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fml-proto  作者:
27/31

夏祭り/無題

---------------




なぁー、と小さな鳴き声。

ベッドでうつぶせになりながらちらり、と鳴き声がした方を見ると、窓の外で機嫌良さそうに尻尾を振りながら猫がこちらを見ていた。

思わず笑みがこぼれる。いいな、かわいい。


夕暮れ時のこの時間帯、涼しい風が部屋の中に入りこみ、読んでいた雑誌がバラバラと音をたてる

慌てて指を挟むが時すでに遅し。……何ページだっけ



滝「なぁー」

……今度は猫の鳴き声ではなく、随分と慣れ親しんだ声。

岩「……」

うつぶせのままちらり、と声のした方を見ると、窓の外……屋根の上で機嫌良さそうに(尻尾は見えないが)光がこちらを見ていた。


思わず乾いた笑みがこぼれる。何やってんだ、こいつ。


近寄ってデコピンを叩き込むと、冷たい汗をかきながら、滝沢は足を滑らせてバタバタと音をたてながら岩沢の視界からフェードアウトしていく。

滝沢は慌てて指を、手を、窓枠とか触れるものを何でもいいから掴もうとするが時すでに遅し。

……うーん、本当に何ページだっけ








滝「って殺す気か!?」

今度はドアから入ってきた。

さっき見ていたページに今度は指を挟んでから客の対応に当たる


岩「いや前窓から夜這いに入って来た奴がいてさ、それ以来窓から入って来ようとする奴にはお引き取り願ってるんだ」

滝「また結構古いネタを……

つかお引き取り願うってお前ヘタしたらアレ息を引き取っちまうわ!」

岩「……うまいな」

滝「やかましいわ!」

相変わらず元気だなぁ……


滝「あぁ、そうだ。本題なんだがな

……今日花火大会がある、で、行かないか?と誘いに来たわけだ。」

そんな事を思っていると、光は思い出したかのように言ってきた

花火大会……そういや今日だっけか

この部屋からじゃ見えないのは去年確認済みだからな……いいかもしれない


岩「相変わらずいきなりだな……」

滝「慣れろ、んじゃ外で待ってるから準備終わったら行くぞ」

……いつももうちょっと時間に余裕をもたせてほしい……というか頼むからイエス、ノーの意志表示をさせてくれ。

そういやあっちの世界でYES/YES枕を渡された事もあったな……顔真っ赤にしたひさ子に意味を教えられてあたしも真っ赤になりながら2人でボコったのを思い出した……って何の話だったっけ


ああ、そうだ。準備か。

今の自分の服装を見てみる、ジーパンに半袖のシャツ……

岩「別にいいか、着替えなくても……」

花火見るだけだし、と思っていたところでドアが開いた

母「話は聞かせてもらったわ。」

正直ドアの外でずっと待っていたの?と聞きたくなるくらいのタイミングで登場してきた母親。……最近周りのテンションが高いような気がしてならない。

え、というか何でそんな笑顔なんだ……?










---------------










……遅い。

準備って言ってもまさみの事だし……ぶっちゃけ財布と携帯みたいな何時も持ち歩くもん(あとウォークマンとか)だけ持ってすぐ来ると思ったんだがな……あぁそれ探してんのか?まったく、部屋の掃除はきちんと……ん?してたような気が……



1人でそんな事を考えていると玄関のドアが開く音。同時に

岩「悪い、待った?」

と、……声。




…………




……思うに浴衣を考えた奴は天才だと思う。

上半身のラインは隠し、下半身のラインは出す。

普段丈の短いスカートばっかり穿いてるってのに見えないのがこれほどまでに色っぽいとは……ちなみに浴衣も着物も豊かでない方が似合うらしいが、あ、いや、なんでもない。


岩「あ、いや、これは母さんがだな

……あーもうニヤけんな馬鹿……」

あぁ、もぉ……にやけんなばかぁ……に聞こえるあたりもう末期かもしれない。

あとチラ、と後ろの玄関を見ると満面の笑みで親指を立てながらグーを突き出す姿が見えた。こちらも親指を立てて返すと腕を突き出したまま親指の位置を人差し指と中指の間に替えてきた。満面の笑みのまま。無視しよう。似なくて良かった。




滝「……いや、すごく似合ってる。綺麗だ」

岩「ほんとか?……サンキュ」

そう言うと手をとって屋台が出店している方へ歩き出した。

……親御さんが見てるんだからわざわざ恥ずかしい思いをする必要はないだろう……










---------------










ひ「よぉ岩沢来てたのか……って浴衣着てきたのか」

日「おぉーすげーカワイイじゃんか!」


やっぱりというかいるんだなお前らは。あまり邪魔にならない場所に、だがそれなりに大きなシートを広げて集まって飲み食いしている姿を見て少し乾いた笑いが出てくる。

日向に軽く、いや割と本気で一発入れようと思ったがユイが既に制裁を加えていたのでやめておいた。いいざまだ。でも女の子がロメロスペシャルなんて使うもんじゃないとは思う……やめなさいはしたない。


して言われた本人を見てみると何時もみたいに無表情というか素っ気ない。


岩「別に日向に言われても嬉しくもなんともないし……」

滝「……まさみ、すげー可愛いぞ」

岩「馬鹿……みんながいるじゃないか……」

……む、ぐ、おぉ……


ゆ「よくそこまで露骨に反応が変わるものね……ほら、野田君行くわよ」

花より団子、と言った様子で出店の方へ歩いていくゆり。


滝「俺達もなんか買いに行くか?」

岩「……鼻血拭いてからな」

なかなかの破壊力だったとは言っておこう










---------------










.










滝「……で、なんでお前らにも奢らなきゃならないんだ?」

財布の中身を根こそぎ持っていった元凶達は唐揚げやら焼きそばやら綿あめやらたこ焼きやらケバブやらフルコースに舌鼓を打ちつつ花火を見てキャーキャー黄色い声を上げていた。


関「そう言いながらも買ってくれるたっきー流石だよ」

入「すみません……ご馳走になっちゃって……」


…………関根はともかくとして入江とか口では申し訳そうにしてても光るブレスレットと光るネコミミまで買わせてきたのを俺は忘れない。


ユ「ユイ☆にゃーん、ほら岩沢さんも!」

岩「……ま、まさ、にゃん?」

無論軽く嫌がられたがまさみにもつけてもらった。


岩「……やっぱり外す……」

「「「「えー」」」」

周りの一年女子同盟 (+1)からは黄色いブーイングがあがる。こんな機会そうそうないんだからちゃんとつけてもらわないといけない。


滝「猫が耳を取るなんてそんなの駄目だろう、まさにゃん」

岩「……割と本気で殴りたい」


それでも耳はとらせない

滝「もしとったら某国民的猫型機械人形が耳を失って黄色から青に変わったように、俺達のハイテンションな黄色い歓声も青色吐息に変わってしまうぞ?」


無茶苦茶な事言ってるような気がしないでもないがそれはそれで嫌らしく、視線を交わしながら(片方はジト目で)見つめ合う2人……



とその時3尺玉が爆音と共に花を咲かせた。

衝撃波というのは大げさだろうがそういうものを感じて、結構びっくりして音の鳴った方を見、またゆっくりと視線を交わす。

そして吹き出した。


今日はコレを見に来たんだろ?とお互いに言うかのように、肩をすくめながらシートに腰を下ろ……した岩沢の膝に滝沢は頭を下ろした。


岩「ったく、何を見に来たんだよ」

滝「綺麗なもんを見に来たんだよ」


花火って言えよ……と、花火の色だけだろうか、赤に照らされた彼女に手を伸ばし、その顔を引き寄せようとして……


またも鳴った大音量に2人して驚かされてビクッとなったのは言うまでもない










---------------










.










----終了後、帰り道







滝「そういやだな、今日は8月9日でハグの日でもあったな」

手を繋ながら静かな夜道を歩いていると、突拍子も無く訳のわからない事を言い出した。


は?、と顔を向けると普段あんまり見せないような凄い真面目な顔をしていてほんの少しドキッとした。


頭でピカピカ光っている耳と子供に人気らしいキャラクター型のジュースが入ったボトルが首から下がってなければ「ほんの」と「少し」がなくなってると思うくらい。はずせ。


滝「だから今日は8月9日でハグの日だった。俺はハグを要求する」

10cm位まで顔を寄せてきた……近い。そして目が結構マジだ。どうしてこうさっき思いついた、みたいなネタでここまで真剣になれるのだろう。


岩「……残念だが『今日』は過ぎちゃったみたいだけど?」

え゛、と顔をしかめる光に携帯を開いてやる。ディスプレイには8/10 00:01の文字。


岩「惜しかったな……」

ハグの日とかよく思いつくもんだな……でも別に周りに誰もいないみたいだしハグの1つくらいしてもいいかもしれない……


そう思って半歩踏み出そう、としたが肩に手を置かれてそれは叶わなかった。


……なに?相変わらず目がマジだ。

滝「ハグの日は終わってしまったのか……」

いや、うん。そう言ってるんだけど。


滝「なら今日は『ハグの次』の日だな」

岩「なぁ、それ区切る所間違ってないか?」

滝「で、まだ財布には一万弱残っているわけだが……俺の部屋とどっちがいい?」

岩「急に何を言い出すんだこの歩く超展開が」

何度も繰り返すが目がマジだ。


滝「まさみ、青の中に蝶が舞ってる浴衣が実に似合っている、似合っていた。」

岩「あ、ああ、ありがとう」


滝「だがな、さっきから鎖骨とかが浴衣から覗いて眼福……ではなく、目に毒だ。

そのくせお前結構無防備に抱きついてきたり……俺はここ数ヶ月ずっとだな」

え、えーと……つまり?


滝「……そろそろ、だ。覚悟を決めてもらっていいか?」

岩「え……いや、ちょっと」

滝「……嫌か?」

……そこで真面目な顔をするのは反則だ



















4Rダブルノックアウト





















































---------------










.










……何時ものように重たい瞼を開くと、


光の顔の超ドアップだった。

え、なに?

自分が置かれた訳のわからない状況に声が出てこない。

頭もごつごつした腕に乗っかっていて……おまけに、着てないっぽい……


……色々耐えられなくなって離れようと身体を動か----

岩「……いッ!」


そうとして、下腹部の鈍痛に思わず顔をしかめる。痛みのせいか意識が一気にクリアになった。


やってしまった……

凄い事してしまった……内容的にはノーマルだったけど、うん。

でもわかってはいたけど痛い。初めては2回目でも痛い。それをわかるやつなんていないだろうけどさ……まぁ次からはそこまで----


と、そこまで考えて次を期待している自分に気づいて頭を抱えた。


……はぁ


……いや、でもあの時の幸せな気持ちをなんて言ったらいいんだろう……あれがあったから、今はこの鈍痛すら愛おしく感じてくる





そしてふと思う

……母さんと父さんも……お互いの事愛し合って、こんな朝迎えてたのかな……

今の母さん達も……「前の」母さん達も出会った頃はお互いの事盲目的に好きだったのかな……

こんなに幸せなのに不安になるのはどうしてだ?世の中に絶対なんてありえないから?



……あたし達は今の母さんや父さんみたいに、なんだかんだで楽しくて、幸せと言える人生を送っていけんのかな……?




岩「……どう思う?」

返答がないとわかっても頬をつつきながら話しかけてみる

……相変わらず気持ち良さそうに寝たままだ。

……いや、返答はないって思ったけどさ、少しくらい反応してくれてもいいじゃないか



今度は引っ張ってみた

痛そうにはしてるけど起きる気配が無い


鼻を摘んでみた

ふがっ、と一瞬反応したけど何事もなかったかのようにすぐ口で呼吸しだした


白髪を見つけたから思いっきり引き抜いた

……それでも起きない










こいつは人がセンチな気持ちになってるってのに、どうしてこう空気が読めないんだ


……寝てる相手に空気を読めってのもアレか


滝「ノリツッコミよりも俺の苦しみの事を考えて頂きたいわけだが……」

……心の中の呟きに突っ込んでくるな、しかもそこだけか


岩「狸寝入り?」

滝「狸で結構。でも眠ったお姫様を起こすのは何時だって王子様のキスと相場が決まっているだろう?

……でもする気はないみたいだから苦しむだけなら、って事で起きた」

岩「……というかヒーローがあたしでヒロインがお前なのか」

……違和感が無さそうなのが何かやだ

滝「まぁその時はつい舌入れてやるつもりだったが」

岩「何がつい、だよ。そんなお姫様がいてたまるか」

滝「美女が野獣、っていうボケだったんだが……」

岩「……ずいぶん私欲にまみれたボケだな」


つい1分前までの気分は何処へ行ってしまったのか……本当に頭が痛くなる


滝「……いや、さっきからずっとそんなお前見てたらな……」

岩「は……?」










---------------









は?ってお前何でそんな驚いたような顔をするんだ……

当たり前じゃないか……


滝「俺がお前の事をどれだけ考えてるとおもってるんだ……」

岩「な……お前、ずっと考えてたとか……」

急に胸元をタオルケットで隠したかと思うと睨みつけてきた。


……あれ?


岩「人の気も知らないでお前はそんな事ばっかり……」


片手はそのままにもう片手を振り上げる、というかそれでも俺の片手というか片腕は未だに枕にしたままなのか


……あと俺はグーかパーで気がすむなら理由はわからなくても受けてもいい、と思っているが……チョキは勘弁してくれると助かる


岩「ずっと見てたとか考えてたとか……欲にまみれたってのも否定しなかった……!」

滝「いや!な!ち、違うから……」

なんか俺を見る目が変わったと思ったらまた勘違いしてるし……しかも悪い方向に……


滝「いいか……お前がなんか悲しそうな顔してたから、なんとか笑わせようとしてたんだよ……」"私欲にまみれた"じゃなく"ボケ"がメインだっつーに……

いや、確かに改めてそう言われるとお互い結構ヤバ気な格好ではあるけどさ……



滝「今が楽しければいい、ってわけじゃないけどさ……今が楽しくなちゃ、損だろう?

だからウダウダ1人で悩んでないでんじゃないと言うことをだな----」

あたふたと弁解しているとあげていた腕を引っ込めてバツが悪そうにこっちを見てきた。

岩「な、ならいいけどさ……」


そしてトン、と頭を俺の胸に軽くあてて、小さな声で「ありがと……」と呟く。

俺はうなじの良さってのを初めて知ったわーとか場違いな事を考えながらその小さな肩を包むように抱き----


岩「……光?」

滝「なんだ?まだ不安な事でもあるのか?」

岩「……いや、1つ聞きたいんだが」


----寄せようとしたまま硬直した。

……頭を抱くようにすると抱かれた側の視線は当然下を向くわけで……


岩「--本当にお前、『悲しそうな顔』しか見てなかったのか?」

滝「」






……俺は健全な男の子なのだ。

ないわー……とか言われそうだとしてもそうとしか言いようがない。



ごくり、と唾を飲みこもうとして……

俺は喉がカラカラになっている事に気付いた。そのくせ汗は次から次に流れ出てきて、イロイロな事情 (情事?……ってやかましいわ)で汚れたシーツを更に汚してくれている。


岩「あ、相変わらず変態だな……」

……クソっ、反論したいのに100%そういう理由がない訳じゃないから反論出来ない……

てかコイツも顔真っ赤になってるじゃないか……熟れすぎたトマトのように~みたいな表現が出来るくらいに。……歯槽膿漏の表現では断じてない。


……こうなってしまった時俺がどうするかは、選択肢はこんな所か

①平謝り。無様に変態だと認め謝る

②戦略的転進。つまり逃げる

③開き直る。変態で何が悪い?


①、ノン。

この状況でそれって何のプレイだ。それに男の子なら仕方ない事なのだ。謝ってはいけない、だって僕は悪くないもん----

②、ナンセンスだ。

何故かって、捕まる。Q.E.D.





と、いう訳で……










---------------








滝「結局そのまま第二ラウ……って死ぬ死ぬ死ぬ!」

岩「うるさい黙ってて」

ひ「よくんなこと喋りながら出来るなおい……あと藤巻切り下がりやめろって」

藤「おお、わりぃ」

某携帯ゲームの中では猫○事場を発動させていたShineがMasamiの振り回した狩○笛に小突かれたり、槍を構えていたHisaがMarkieにこかされていたりしたりする。


岩「光はshine……」

滝「間違ってないけど……悪意を感じるのは何故だろうな……」

MasamiはShineの近くに大タ○爆弾や小○ル爆弾を置いていく。

……なんでわざわざひさ子達の目の前で言うのかコイツは。


……コイツの頭はエロスで出来ている、体も同じだろう。

ただの一度も自重せず、ただの一度も自制しない。そうしていつも、恥ずかしがるあたしを見ては楽しんでる変態。






……等と、この前本人がそう言っていた。

加えて自分で言ってて悲しくないか?と聞いたら

滝「見苦しく否定するより本当に自分がおもってる事を言う方が人間楽しく生きていけるだろ?」

岩「……内容にもよる」

何言ってんだよ、頭大丈夫か?といった顔つきで返されてつい拳を握ってしまった事を思い出した。

どっちかって言うと自分の頭の方がヤバい事を自覚してくれないかな、と思う。




藤「別に今更だがな……」

滝「……そういや藤巻だってこの前朝電話したらなんか誰かのいびきが……ってひさ子おま、何してんだ!」

槍を構えて突進してきたのにひかれて溶岩まで吹っ飛ばれる、そして起き上がった瞬間力尽きました、の表示が画面に流れた


ひ「いいざまだぜ」


ポニーテールを揺らしながら、ひさ子はケタケタと楽しそうに笑う。

……鬼。

その隣でぐっじょぶ、とまさみが親指を立てた。


ふと思う。

こいつらは意識してないだろうけれど……


滝「恋人がいじめられてる姿見て楽しむとか良い趣味してるぜ……」

岩「あんたにだけは言われたくないね」

親友につられてこっちもくっくっくと笑っている


こうやってくだらない事をしているだけに見えても、それは実は掛け替えのない事なんじゃあないだろうか。

くだらない事もそうでない事も全てひっくるめての青春時代を今、送っているのだ。

そんな時代を送れなかった“彼ら"が“俺達"であり……いや、俺達『だった』。


藤「そろそろ終わりにして……麻雀でもどうだ?」

岩「ちょっと、ひさ子はこれからギターの練習付き合ってもらうんだけど」

ひ「どっちにすっかな……」



今こうしてそんな人生で最も幸せな時間の一部を送ったら、子どもの時代を終えたら?

将来なんてもんはずいぶん近くにあるってのに、見てこなかったのは大人になりたくなかったからじゃないのか?

あの世界だって言わばそんなネバーランドに近いものだったのかもしれない。


ひ「まぁ、とりあえず滝沢、なんか飲み物おかわりよろしく」

滝「……へいへい」



でもいつかは大人になるとして、ウダウダ悩んでてもしょうがないか。

今が楽しけりゃ良いってわけじゃないけれど、今が楽しくなけりゃ損だ。

なぁ、そうだろう?


岩「あ、光。美味いなこの冷蔵庫に入ってたチョコ、何処で買った?」

滝「俺のデルレイがぁっ!!??」











……細かいことは考えずのんびりと行こうか

後書き

山無し落ち無し意味無し。

書けるかっ……!前回のあの終わりに続けてなんてっ……!消した文字約10KB……!なんという行き当たりばったり……!




とまあ正直ネタが切れ、げふん。グダグダが続く予感しかしないので……しばらくは死後の世界編の追加エピソードみたいな感じのを書いてこうかな、と。

終わったあとにネタが思い浮かぶとか有りすぎて困る(´・ω・ `)


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