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初日 2台目

 都市部の歓楽街となると、幾つもの店舗が立ち並んでいる。下手すると向かい合わせで店があったりもするのだ。

 店を出て徒歩5分も掛からない距離の店に入ってみる事にする。店の規模としてはさっきの店よりも少し小さいが、それなりに人は入っていた。


 今度こそと思って1円パチンコの中からプレイする1台を選ぶ。

 機動戦士ガ○ダムの初代映画の三作目を題材にした機種。大当たり確率が1/99と先程までの機種に比べると3倍以上当たりやすい計算だ。

 いわゆる甘デジと呼ばれる確率で、当たりやすい代わりに、当たりで排出される出玉の量が控えめになっている。

 パチンコ動画を見ると大抵が1/319のミドルタイプを打っている事を考えると、トータルでは勝ちにくいのかもしれない。ただ当たり演出を見たいという事に限れば、甘デジの方が向いているだろう。


 盤面を見てみると、先程の機種とほとんど差はない。釘などの並びは違うが、中央に液晶画面があり、その下にリールを回すためのスタートチャッカーが位置している。序盤に左打ちするのも変わらない。


「じゃあ、やってみるか」


 玉を借りて打ち始める。ややリールが回りにくいのを感じながら回転を進めていく。

 Zガ○ダムと違って、ステージ毎にスゴロクのようなシーンがあるわけではなく、個々の演出が挿入されてくる感じだ。

 ザ○Ⅱが現れたり、いきなりクラッカー爆弾が投げ込まれたりと画面上を賑やかすが、それほど当たりを感じさせる演出はない。

 そんな中、突然にラン○・ラルの乗る青いMSグ○が登場。主人公とのバトルに発展する。多少は確率のあるリーチ演出だが、ここで字幕が赤かったりしないと、中々当たる事はない。

 あっさりと主人公の乗る機体が撃破され、何事もなかったかのように次のリール回転が始まった。

 最初の千円が消費され、回転数は60ほど。1円パチンコなので1/4にして15回と回っていない。でも多少は上向いてる気もするのでもう千円ほど打ってみる事に。

 すると83回転の所で、画面が一旦ブラックアウト。中央にタイトルが表示された。エピロードリーチと呼ばれるもので、バトルリーチよりも少しは期待できそうだ。


「ガ○マ、死す……か」


 敵の帝国の末弟が主人公達の乗る戦艦に攻撃を仕掛て、返り討ちになるエピソードだ。

 すると字幕が赤い!

 これなら多少はと期待を高めながら画面を見つめ続ける……するとガ○マの乗る航空空母に攻撃が直撃、彼の彼女が悲しむシーンなどに切り替わりつつ当たりが確定。アニメ通りの展開だが、それを垣間見るのは楽しくなってくる。


 当たりを引いた後も大事だ。ガ○ダムは確変機で、揃った数字によって次の当たりを引く率が変わる。しかし、揃った数字はハズレ数字、その後の展開で変わる事もあるのだが、その時はそのままで終わってしまう。

 また当たりの際にラウンド数というのも違ってくる。これはボーナスが受け取れる時間の長さに関わってくるのだが、今回は6Rと短めで、出玉も450発と控えめ。最長だと16Rで1000発を超えるらしい。


 当たりの時間が終わると、時短モードに突入。ガ○ダム機は当たった時から右打ちに変わる現代のオーソドックスなタイプで、時短中もまだ右打ちは継続する。

 盤面の右側には、大当たりしてる時に開き、玉が入ると10倍以上になって返ってくる穴があり、アタッカーと呼ばれる。

 そしてその右側から転がっていくと、リールを回すためのスタートチェッカーの下へと出てくる。普段ならそのまま外れなのだが、時短中はそこに電動式の穴が現れる。電動チューリップと呼ばれるソレは、昔の機種で穴の左右に羽が広がり、当たり確率が増える姿がチューリップに似ているから名付けられた訳だが、今の機種では蓋がスライドして開いたり、閉じる時に玉を巻き込んで閉まったりと、あまりチューリップらしさはない。


 ガ○ダムの場合は、玉を食べていくスタイル。横から出てきた板の上にある玉を一定時間毎に穴の奥へと飲み込んでいく。

 この電チューに入ると、通常のとは別に保留が溜まっていく。保留はそれぞれ4つが上限で、4つまで溜まっているとリールが止まるまでの時間がかなり短縮されで、ゲーム展開がスピーディーになる。

 時短中の電チューは、連続して玉が入っていき、ほぼ4つの保留が貯まる状態が続くので、かなり時間短縮されるので時短と言われる。

 時短も30回転と100回転の2種類存在して、今回は30回転。時短効果も相まって、一瞬にして終了。その後、再び通常モードに戻るが、千円あたりの回転数は伸びず、2000円打った所で諦めた。

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