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今からこの学園を支配する  作者: 総督琉
第一巻『青の陰謀』編
6/15

第五話「消え行く命を晒して」

 第二試合が始まるまでのインターバル。

 日向は目を閉じる。

 思考をしているのではなく、ただ呼吸をしているだけ。

 第一試合は奪われた。

 もし第二試合も負ければ、自分の死が決定する。

 その状況で冷静になれる者などいない。


『ステージを選択してください』


 日向の心は折れたはず。

 だから鬼椿は日下にステージ選択をさせ、徹底的に日向の心を折ろうとしていた。

 鬼椿が日下に指示をしたステージは先ほどと同じ『百鬼界』。

 鬼椿は勝利を確信しつつ、ステージ選択の結果を待つ。


『ステージ選択が完了しました。日向大和・日下朝ペアが選択したステージは──』


 鬼椿は愉悦に浸る。

 ──はずだった。


『予言の星・九醒(きゅうせい)地方』


「……はっ!?」

 鬼椿は選択されたステージに思わず声を漏らす。

 選択されるはずだったのは『百鬼界』。

 だが今選択されたのは『予言の星』。

 鬼椿はその世界を知っているが、ただそれだけ。

 なぜ鬼椿がそのステージを知っているのか。

 それは、『予言の星』が三輪の生まれ故郷だからである。つまり、日向の生まれた場所でもある。

 既にステージへの移動が始まり、鬼椿と椿女は周囲に高層ビルが建ち並ぶ道路の真ん中に立っていた。

「まさか、日下が裏切ったのか」

 椿女は頭の中に真っ先に浮かんだ疑念を呟く。

「いや、それは違うな」

 鬼椿には確信はなかったが、そう思うに至る理由はあった。

「このステージが選ばれたのは、ステージ選択が始まってすぐだった。つまり先に日下に選ばれる前に、日向はステージ選択を急いで済ませた」

 ステージは三百以上ある。それらの中から一つ選ぶには相当な時間がかかる。

 だが最初から決めていたのなら別だ。

 アマレイズは全てを読み取る。心の中でさえも。

 だから日向がこれほどの速さでステージ選択をしたということは、最初から決めていたということしかあり得ない。

「だが日向の心は折れたはず」

「そのはずだ。だが──」

 鬼椿は心の奥底でわき上がる感情に気づいた。

「なるほどな。もしかしたら、日下の裏切りも、次もまた同じステージを選ぶことも、あいつは全部読んでいたのかもな」

「そうだとすれば……」

「日向はまだ死んでいない」

 自分に傷をつけた相手がこんな簡単に死んで良いはずがない。

 鬼椿は、消え失せていたはずの日向への興味が少しずつわき上がっていることに気づいた。

「ああそうか。だよな。こんなところでお前は死なないよな」

 今にも千切れそうな命の糸。

 それに縋り、日向は這い上がろうとしている。

「椿女、全力で叩き潰すぞ」

 鬼椿の胸の高鳴りは加速する。

 椿女は日向を舐めていたが、評価を変えるしかない。

 日向はこちらにも読めない策を使ってくるかもしれないと。

『これより、ダブルデュエル第二試合を開始します』

 しばらく待っても勝利報告は上がってこない。

 少なからず、日向は初手から日下に殺されなかったようだ。

「さすがに同じ手は食わない」

 生きる気力を失っていれば、日下の攻撃を甘んじて受け入れただろう。

 だが今は違う。

 日向の心は折れていない。

 鬼椿は抜刀し、近くの自動車を数台切り刻む。

 背後で爆発を上げながら、鬼椿は日向との戦線に突撃する。



 1



 第二試合が始まってから三十分が経過した。

 鬼椿と椿女は別々に行動し、日向と日下を捜索していた。

 椿女は十分おきにテレパシーで鬼椿に情報を送る。

「第三区画も見つからなかった」

 鬼椿はマップを縦横四マスずつに分割して番号をつけ、それぞれ捜索する区画を分担していた。

 椿女は既に三つの区画を捜索したが、二人の姿は見つけられなかった。

 椿女からのテレパシーを受け、鬼椿は少し冷や汗をかく。

 このステージの恐ろしいところは、ステージの至るところに高層ビルが建ち並び、そのビルのほとんどに入ることができるということ。しかもビルの中には書類やデスク、他にも食品や武器などがある。

 あくまでも椿女と鬼椿はビルの中には入らず、道路を走って捜索をしていた。だが相手が戦わず逃げることだけを考えていれば、このステージはとても簡単なステージである。

「ちっ。そういうことか」

 鬼椿の脳裏にはある疑念が過る。

 日向はこのまま逃げることだけに意識を傾け、戦いを完全に放棄した。

 もしそれが正しかった場合、鬼椿はこの仮想空間に永遠に囚われることになる。

 だがそうはならない可能性も鬼椿は考慮していた。

 この選別の期限は十日間。もし十日を過ぎても戦闘を継続していた場合、どちらのペアも魔王の生け贄になるのではないか。

 明言はされていないが、否定もされていない。仮想空間での戦闘が永遠に長引くことを、アマレイズが許容しないことを鬼椿は直感で理解している。

 だが必ずしもそうとは限らない。だが規定のルールの範囲内で決着をつける必要があると鬼椿は感じている。自分へ降りかかる危険はほんのわずかでも排除しなければいけない。

 いずれにせよ、日向は自滅覚悟なのだ。

 だが日向が生き残る可能性も残っている。それはこの長引き続ける戦いにしびれを切らし、鬼椿と椿女が自ら死を受け入れること。

 既に一勝している以上、鬼椿はここで負けても魔王の生け贄になることはない。

 だが──


 鬼椿は日向に戦う意思があるのだと信じたかった。

 それを信じて鬼椿は捜索を続行する。

 だが、更に一時間捜索しても、日向と日下は見当たらなかった。



 2



 戦いが始まってから二時間が経過した。

 椿女はテレパシーで鬼椿に集合場所を伝達し、そこで鬼椿と落ち合った。

 合流した二人はずっと走り続けていたためか、それとも事態の深刻さに気づいたか、汗を流している。

「どうしますか。おそらく日向は……」

「どうしようもない。相手がこのステージを選んだ時点で、俺たちに勝ち目はない」

 椿女もそれを理解している。

 だが、日向が今実行している作戦は、鬼椿に傷をつけた過去を持つほどの実力を持つ者が実行する作戦ではない。

 ただの逃げ。

 逃げて問題を先送りにし、時間が問題を解決してくれることを願っているだけ。

 この作戦のどこに、鬼椿を上回るだけの策があろうか。

 椿女は不満を抱きながらも、口にはしなかった。

「まだ勝つ方法があるなら、ビルを一つ一つ捜索するってやり方だ」

「もうその方法しかありませんね」

 だがそれには多大な労力がかかる。

 ただでさえ大きなビルだ。それを一つ一つ捜索するとなると、一日や二日あっても簡単には終わらない。それに捜索をしている間に隠れている場所を移動されれば、見つけられる可能性は皆無となる。

 椿女は止めるべきだと思ったが、他に案が思いつかない。代わりに提案できる作戦がない以上、勝つためにはそれしかない。

 どのビルから捜索するか話し合おうと重い腰を上げ──


 ガラスの割れる音がする。

 二人は勢いよく音のした方向へ顔を向ける。

「どうして……」

「あいつ……どういうつもりだ」

 二人の視線の先、高層ビルの十五メートル上辺り、割れたガラスの合間から、日向が姿を現した。

「わざわざ姿を現して、どういうつもりだ」

 一度姿を見せて、逃げきれると思っているのか。

 そんな意味合いを込めて、鬼椿は言い放つ。

 日向は刀を振るってガラス片を撒き散らし、

「戦いに来たんだ」

「戦う? 俺たちに勝てると思っているのか。ただでさえ二対一、いや、日下もいれれば三対一だ」

「日下朝か」

 その名前を、やけに他人行儀なトーンで呟く。

 鬼椿は日向の右手を見て、わずかに戦慄する。

 右手に構える刀には、血がべっとりと付着していた。

「まさか……」

「日下朝なら、既に殺した」

 そんな言葉を、躊躇いもなく言葉にする。

「だからここからは、二対一だ」

 鬼椿は全身が震えるのを感じ取っていた。

 たとえ裏切った相手であろうと、たとえ仮想空間であろうと、親しい人を殺すことには誰だって抵抗がある。

 だが日向は殺した。その口ぶりから、躊躇いなく。

「武者震い……。いや、恐怖している。俺は日向大和という人物を恐れている」

 思わず言葉にしてしまうほどの何かが、日向にはあった。

 純粋な力の勝負であれば勝つのは絶対鬼椿だ。

 だが今は、この戦いは、策を巡らす小細工ありの戦い。

 かつて傷をつけた男は、今なら自分を殺すのではないか。

 そんな予感がする。

 先ほどまで日向を侮っていた椿女でさえ、日向の不気味さに恐怖を覚えるほど。


 今の日向なら鬼椿さえも倒してしまうのではないか。

 そう思えてしまう。


「始めようか、鬼椿。この長い戦いに終止符を打つために」


 そして三人は火花を散らす。



 3



 ビルに突入する鬼椿と椿女。

 鬼椿が先陣を切り、椿女が後ろからベッタリとついていく。

 しばらくして日向がいたはずの階にまで上ったが、そこに日向はいなかった。

 椿女は感知魔法を使って常に十メートル以内のサーチを行っていたが、すれ違ってはいない。

「既に上に上がったか、それとも……」

 突如天井が斬れ、頭上から日向が刀を振るって現れる。

 真下にいたのは椿女。即座に鬼椿が椿女を突き飛ばし、ギリギリのところで刀で受け止める。

「やっとまた戦えるな。日向」

「できればお前との戦いは避けたかったんだがな」

 鬼椿は腕力で刀を振り切り、宙を舞う日向は一回転して着地する。

「椿女、サーチは平面ではなく立体で行え。日向は正面からは戦ってこない」

「分かりました」

 椿女は感知魔法を立体で発動し、小太刀を両手に構える。

 椿女が受け身の体勢をとり、鬼椿が踏み込む。

 鬼椿が日向へ迫ろうとした矢先、日向は階段目掛けて走り、上の階へと逃げる。

「……はっ?」

「椿女、お前は階段から追え」

「鬼椿様は……」

 答えるまでもなく、鬼椿は先ほど日向が開けた天井の穴から上階へ上がる。

 椿女は、鬼椿が日向を挟み撃ちしようとしているのだと察知し、すぐに階段へ向かう。

 が、階段を上がって折り返した先、日向が刀を振り下ろす。椿女は感知魔法で既に分かっていたため、小太刀で攻撃を防ぐ。

「やっぱ奇襲は難しそうだな」

「奇襲が通じなきゃ私には勝てないか」

 椿女が素早く振るう小太刀は、まるでつばめが高速で飛び交っているようだ。

 日向はすぐに下がるが、背後から鬼椿が迫っているのに気づく。

「ちっ」

 身体を捻って刀をかわしたが、左腕をかすっていた。わずかな切り傷。

 日向は攻撃をかわして更に階段を駆け上がる。

 鬼椿と椿女も階段を駆け上がって後を追う。

「日向は常に奇襲を狙っている。常に二対一の状況は避け、一対一になった状況を狙ってくる。だからこちらが常に離れず行動していれば日向のつけ入る隙はない」

「分かりました。しかしそれで相手が攻めてこなければ、先ほどのように一対一の状況をあえて作った上で挟み撃ちにする方法をとることもすべきだと思います」

「いや、その必要はない。このままじわじわと追い込んでいけば、日向は確実に倒せる。リスクをとってまで戦う必要はない」

 鬼椿は階段を駆け上がりながら、日向には聞こえないような声量で作戦を話す。

 日向は一階分上がるごとに後ろを見て隙がないかを確認するが、鬼椿と椿女は離れずに行動を共にしている。

 日向の怪訝な表情を見て、鬼椿は自分の策が日向の勝機を減らしていると確信した。

「そろそろこちらも仕掛けるぞ」

 鬼椿は合図を出す。

 その瞬間、椿女は小太刀に火を纏わせる。

 日向は椿女の行動に気付き、すぐさま振り返り、階段下にいる二人に身体を向けた。

 直後、椿女は小太刀を振るった。

「『燕火炎(つばめがえん)』」

 小太刀から繰り出された火炎が、羽を広げて飛んでいるつばめのような形状で日向に放たれた。

 かわすには距離が近すぎた。

 刀で必死に受け止める。しかし火炎は刀にぶつかると不安定に弾け、頬や手に高温が伝わる。

 火炎を刀で斬り飛ばしたが、目の前に鬼椿の姿はなかった。足音だけが聞こえる。

 後ろか、上か、どこへ視線を向けても鬼椿の姿は見つけられない。

 それは日向が魔法戦の講義が始まる前、会場で見た鬼椿の高速移動。残像すら見えない高速移動に、日向は足を止めることしかできない。

 迫る足音。

 直感をたよりに振り返って刀を盾にする日向。直感は当たり、刀に鬼椿の刀が激突する。

「まさか防がれたか」

 鬼椿の剣圧を浴び、日向は徐々に後ろへと下がっていく。その背を、椿女が狙う。

 回避はできない。

 椿女は確信する。

 必殺の一撃が繰り出される。

 日向は刀を片手で持ち、もう片方の手を懐に忍ばせる。何か仕掛けてくる危険もあったが、今以上に絶好の機会はない。

 鬼椿は果敢に攻め、日向の刀が砕ける。そこへ追い討ちをかけるように鬼椿は刀を振り下ろす。渾身の一撃。

 その瞬間、鬼椿は見た。

「……笑っ…………た?」

 鬼椿の刀が日向の左肩を捉えると同時、日向の左手から瓶が飛び出し、蓋の空いた瓶から中身がこぼれる。鬼椿は刀に勢いを乗せていたため、避けられない。

 即座に顔を腕で覆ったが、胴体にはびっしり謎の液体がかかった。

 これは一体……。

 考える間もなく、日向は第二の攻撃に移ろうとしていた。一旦距離を取ろうとしたところで、鬼椿は気づく。

 鬼椿の右手首が日向の左手によって握られていた。左肩に深傷を負ったはずの日向だが、その手の力は簡単には振りほどけないほど強固だった。

「なんて執念……」

 日向は右拳に火炎を纏わせ、力強く踏み込む。

「『火拳槌(カグヅチ)』」

 燃え盛る右ストレートは容赦なく鬼椿の胴体に直撃した。腹部に走る激痛とともに、身体に付着した液体に沿って炎が広がる。

「がっ……」

 鬼椿は燃えながら床に転がる。立ち上がろうにも、千鳥足になって全身にまとわりつく炎に苦しむ。

 鬼椿は倒した。だが……

 背後から迫りつつあった椿女の刃が、日向の背に交差する火炎の斬撃を与える。直前で身体を捻ろうとしたが、間に合わず背を深くえぐられる。

 椿女は更に追い討ちをかけるように小太刀を大振りに。

 日向は火炎を纏わせた握りこぶしを振り上げる。椿女は即座に攻撃は中断し、一度回避してから攻撃に出ることにした。

 だが、椿女は直後に大きく目を見開き、小太刀を震わす一撃を受けることに。

「ここに来て……」

 日向の燃える手には刀が握られていた。

 椿女が先ほど鬼椿に浴びせたようなストレートが炸裂すると思い、拳が届かない程度に距離をとった。

 しかし刀の間合いではあった。

 直前で生成された刀。生成速度は一秒。

 ただ小太刀で防ぐことしか許されず、その小太刀越しに伝わる衝撃が椿女の体勢を大きく崩した。すぐに腕を思うように動かすことができず、そこへ日向は刀を容赦なく振り下ろす。

「これが……」

 刀が振り下ろされる直前、椿女は目に焼きついた。

「…………日向」

 躊躇なく刀は振るわれ、椿女は右肩から左腰にかけて深い傷が刻まれる。

 椿女はその場に倒れ、後はとどめを刺すだけ。

 だが日向は目を見開いて振り返る。

 背後には、身体の所々に火傷を負った鬼椿が狂喜的な笑みを浮かべて立ち上がっていた。

「まだ立つか」

「勝つのは、俺だ」

 鬼椿の火傷の少なさ。

 それを見て日向は確信する。

 鬼椿は対火属性魔法を使えるのだと。

 日向は拳に火を纏う際、自身が火傷を負わないよう、火に対しての耐性を強化する魔法を拳にかけている。

 熟練した火属性の使い手は、ほとんどと言っていいほど対火属性魔法を使える。

 その例に漏れず、鬼椿も。

「『鬼火』」

 鬼椿の刀に火が纏われる。

「ああ、まずいな」

 日向は確信する。

 鬼椿に一撃は入れられても、勝つことはできない。

 先ほど与えた火炎の拳でさえ、対火属性魔法によって威力は軽減された。

 あの一撃が致命傷でなければ、日向は勝機はなかった。

 そして相手にとってあの一撃は、致命傷にはならなかった。

 鬼椿は刀を居合いの体勢で構える。

 鬼椿は疾風のように駆け、日向に迫る。

「『鬼火花(おにひばな)』」

 振るわれる炎刃。

 日向は地面に倒れる形で避けた。日向の背後、そこは爆発でも起こったかのように燃えてえぐれていた。

 日向は逃げることだけを考え、エレベーターへと走る。

 背後からは鬼椿が追ってきている。

 観葉植物やデスクを倒して鬼椿の道を阻みつつ、逃げるために全力で走る。

 既に痛みが全身に駆け巡り、一歩を踏み出すだけで激痛に苦しめられる。

 それでも日向は走った。

 エレベーターに乗り込み、上層へ。

 鬼椿はエレベーターが最上階の三十階で止まったのを確認し、階段を勢いよく駆け上がり最上階へ向かう。

「決着をつけよう。日向」

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