セイタカオナガヒヒを狩れ!(3)
俺が土魔法で作った罠は、大きな壁と落とし穴から成るものだ。
高く、しかも横に長い壁。この壁はあのヒヒの群れの規模からすれば小さいものだろうが、だからこそ壁の存在により群れが方向転換することはない。ちょうど群れの進行方向、ただし群れの端っこだけを邪魔する位置に罠を張ったからこそ。
この、高く横に長い壁が進行方向にある以上、群れの一部のヒヒ達は外側に避けるくらいしか避ける方法はない。
そして避けたところが狙い目だ。壁の外側に落とし穴をいくつも作っている。
群れの本丸から視線を遮り、一部のヒヒ達の走路などある程度の分断をしながら、群れから離れたその一部をまとめて落とし穴に落とす。
上から【石弾】、後はもう一部には知られてしまっている俺とエレンの必殺の水魔法【ウォーターカッター】などで処理すれば、後はヒヒ由来の素材が取り放題というわけである。
準備を終えると、ちょうどセイタカオナガヒヒの群れが、個体を判別可能なほどの距離まで近づいていた。
「あとは邪魔者が来ないことを祈るだけさね」
「邪魔者……?」
ヒーミルの呟きに顔を逸らした刹那。
「ほら、ぼうっとすんな、来るよ!」
「――!」
やはり速度はかなりのもので、すぐ数百メートルの距離まで迫っていた群れ。
俺達は群れの一部の注意を引くため、あるいは注意を引き過ぎないよう絶妙な加減を意識しながら、その群れの一部の分断にかかった―――!
花粉症ではないですが鼻水が止まらず頭痛がひどくてなぜだか熱っぽいため今日はここまで




