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ストーカー  作者: Mr.M
一章 文月

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第10話 満月の呪縛

人は欲望に抗えない。


日が沈み、

夜の帳が下りると、

僕の中の醜い何かが顔を覗かせた。


21時を過ぎてから僕は家を出た。

車に乗ってエンジンをかけた。


肉眼ではすでに満月に見える月が

東南の空にその姿を堂々と見せていた。

そういえば1か月前の夜も

満月だったことを思い出した。

満月の夜には犯罪が増える

ということを聞いたことがある。

それならば自分のこの行動も、

歪んだ心が原因ではなく、

満月の呪縛から逃れられない

自然の摂理なのかもしれない。


今回も事前の下調べはしていない。

この油断がいずれ僕自身を

破滅に追いやるかもしれない。

それでも。

細心の注意を払っていれば

大丈夫と高を括っているから、

結局のところ改善するつもりがないのだ。

実際、

この習慣に変えてからも

今のところ何の問題も起きてはいない。

それに下調べをすることにも

多少のデメリットはある。

下調べの段階で目撃される可能性がある。

どちらにしても。

メリットとデメリットがあるならば、

手間のかからない方を選ぶのは

当然のことだ。

人は楽な方に流される生き物だ。

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