5月2日(金)-⑦-
この話は恋人編の直後であり、逆・恋心編に繋がる話になります。
The Connection-Re:Love-
「じゃあ、これで決定だな、栞」
「うん! 明日からの連休が楽しみだなぁ」
栞の家でゴールデンウィークの予定を話し合い、2人でどのように過ごすのかが決まった。まさか、高校生になってから初めて迎えるゴールデンウィークまでに、恋人ができるとは思わなかったな。
全てはあの日、あの電車で栞と出会ったことから始まった。
あの電車に乗っていなければ、栞と出会うことができなかったし。それだけでも相当な運命なんだと思う。まさか、栞と恋人として付き合えるなんて。出会ったときには想像できなかった。願望はあったけれど。
「……そういえば」
「悠介君、どうかしたの?」
「いや、僕と電車で出会ってから付き合い始めるまでの栞の話って、あまり聞いたことなかったなと思って」
僕と同じタイミングで一目惚れをしたのは知っているけれど。電車の中で僕とごしている中、栞がどんなことを考えて、どんなことを思っていたのか知りたい。
「確かに、付き合うまでの話を悠介君にはあまり話していなかったね」
「そうだよな。だから、結構気になっていて」
僕がそう言うと、栞は頬を赤くする。
「どこから話せばいいかな。ちょっと恥ずかしいな……」
付き合い始めるまでのことを思い出して、僕に話すのは照れくさいのかも。僕も栞と同じ立場だったら気恥ずかしくなる。大胆なことを訊いてしまったのかもしれない。
「突然こんなことを訊いちゃってごめんね。また話せるときでも……」
「ううん、大丈夫だよ。ただ、色々と思い出したら恥ずかしくなってきただけ」
「そっか」
栞は話し始めた。電車で僕と出会ってから、付き合い出すまでの出来事を。あの日々の中で栞は何を考え、どんな想いを抱いたのか。
The Connection-Re:Love- おわり
逆・恋心編に続く。
次の話から逆・恋心編となります。




