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(ファーブラ・フィクタイズム1)【クイドクアム・アケルウス】プロローグ編  作者: 羽絶 与鎮果


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77/77

プロローグ編77/【姫愛夢】サイト0/10/眠れる双子妹/【量のクアンティア】4

 【半獣使娘(はんじゅうしじょう)】達の、お使いで【義仁】の写真と動画を持ってきてもらった事に感動する【姫愛夢】だが、

『こりゃ、お前達。

 またか。

 ここには極力来るなと申しておったじゃろうが』

 と言う声が。

 【ラスボス学校】を経営する【クイドクアム・アケルウス(老)】だった。

 【クイドクアム・アケルウス(老)】は、

『この子(クアンティアの事)は不安定なんじゃ。

 ちょっとした刺激で何があるかわからん。

 それはお前達を危険にさらすかも知れんのじゃぞ。

 この子もお前達もまだ幼い。

 お前達も10を超えたばかりじゃろ?

 この子も7つじゃ。

 つまり赤子とそう変わらんのじゃ。

 お前達は何とか力を使いこなしておるから活動させとるが、この子と姉は、力が大きすぎるのじゃ。

 そのまま、野放しには出来ん。

 この双子はな、【様稀24宇宙世界】の化身として誕生した存在?なんじゃ。

 お前達とは根本から違うのじゃ。

 扱いを誤ると全てを滅ぼす事にもなりかねんのじゃ。

 じゃから、この子達には眠ってもらっとる。

 解ったか?』

 と言った。

 5名は、はぁ~いと答えたが何処まで理解しているかは疑問だった。

 【クイドクアム・アケルウス(老)】は、帰りかけて背を向ける5名に向かって、

『・・・【姫愛夢】』

 と声を掛ける。

 突然、声を掛けられたので【姫愛夢】は、

『あ、ひゃい・・・』

 と言った。

 【クイドクアム・アケルウス(老)】は、

『君はナンバー3の実力者として認められたのじゃから、クラスのリーダーとして皆を引っ張って行かねばならぬ。

 悪戯娘達の言いなりになるのではなく、君がリードしなさい。

 良いね』

 と言った。

 【姫愛夢】は、

『え?でも・・・ボクは新参者だし・・・』

 と言うが、【クイドクアム・アケルウス(老)】は、

『新参者とかは関係ない。

 ここは実力主義じゃ。

 君のクラスでは君がルールとなる。

 それだけは努々忘れぬ様に』

 と言った。

 【姫愛夢】は、

『あ、はい』

 と答えた。

 【義仁】の知らない所で、【姫愛夢】には彼女なりのドラマが始まろうとしていたのだった。


 7名の主人公による7つの視点の物語。

 ここに開幕する。

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