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詩的な何か

アリが木を

作者: 久賀 広一

1月5日


アリが、小枝を運んでいた


わらのような、小さな木くず


行く道で、変な動きをする何かがあるなと気づいたけれど


今、1月だぜ!?


もうすぐそこに、大寒がせまってるんだぜ!?



アリって、冬眠しなかったっけ


変温動物で、冬になると動けないんじゃなかったっけ




『クロナガアリ』は,秋になると,植物のたねを巣にはこんでたくわえます

そして,冬のあいだ,このたねをたべてくらしています




らしいよ


でも、


ほかのアリは,冬にそなえて,たべものをたくわえるようなことはしません

じっと、秋にためた脂肪をつかいながら、動かずにいます


みたいな記述を見つけたよ


けれど、寒い正月、その小さな黒い生き物は、真夏のように頑張って重い木を運んでた


頑張れ、アリ


地球温暖化は、すぐそこだ


もしかして、人間より、君たちの方がずっと長く生き残るのかもしれないね


24時間労働じゃないけれど、これからは、アリもオールシーズン働かされるのかなあ……



どこかの国の、偉い人たち


自分たちの会社の、巨大な利益を止めるわけにはいかないと、これ以上温暖化をデマだと決めつけないで


少なくとも、太陽系で地球だけの暖化らしいし、災害は世界規模で激甚化してるんだから


たまたま、偶然かもしれない


これまでにも、大きな温度変化の時代はあった


でも、ちょっとでもその可能性を視野に入れて、次世代のことを考えて、譲っていく気持ちも持ってほしいなあ……


偉い人たちの脂肪は、これからの子供たちの、大切な栄養かもしれない


そして……アリは……


これからは冬も、働かされるのかなあ……









えー……


後日、7日に神社の後厄払いに行ってきたんですが……


城堀に、普通にカメが泳いでました。

その日は、最低気温4℃、最高気温11℃


「穴持たず」等の冬眠しないクマが危険なのは聞いたことがありましたが、今は(僕が知らないだけで、実は昔から)アリやカメも元気に冬を越えているのかもしれませんね……


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