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【毎日更新】ユウシャ・イン・ワンダーランド ――ゼロ・ローグ―― ~異世界に来た元サラリーマン、異世界ライフのスタートは野盗の群れでした~  作者: むくつけきプリン
魔法研究・初級編

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グリフォン討伐を果たした者

 最寄りの冒険者ギルドを発信源として、眉唾(まゆつば)(うわさ)がまことしやかに流れ始めた。

 (いわ)く、大型新人は()大型新人だった―――という噂だ。

 その超大型新人は二人組で、一人は凄まじい魔法の使い手、もう一人はグリフォンを一撃で屠るほどの凄まじい使い手、というように。

 グリフォン討伐を果たした者の噂は、一気に辺りを駆け巡った。


 実際、グリフォンを屠り、グリフォンの翼ともどもセイタカオナガヒヒの素材を持ち帰った日は大変だった。セイタカオナガヒヒの皮や牙、骨などは高級素材ではあったが、それ以上にグリフォンの翼が目立った。

 ギルド側の鑑定により、グリフォンの翼が本物だと判明するやいなや、ギルド内では三日三晩の(うたげ)が催されることとなる。費用はギルド持ち。飲めや歌えやの大騒ぎ。冒険者達はアルコールが入り気分が良くなった中で、嘘か本当かも分からない話を聞いていた。

『すごいんだよソウジは! おや、アンタ信じてないね!? ソウジはね、こちらに向かって来たグリフォンをね、パンッ!―――突き出した拳で、爆散させたんだからね! あたしの目の前で!!!』

 ヒーミルは、腐っても中堅ベテラン冒険者。コミュニケーション能力も高く、その話はよどみない。……というか話し慣れている。

 そういったこともあって、あの時のことは瞬く間にギルド内に広まったのだった。


 そもそもグリフォンは、周辺に目撃情報があっただけで、ギルドに所属する冒険者に招集がかかり、総員総出で迎撃に出る必要のある“S”等級に分類される、超大物。大昔から圧倒的な強者として存在する、討伐難度トップクラスともされる魔獣(魔物)の一種だ。

 そんな化け物を一撃で仕留めたのだから、そりゃあ相当な使い手だろう、と目されるのも頷ける。

 そんな化け物を仕留めた化け物を含む二人組は、そもそも冒険者としてあっという間に上級に上り詰めた実力者であり、そして超上級を飛ばして超級になったときてる。

 噂の種には事欠かなかったのは確かだろう。

 まぁ、その二人組の前代未聞って感じの飛び級には、グリフォン討伐の功績が大きく関わっているということになるのだが、とにかく、言うなればそれは、もはや『生ける伝説』というやつだ。まったく、グリフォンが一撃とか、とんでもないやつがいたらしい。

 ………………まぁ、俺のことなんですけどね!

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