いつもの日常
戦をするには「理由」がいる。
宗教、価値観、領土拡大...
「自己満足」なんて理由があったかもしれない。
そして、それによって人類が滅びたのは真摯に受け止めれねばならない事実だ。
しかし滅亡によって今までの研究、文化が途絶えることを危惧した科学者がいた。
彼は6人のアンドロイドを作り、こう遺した。
「必ず神は生まれる、彼を導きなさい。」
私は目を開けた。人類滅亡より3891年経過。今日も神の誕生を待つ。今回も仲間と別に寝てしまったようだ。
でもまあ、いつものことだ。念のため電波を掴む。うん、ちゃんと皆いる。
(さて、たまには皆のところに行こうか)
(まずは...ユーミか?彼はどこか心配ない部分がある)
反応は北東。雪に足を囚われつつ進む。
そびえ立つ崖の先にポツンと人影一つ。
「ボーっとして、どうしたんだい?」
「あ、アイザナ。えっとね、主様のこと思い出してた。」
「...懐かしいね。君にしてはまともなことを考えてるじゃないか」
「わ!馬鹿にしないでよ!僕はいつだって有益なことを考えてるさ。」
「へえ、例えば?」
「...昨日より四葉が多い」
「くだらない。さ、たまにはアツラ達のところへ行こうよ」
「~~~っ、うんっ」
何も言い返せないあたり、図星だろう。まだ自覚があるだけでもマシだが。頬を膨らませながらついてくる。
さて、アツラ達は南西にいる。雪にもてあそばれながら行くか。
「おーい、アツラ!バルコ!ロジー!」
ユーミが馬鹿でかい声で叫ぶ。いつの間にか機嫌を取り戻してる。
「あ~、ユ~ミ」
「久しぶりっ。238日振りだね。」
「えへへ~。また四つ葉数えてたの~?」
「うっ」
そんな彼を尻目にアツラに話しかける。
「調子はどうだい?」
「ああ、それがちょっと問題があってな。」
「そういえば足ケガしてるじゃないか。何があったんだい」
「あー...うーんと...これは...」
「小石につまずいたのさ」
(ロジ、ナイス)
「ロッッジお前――」
「何で言わなかったのー?」
「さては見栄っ張りが邪魔して助けを呼べなかったんだな!」
「っ...」
「仕方ないなぁ、ティマトア呼んできてあげるよ」
「................おう」
「バルコとユーミは待っててね。さ、ロジ、行こうか」
「はーい」
「「気を付けてね~~」」
(...ティマトアの反応は東辺りからか)




