59/80
本調子ではない
「おうどうしたソウジ。寝不足か?」
「いえ………」
恰幅の良い巨漢モッチがケラケラと笑いながら揶揄ってくる。
俺は寝不足ではないが、顔色か雰囲気か、何かいつもと違うことを感じ取ったのだろうか。
まぁ、本調子というか、心置きなく、という感じではないのは確かなんだけどな。
というのも―――。
「………」
「おう、アルまで、どうしたんだよ」
アルことエレン―――このプラチナブロンドの髪の美少女が、昨晩俺の部屋を訪れて、そのまま添い寝をせがんできたためだ。
朝起きて、一緒の部屋を出てそのまま食堂で食事。この世界に来て初の都会の食事に舌鼓を打つつもりが、エレンがチラチラとこちらを見てきたため食事に集中できなかった。
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
体調不良のため文量かなり少なめでお送りしております。




