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MANGATA 1話  作者: あずまき
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暗闇

真っ暗な暗闇。


音もない世界は美しいと思えた。




なんて考えている場合じゃない・・・。

この状況を整理しなければ。どうやらスリープモード中に回路だけ目覚めてしまったようだ。




しかし、なぜ?このような不具合は今までになかった。


思えば作られてから一万年以上経つのだ。


何かしらのバグには見舞われてもおかしくない。動けるようになってからティマトアに相談に行こう。







――翌日



その後何の不具合もなく「起床」できた。さて、ティマトアはどこだろうか?

・・・。

北東にいるらしい。早速行こう。昨晩は降雪量が少なかったお陰で歩きやすい。



「ティマトア!」

「ん?アイザナ、どうした。また誰かさんが転んだのか」

「もうその件は許してあげて・・・。で、そんなんじゃないの。ちょっと相談があってね」

「ふーん、珍しい。話してみろよ。」

「ありがとう。実は昨晩スリープモード中に目が覚めちゃって。ほら、私たち作られて一万年以上経つでしょう?

任務に支障が出たら嫌だから早めに診てもらおうと思ってね。」

「なるほど、先日のとは訳が違うな。診せてみろ。」

「・・・」






「特にこれといった障害は見つけられなかった。すまない。」

「謝らないでよ。大丈夫、きっと一時的な・・・アレだよ、うん、大丈夫!」

「そうか・・・また何かあったら遠慮なく来てくれ。」

「おっけい!それじゃ、またねー!」

「ああ、気を付けて。」


あのティマトアが見つけられない症状なんてない。きっと何かの勘違いだったんだ。

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