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第7話、皇国にて,1


クリス様が部屋を出た後にお父様が

「私のせいでジョージアは亡くなり、リーシャは記憶喪失になってしまい、イザベラには苦労を掛けて本当にすまない」


「お父様が悪い訳でわ無いわ、悪いのは全部、王国よ。

私は王国を絶対に許せないわ、お父様は私に気を使わないで、私は隣の部屋で休むから、お父様とお母様はこの寝室でゆっくり休んで下さいね」


私は隣の寝室に行き着替えてふかふかのベッドに横になったが、、王国の出来事や王都を出た時からの事を考えると心の底から怒りが湧き出して来てしまい。


お兄様の事を考えると涙が溢れ出して中々眠れなかったのです。


私は前世では剣道4段で柔道3段なので女ながら女猛者と呼ばれていたくらいなので、剣と体術、魔法をもっと訓練して強くなり必ずや王国に復讐をすることを誓ったのでした。


部屋が明るくなり目を覚ますと昨夜は泣きながら寝てしまったみたいで、目が少し腫れていたが起き出してリビングに行くとお父様が起きていました。


「お父様、おはようございます、お母様は?」


「ああ、おはよう、お母さんはまだ寝ているよ」


お父様と此れからの事を話しているとお母様が起き出して来て

「此処は何処?私は誰でどうして此処にいるの?」


お父様がガックリして

「やっぱり駄目か、昨夜も話しただろう、君の名前はリーシャで私の奥さんで其処にいるイザベラの母親だよ、事故で記憶が無くなったのだよ」


お母様は私の側に来て私の頬を撫でて

「貴女が私の娘なの?綺麗で可愛い子ね~」


私はお母様を抱きしめて

「そうよ、私はお母様の娘イザベラよ」


お母様も私を抱きしめて

「そうなのね、まだ何も思い出せないけれど、宜しくね」


そんな時ドアがノックされて、ドアを開けるとクリス皇太子が現れて

「おはよう、疲れは取れた?大丈夫?、朝食を食べに行こうか」


「おはようございます、大丈夫ですわよ、昨夜は久しぶりにゆっくり寝れました、ありがとうございます」


クリス殿下の案内で食堂に行くと美味しそうな湯気の立っているスープやサラダ、パンなどの食事の用意がしてあり。


クリス様は椅子を引いて私を座らせてから隣に座り私の顔をみて

「まだ疲れているのかな?」


クリス皇太子は無精ひげも剃っていて、精悍

で綺麗な顔立ちで藍色の瞳で見つめられて私は胸が「ドキッ」として顔が赤くなるのが自分でもわかり慌てて

「だ、大丈夫です、昨夜は考え事をしてチョット寝不足なだけですので」


「ふ~ん、そうならいいけれど、イザベラ嬢は顔も綺麗で可愛いけれど、性格も綺麗で可愛いね」


私はクリス様の言葉に一段と顔を赤くしてしまい顔を上げられなかったのです。


お母様が私を見て

「イザベラは隣の男性と仲がいいみたいね、もしかしたら恋人か旦那様ですか?」


私はもしかしたら今迄の人生で一番あせって

「お母さま~!!、何を言い出すの~」


私がそうじゃないと言おうとしたのですがクリス様が笑いながら

「アハハ!!そうだったら嬉しいのですが、

まだ知り合ったばかりなので、そうなれるよう頑張ります」


お母様もニコニコして

「イザベラは私の娘みたいなので、宜しくお願いしますね~」


お父様が久しぶりに爆笑して

「ワッハハ~、面白い!記憶が無くても親子だな~、ㇵッハハ~」


私は顔を真っ赤にして頬を膨らませて

「もう~、みんなで一緒に私をからかって、

もう~、」


そんなで和やかに食事が終わり、場所をリビングに移して、食後のお茶を飲みながら今後の私たち家族の事を話しているとジャンとニューリ様がリビングに来ました。


お父様が宮殿で世話になるのは迷惑なので皇都に家を借りて住まいたいと言うと、クリス様が王国の暗殺者に狙われて危険だと言いどちらも譲らなかったので、

ジャン様が

「それならいっそのこと俺の屋敷に住んだら、部屋は大分空いているから大丈夫だよ」


直ぐにクリス様が

「駄目だ!イザベラ嬢とお前を同じ屋敷なんかに住まわせるわけにはいかない、絶対に駄目だ!」



ジャンとニューリが顔を見合わせて小声で

「こりゃー、クリス様が本気で惚れたな~」


の言葉は誰にも聞こえなかったのだ。



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