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ストーカー  作者: Mr.M
三章 長月

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45/94

第45話 『1.20 青いビキニとTバック』

『シュガー&ソルト』を出ると

日はすっかり沈んでいた。


僕は家の前で僅かに躊躇った。

合鍵のことを考えると

今この時が最も気が抜けない瞬間だった。

中で犯人が待ち構えていて、

ドアを開けた瞬間にグサり・・

という可能性だって否定できない。

僕はそっとドアを開けた。

静かだった。

誰もいない。

部屋にあがると僕はすぐにテレビを点けた。

そして

思いのほか大きいテレビの音量に驚いた。

それから僕は鍵の紛失の件を調べるために、

仕事場へ移動してパソコンの電源を入れた。

記憶を頼りに今年の1月のページを開く。

その中で午前中に予約が2件入っていて

2件目が柏木の日。


あった。


1月21日。木曜日。


この日で間違いない。

しかし。

柏木には第1の殺人事件の時のアリバイがある。

すなわちそれは

柏木は殺人犯ではないということで、

盗聴器を仕掛けた人物でもないことになる。

盗聴器を仕掛けた人物が殺人犯であることに

疑いの余地はない。

だが。

鍵の紛失と盗聴器に

因果関係があるのかはわからない。

ふいに部屋の方から

番組のタイトルを叫ぶ濁声が聞こえてきた。

その時。

予約名簿の中に安倍瑠璃の名前を見つけた。

彼女の名前を見ただけで僕の心は騒ついた。

1月の彼女の来店は1度だけだったようだ。

1月20日。水曜日。

その日最後の客だった。

僕は予約名簿を閉じて、

代わりにDドライブの中の

『R.A』という名のフォルダを開いた。

そのフォルダの中には

いくつもの動画ファイルが入っていた。

僕はそのうちの1つ

『1.20 青いビキニとTバック』

というタイトルの動画を再生した。

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