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君と僕の魔法  作者: マグ
呪いのマントと紅の精霊
7/25

自分の弱さ

あれからどれくらいたっただろうか

僕は病室で倒れていた

記憶はしっかりとあり、死んだと思っていたのだが……

僕は生きていたのだ。何故生きていたのかは知らない。あの瞬間に意識が飛ばされたのだから知らない。

しかし言ってしまえば何も状況は変わっちゃいない、まだ結界で閉じ込められている状況にある

魔理沙)あのなぁ……一人で無茶するからこうなるんだぞ

マグ)悪いな……無茶して

そんなことを喋っていると

大妖精)マグさん!!

マグ)大妖精か……どうした?

大妖精)よかった……無事だった……

マグ)それってどういう……

大妖精)私がここにマグさんを運んだんです

その言葉で僕は理解した

マグ)あぁ……なるほど

こいつは紅の精霊の力を出したのだ。故に服には血がついている。傷口はないため恐らく返り血だろう。

マグ)殺ったのか……あの能力者を……

大妖精)能力者……この世界では珍しいですよね……危なかったです……まさかテレポートが使えるなんて

マグ)そんな能力だったな、あいつ

そう、僕はあいつの能力に破れた。恐らく普通の人間は能力者には勝てないのだろう。と言うことは大妖精は能力者なのだ。紅の精霊の力で勝ったとしても不自然すぎる。何故ならこいつは紅の精霊を出しているとき、明らかに性格が変わる。その時に使っていたのは重力だった。

マグ)一つ聞いて良いか?

大妖精)はい、何でしょう?

マグ)お前ってさ……能力者なの?

大妖精)はい……一応……

やっぱりな

マグ)ま、能力者が能力者と戦ったんなら強い方が勝つよな

苦笑する

その時だった

殺気を感じた

マグ)何か感じる……

大妖精)え……?

マグ)何かが近づいてきている……しかも数人……

ルカ)大変だ!!

マグ)どうした

ルカ)フリーが攻めてきた!!

マグ)フリー?

ルカ)あぁ!!ヒーズコアの団員の四天王の一人!!

マグ)四天王?

僕は考えた。考えて考えてやっと理解した。恐らくこの計画はリーダーによって行われている物、ルカの言い方からして四天王が直々に出てくると言うことはそれほど重要な任務なのだろう。アルが能力者だったからには四天王も恐らく能力者、つまり僕は手出しは出来ないわけだ。

レミリア)大変なことになったわね

マグ)レミリア?

レミリアはニヤニヤしながら言っていた

レミリア)紅の魔法使いといえど魔法が使えないのならば魔法以外の方法で戦うしか無いのよね

マグ)お前一体何を言って……

レミリア)能力を使うのよ

マグ)能力を……?

レミリア)えぇ、能力、能力者には能力で対抗するしかないわ

マグ)なら俺は任せることしか出来ないのか?

レミリア)能力がない貴方に出来ることは無いでしょうね、恐らくは

マグ)そうか……

僕は能力者でも何でもない、ただの人間、能力者のように強いわけでも無ければ魔法が強いわけでも無い、僕は最弱なのだ

?)貴方が最弱と思う限りは最弱のままよ

え?僕もしかして心読まれた?てかだれ?

さとり)私はさとり、思っている通り心を読んだわ

マグ)心を読む能力?

さとり)そうよ、実際に言えば使えないけどね

マグ)能力にも色々とあるんですね

?)よぉ、能力者さん達

ルカ)フリー……

フリー)おっと、裏切り者じゃないか

ルカ)俺をその名で呼ぶな

フリー)悪い悪い、じゃあ、さっさと消えて

そいつがそういった瞬間だった

爆発音が聞こえた

マグ)嘘だろ……

僕は混乱した

だってこいつは……

爆発に巻き込まれてもかすり傷一つつかなかったのだから……

フリー)まずは君からだよ、マグ

マグ)なんで俺の名前を!!

その刹那、フリーの拳が腹部に刺さる

フリー)なーんだ、能力者じゃないのか

マグ)なん……だと……

フリー)さてと……次は誰かな……

そいつがそう言った瞬間だった

大妖精)ふざけないでください……

そう、大妖精のナイフがフリーの腹部に刺さっていたから

フリー)見えなかったぞ!!何をした!!

大妖精)貴方には先生と同じ痛みを知ってもらっただけです。あと何故倒れている人から狙ったんですか?先生は倒れていました。故に反撃を出来ないのは当然のこと、何故先に倒れている人から攻撃したのでしょう?

フリー)それは……

大妖精の言葉には何故か聞き覚えがあった。どこか遠い昔に聞いたことがあるような、そんな気がしたのだ

マグ)フリー……貴様……

フリー)まだ動けたのか?次は容赦しないぞ

そうフリーが言うと僕は………




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