もはや涙は出ない。

ヒステリックな母はいつも私に怒っているな。


「ご、ご、ごめんなさい」

あぁ、声が出ずらい。

私は何に謝ってるの?


「どもるな!!!!!!」

私の全てが気に入らないんだね。


「ごめんなさい、ごめんなさい、、」

ひとつ、またひとつ増えた痣。

傷ついてももう泣けないなどうしよう。




今日怒られたことをまたノートに書く。

何回同じことで言われたのかな、私が悪いのかな?






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