四日目 ST怖い
1パチのメリットは、投資が少なく遊べるというのの他に、1つ型落ちした台というのもあるのでは無いかと思う。
古い台でのメリットというのは、今のご時世ネットに情報が揃うのだ。
昨日感じた玉を打ち出す強さによって、回転数が変わってくるという事実。その打ち出す強さ、ストロークについても解説しているページがあった。
他にも釘の見方なども細かく載っている。
これで多少は打つ前に回転の傾向を知ることができそうだ。
釘の見方の基本は、スタートチャッカーへの玉流れがどうなっているかということだ。まずは液晶の左側、落ちていく所だが、ここで左端に落ち込むようだと完全な無駄玉になりやすい。なので、右に流れるような釘になっていると良い。
次にワープと呼ばれる液晶画面の下に転がり出る入り口部分。これはもちろん、ワープに入りやすいように入り口が広く、落ちないように支えられる向きになっているといい。
どの台でも大事だと言われるのが、風車。盤面左から中央のチャッカーに向けて転がす風車。これで右に流れるか、左に流れるかで無駄玉の数が大きく変わる。風車は左上に傾いているほど良いようだ。
盤面中央、スタートチャッカーの上は、穴の直上が開くように上向き、左右にある釘も上向きになっている方がいいらしい。
まあ、2018年の規制変更で釘を店側で触れなくなるという話もあるので、今後はどうなるか分からないが……。
今年の機種が出回り、1パチに降りてくるまでは現行機を攻略見つつ打っていけばいいだろう。
ついでにエヴァの演出確率などを見てみるが、赤での期待度は1桁%らしい。金に変わっても30%ほど。綾波背景は5割弱らしいので、2連続で外したのもそこまでおかしい訳でもないらしい。
見てない演出もまだまだあるらしいが……どうだろうか。昨日のまま、回転数が維持されてるなら当たり台のはずなんだが。
ということで、エヴァ12からスタート。昨日と比べると、玉が暴れている?
やはり毎日微調整してるのか……単に狙いがよくないのか。そのまま800円分を打ち、60回転。4パチ計算で20に満たないのでやめ。
昨日のハマり具合を考えると、回らないと地獄しかないからな。
続けてガンダムへ座ると、30回転で単発ながら大当たりを引く。420発がでたが回転がエヴァより悪いので移動。
甘デジのエヴァ9へと移動。これは一昨日出たけど回らなかった台。200円で8回転とか、全然回らず話にならない。
ここでパチンコ動画でよく出てくる真・花の慶次2が空いていたので座ることに。これはST機と呼ばれるものです。といってまだイマイチ確変との違いがよく分かってないですが……回数を区切ることで、確変率を上げてるとかなんとか。普通の確変機は、確変に突入すると大当たりしますが、STの場合は引き戻さないと大当たりにならない……ような?
ただ、連チャン率でいうと、確変機よりST機の方が長いみたい。
当たれば大きく稼げるという機種だと思われる。
早速打ち始めてみると、19、17、14、12とかなりのバラツキが。ここでスマホを使い、ストロークの攻略を確認。落とせばいい場所を確かめた。
22、19、19、14とバラツキはあるものの平均して4パチの20回転を超える回りがあったのて、腰を落ち着けて打つことに。
昨日の貯玉3000発ほどを消費し、実費を投じ始めた最初の200円。
伊達政宗と拳で語り合うイベントに突入。
字幕が赤字だなぁなどと思っていくと、何やら色々とカットインが入ってくる。金色もチラホラ混ざりつつ、最後の政宗のセリフも赤。
まさかと思いつつ、もう248回転してた事実。ミドルスペックで大当たりが5割以上になる辺りだ。
結果として、偶数目での大当たり。
確変目じゃない……ST目というのかも?
それでも2000発の大当たりなので、慶次がパチンコ動画で人気なのもわかる。一回の大当たりがでかいのだ。
そして大当たりのラウンド経過時に、STに入るかの抽選が始まる。慶次の愛馬、松風を乗りこなせるかというボーナスチャンス。
パチンコ動画では、よく落馬するシーンを見ていたので、さほど期待せずに見ていると、まさかのST突入。まあ、突入率70%らしいので、入る方が高いのだがパチンコの確率は半分くらいで計算して体感といった雰囲気なので、ハスに構える癖が付きつつある。
そして大当たりが終わってSTに突入。STはスペシャル・タイムの略で、慶次の場合は大当たり率65%とそれなりに高い。
「一回は当たるかな?」
と、3つあるうちの一騎掛けを選ぶ。城門を突破すれば当たりなのだが、100回あるチャンスのうち3回ほどリーチまでいくが突破ならず。
そのまま100回転を終了してしまう。
「一回も当たらないとか……」
これがSTの怖さか。
と思いきや、100回の時点で合戦が始まり、自軍が勝つとST継続というイベントへ。そのまま様子を見守ると、自軍勝利で継続に突入。
どうやらリーチが掛かるまでは続くらしい。
しかし、このST。意外と玉を消費する。打ち続けているとかなりのペースで減るので、保留が4つ溜まったら止める打ち方に変更。
そうするうちについにリーチがかかる。
ゲージが上下するのを目押しで止める……ような雰囲気だが、内部で既に抽選されているとか。
このリーチにも演出が絡むと確率が上がり、赤枠イベントを引いてかなりリラックスしてゲージを止めると、明らかにズレて押してしまったが、ゲージMAXで止まり、そのまま大当たりをゲット。2000発の出玉を得る。
その後、あれよあれよと言う間に5連チャン。今までの最高出玉、7000発を越えて、1万発が見えてくる。
……などと思っていた時代が私にもありました。先日のエヴァ9も甘デジながらのST機で、3連チャンを引き当て2800発をゲットしていた訳だが、そんな比じゃない。
イベント鑑賞モードの6種全ての演出を獲得して、さらに城門突破も含めて、終わってみれば12連チャン。2万発を超える出玉を得てしまっていた。
「な、なんじゃこりゃぁ……」
いいの? こんなに出ていいの?
周囲を見渡してしまう。
その間に百万石の酒ゾーンへと。ガタイのいい兄ちゃん達が露天風呂で酒を酌み交わしてるシーン……あまり嬉しくはない。
一度、秀吉野カットインが赤までいくがハズレ。そのままゾーンが終了。
きりのいい所で一息つくかと、上皿分を流していると、リーチが掛かってドンドンと熱い演出が乗っていき、金枠、金ゼリフ、虎柄までついて、一気に大当たりを引き戻す。
「ふぁ!?」
しかもSTにもしっかりと突入。そのまま4連、7000発ほど上乗せする展開。
その後も回転数は、4パチの20回転は軽く超えるペースで回っていく。このまま打ち続ければ、更なる勝ちも見えてくる……気もしたが、恐ろしさの方が勝ってしまい、台移動する事に。
ガンダムに戻るが、やっぱり回らず。
慶次の隣にあった牙狼の翔バージョンを打ってみることに。こちらもST機で、牙狼シリーズもパチンコ動画ではお馴染み。勝つ時はとことん回るらしい?
まだ誰も打ってない状態だったが、なんか画面が4分割された状態になっている。よく見ると台の上にももう1画面あるので5分割か。それぞれにリールが回っていて単純に見れば当たる確率5倍?
などと思っていると、保留が幅広の剣で止まる。
その後、牙狼特有の台右側の剣が動く。これを押し込むと、バトルへと発展。麒麟とのバトルにそのまま勝利して大当たりに。
「……何だろうか、この引きは?」
牙狼もST機、すわっ、このまま更なる連チャンかと思いきや単発で終了。そのまま打ち続けるも、回転数が安定せず下降線なので222回転で終了。慶次の出玉を平気で食いつぶしている辺り、危機感が薄れている。ヤバイ傾向だ。
それでもまだ23000発ほど持っている。
換金すると0.75掛けくらいに目減りしてしまい、会員カードにストックできる玉数が1万発まで。
多少は使って楽しむのが吉なのだと自分に言い聞かせ、先週7500発出た『ハイスクールオブザデッド』に座る。
190回転して、本日の当たりなし。
最初の200発で16回転と目安ライン。もう少し打ってみるかと続けてみると、209回転目、俺が打ち始めて19回転で先週当たったバーストショット演出へ突入。
そのまま大当たりを引いてしまう。
「!?」
こういう日はあるんだろう。こういう日が、パチンコに人をのめり込ませるに違いない。
などと勝手に達観モードに入っていると、単発で終了。時短もそこまで発展しないままに終了。
ただ回転数はいいので、そのまま打ち続ける……が、382回転まで行って当たらず。平均して4パチ換算22回転以上だったので、悪くはなかったんだが、こんなものだろう。
時間も午後6時を回っている。回転直後から打ち続けているので止めることに。
1万円分換金して、会員カードに7000発をストック。次回のプレイに活かす事にした。昨日今日のトータルでは十分にプラス収支で終われたが、先週の約2万の負けを取り戻すには程遠い。
とはいえ、HPでストロークを調べて挑む事で、回る位置を探す手間と捨て玉が減ったのは大きな収穫だった。
帰りにちらりと慶次の台を確認すると、俺が止めてから大当たりなしで600回以上ハマっていた……やはりST怖い。




