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それいけアセリア探検隊②

 海岸洞窟。

 一部の有名観光地などでよく聞く存在だ。


 たとえば伊良部島の、「青の洞窟」などが有名だ。

 シュノーケルツアーなどで泳いで入るこの洞窟は、中に入ってから入り口を見ると、驚くくらい鮮やかな青い光を放っている。

 VR旅行でしか見た事が無いが、自然が作り出す光景の美しさには息をのんだものだ。

 いつか本物を見に行ってみたいものである。


 他にも南イタリアのアマルフィ海岸にある「エメラルドの洞窟」など、海岸の洞窟は有名どころが多い。


 よって半分海に沈んだ特定環境下にある海岸洞窟は、観光スポットとして期待が出来る。

 今はまだ庶民の観光など期待できないが、時代が現代に近付くにつれ、いずれは観光資源の保護もやっていかねばなるまい。

 ただ泳ぐだけの島では産業が先細りになってしまうのだ。



「くらいのー」

「ほら。ランタンを持って。熱いから気を付けろよ」

「はーい!」


 発見者のアセリアを連れ、洞窟探検にやってきた俺たち。

 言われた場所を確認してみると、どういう理屈化は知らないけど海水が完全になくなるポイントがあり、そこに洞窟の入り口が見えた。

 ありがたい事に、歩いて入ることが出来そうだ。


 ただし、初日から洞窟に入るという危険な真似はしない。


「探検できそうな時間を調べないとな」

「入らないの?」

「今日は、ダメ」

「えー!」


 潮の満ち引き、それがどのように関わり洞窟がどうやって入り口が見えるようになるのか?

 探検使える時間はどれぐらいか?


 そういった調査をしないと、洞窟の中に入っている間に水で出入り口を塞がれ、出れなくなってしまう可能性がある。

 海外ではそうやって閉じ込められて軍隊か何かに救助された観光客グループがいたと聞いた事がある。

 慎重に慎重を重ねないと、大惨事になってしまうのだ。



 俺たちは不満そうに顔を膨らませるアセリアを宥めつつ、洞窟の調査を外から行うのだった。

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