プロローグ編16/【雨宮 梁雪(あめみや りょうせつ)】について02
【キャラクター・フュージョン・パイロット】と言う道を歩む事になる【梁雪】だが、彼は【解離性同一性障害】、いわゆる【多重人格者】だ。
彼はその後同じく【多重人格者】としての苦しみを感じている【相楽 香澄】と言う女性と知りあう事になる。
彼女との出逢いが彼にどういった事を巻き起こすのか?
【義仁】や【神依】などの助けはない。
あくまでも【梁雪】が自分で考え行動しなくてはならない。
だが、舞台となるのは、【義仁】や【夢魅】達が戦災孤児となった戦争のある地域だ。
戦争のまっただなか。
戦争には最新兵器が投入され、日々、尊い命が失われている状況だ。
お世辞にも明るい世界とは言い難い。
そんな状況の中、生きるために他者を殺し、日々の生を拾っている。
それが語られるのが、【梁雪】の視点の物語となる。
絶対的な力も無ければ特筆すべき運もない。
他の主人公達と比べれば凡人に過ぎない。
だが、凡人にも人生は平等に訪れる。
与えられた力、与えられた環境、与えられた条件で何を為すか?
それは力を持っている持っていないには関係がない。
強い者には強い者なりの、
弱い者には弱い者なりの、
それぞれのバトルフィールドが用意されている。
決して強くはない【梁雪】がどう動き、何を為すのか?
それが語られるのが、【梁雪】の物語である。
彼は生きるために戦争に荷担している。
生きるためにはそうせざるを得ない状況が彼の元に訪れていた。
平和を求めながら、敵を殺す。
その矛盾に背を向けながら、今日も生きている。
【梁雪】は、敵を倒した時、
「仕方なかったんだ。
生きるためには他にどうしようも・・・
だから、ごめん」
などと言い訳をして自分を誤魔化している。
正論で語れば、その矛盾で押しつぶされてしまうからだ。
生きるためには悪とされる事もやらなくてはならない事もある。
正しいと・・・言えなくてもやるしかない時もあるのだ。
彼はそれに直面する事になる。
そして、彼の視点では自分の才能を超える存在も多く出てくる。
【義仁】や【神依】にとっては大した事ない様に映ったとしても【梁雪】にとっては強大な敵であり壁である。
弱者なりの行動で何を為して、何を失っていくか?
それが語られて行くのが彼の物語となる。
彼については以上となる。




