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冠を抱きし者  作者: 藍雨
序章
2/25

母の死

影の季節、翡翠ひすいつき、一の週のある朝のこと


病に伏していた母が亡くなった


悲しみを乗り越えた時には、瑪瑙めのうの月も過ぎ、瑠璃るりの月になっていた


瑠璃の月、一の週、一の日


僕は何も言わず、書置きも残さずに村を出た



旅をしているといつの間にか玻璃はりの月になり


僕は目的地の王都に着いた



そして、王都で暮らし始めて一月、王都での生活に慣れ始めたころ


新しい年の光の季節、蘇芳すおうの月を迎えた。



そして、それは同時に僕が数え年で十五歳になった事を


子供でいられるのが今年で最後だという事を


僕に教えてくれた



この時、僕はまだ何も知らなかった


そう本当に何も


今まで僕の中で普通だと思っていた事が覆されることも


そして母が何者であったのかも知らなかった


まして、僕自身が何者なのかさえも知らなかったのだから


それは当然だったのかもしれない。



―今ではもう母の死それが始まりだったのか


僕の誕生が始まりだったのか判らないけど


そこからすべては始まったのだ―





.

これからゆっくりですが書きあげたいと思います

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