第2話 夢の中
今回が第2回目です。今回は、相談、風呂、原因、風呂、告白などいろいろ欲張っちゃいました。
「お前は誰だ?」
「あなたこそ!」
「もしかして水野か?」
「ええ・・」
「俺は上野高治だ中学の時同じクラスだった」
「あーたかじ君!まあこの姿からいえばそうじゃないかとおもったよ」
「ところで今日お前みんなから何て言われた?」
「それが、みんな気づかないの!私、男子なのに女子校で勉強したのよ!」
「やっぱり!俺も女で授業をした」
「みんな私たちが入れ替わってる事に気がついてないなんて」
「ああ」
「ところで明日からはどうするの?」
「今、俺がお前の家に帰るのが妥当だが、みんなが気がついてないから、あえてこの姿のまま帰った方がいいだろ」
「分かった」
ここで俺達の事をまとめると
1上野高治(俺)と水野明希奈は今日朝起きたらお互いの心と身体が入れ替わっていた
2しかし第三者からは水野明希奈になった俺の姿が上野高治として見えている
3どうせ見えてないのでそのまま生活する事にした
という訳だから、これから戻る方法を考えながら生活をしよう」
「待って!でもあなたの姿今は私なんだから・・・」 水野はバッグからブラジャーとショーツを出した。「一応、私だから女子用の下着を着てよね」
「ええー」
「勘違いしないでよ!あなたは女性なの!だから、つけるのが当たり前なの!」
「・・・分かった・・」
俺は水野から渡された下着を着けた。やはり水野なので下着は想定通りにフィットした
「身体だけじゃなくて心も女性になりそうだ」
「一応、私も着けるよ」
「お前、男がするのか」
「だって第三者からは私の姿が私として見えている訳だし」
「まあ、それもそうか」
俺は水野と別れてから自分の家に行った。
「見えてなくても緊張するな」
家に入る
「おかえり!高治!」
「お!ただいま」
「お風呂先に入っちゃって」
「お風呂!」
「そんな驚かなくても」
いやいや今俺は水野だぞまずい!まずいぞ・・
俺はなくなく風呂に入った。さっき着けた女性用下着を脱いで裸体になった。やっぱ女子高生だな・・発達した体になってる。
「さっそく入るか・・」
まずは湯船につかった。胸が水の上から浮いている奇妙な感覚だ。まあ昨日まで男だったから当然か・・ 少しつかった後に体を洗うことにした。まだこの身体に慣れてなく洗う度に感じてしまう部分がある。
次はシャンプーを塗ろうか 髪が長いから塗るのにかなり時間がかかる。普段はすぐ済むのに・・
じゃあ風呂から出るとするか
身体をタオルでふく。やはり慣れてないか感じてしまう箇所もあった。
夕食の時間だ。普段は二分で片付いてしまうくらいのご飯だが10分くらいかかってしまった。
そして身体が眠くなったから寝た。
ーーここは夢なのかーー
「あれ?戻ってる!」
「私も」
「おー水野!」
「ここはどこ?」
「分からない・・夢なのか?」
「こんにちは」
「誰だ!?」
少女だ
「こんにちは私はチューピーといいます。私はいわゆる天使です」
「は?」
「実はあなた達を入れ替えてしまったのは私の友達ピーエンの事故です」
「何よそれ?」
「実は一週間前にピーエンが事故により人間界に落ちてしまったのです。その時に使った魔法であなた達を入れ替えてしまったのです。ピーエンは記憶を洗脳する魔法も使えるので、恐らくそれで他の方には見えてないと思うんですよ。」
「何の意図で俺らに?」
「すいません。ピーエンはピンチになるとパニックになってしまうんです」
「じゃあピーエンを捜せばいいのか・・」
「はい!しかしピーエンは人間の姿になっていて更に記憶を洗脳しているのでみんな気付くのが難しいです。多分ピーエンは記憶を失っていますので本人も分からないかと・・更に魔法が今は大丈夫ですがだんだん悪魔法に移り変わっていくかもしれません。」
「え!?」
「お願いします!親友を救って下さい」
「でも、見つけるのが難しいんじゃ」
「でもピーエンを救えば私達も戻る。やろうよ!上野君!」
「まあ・・やってみるか」
「ありがとうございます!では!また!」
「は!」
何だったんだ!今のは?夢か・・だいたい天使なんて
俺は、まだ水野だった。仕方なくまた俺は水野の姿で登校した。
下駄箱に手紙が入っていた。
上野君へ大事な話があります。
今日の放課後、屋上に来てください
丹崎 遥
これってラブレター!よっしゃ!丹崎ってめっちゃ美人じゃん!水野もかわいいが丹崎の方がかわいいよ! 俺は丹崎の事しか頭になかった。
そして待ちに待った放課後。俺は急いで屋上に向かった。もう丹崎はいた。
「こんにちは」
「お!おう丹崎」
「いきなりだけど、あなたの事が・・」
告白かよ!
「女にしか見えません」
「え!?」
コイツ何で俺が女の身体である事が見えてるんだ?
もし良かったら感想などを聞かせて下さい