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第13話、閑話、記憶が戻ったリーシャ

私はイザベラの母親のリーシャです。


記憶喪失になり以前の事は何も覚えておりません。


旦那様だと言われたギョームだけは何となく優しい人だったと思い出しました。


娘だと言われた、イザベラを見た時はこんな綺麗な子が私の娘なのかと思いました。


旦那様と言われたギョームの側にいると心が落ち着き安らぎを覚えます。


イザベラは私に気を使い優しくしてくれて本当に優しい良い子です。



そんなイザベラが今日は皇后様の誕生パーティーの会場で言われの無い辱めを受けまして気を失ったのです。


私は言われの無い言い掛かりをつけてイザベラを虐めた、あの心の醜い親子を叱りつけてイザベラを助けてくれた皇帝陛下様に心から感謝しております。


今はイザベラはクリス様が用意してくれた此の部屋で寝ています。


先程までは皆様が心配してついていてくれたのですが,今はパーティー会場に戻られて私一人が付き添っています。


イザベラは何か夢を見ているのか涙を流して何事か呟いています。


又も何か呟いているので耳を澄ますと

「お兄様、ジョージアお兄様、死なないで~

いや~、駄目ー、死ななで~ジョージアお兄様~~~」


私は驚きました。

「ジョージア死なないで」という


名前と死んだみたいな事を聞いて、私は頭がガンガンして激痛に襲われて一瞬気を失いました。


多分5分くらいして気が付くとイザベラは涙も止まりスヤスヤと寝ていてホッとして安心しました。


所が驚く事に私の記憶が戻ったのす!!

全部思い出しました!!!


小さい頃やギョームとの結婚式、子供が生まれた時など何もかも思い出したのです。


王国での出来事や逃亡中に襲われて、息子のジョージアが毒の弓矢で撃たれて死んだ事

など、馬車が旦那様とイザベラを乗せたまま落ちていく所。


私は馬車から直ぐに放り出されて襲撃した賊に捕まえられた事。


私は全部思い出すと、身体の震えが止まらず涙を流していました。


旦那様とイザベラは息子のジョージアが亡くなり私が記憶喪失になりどんなに辛く悩んだことでしょう。


私は記憶が戻った事を二人に伝えるべきか悩みました。


心優しい二人なので記憶が戻った私を喜んでくれるは分かっているのですが反面、物凄い心配をしてしまう事も分かるのです。


私は演技をすることに致しました。


少しずつ記憶が戻った振りをしようと思ったのです。


どんな風に演技をしていこうかとか、いつ頃全部記憶が戻った事にしようか、など色々と考ていましたが考えがまとまらずに困ったいました。


私が色々と考えていると暫くしてイザベラが目を覚ました。


私がギョームやクリス様を呼びに行こうとしましたがイザベラが思いつめた様子で


「一寸の間、誰も呼ばないで」


と懇願されてしまい


仕方ないので部屋に戻るとイザベラは何か深く考えているようなので、声を掛ける事が出来なかっのでした。


後で聞いたのですが、イザベラを虐めた豚みたいな伯爵は其の後の調べで、禁止されている人身売買などの罪で処刑されて、娘は極寒の地の修道院送りになったそうです。


それと恥ずかしい事に私の幼稚な演技はイザベラに見抜かれて記憶が戻っている事を見破られてしまいました。


白状させられてしまい、イザベラは歓喜の涙を流して抱き着いて喜んでくれました。


旦那様も泣いて喜ばれ、その晩は久しぶりに旦那様に抱かれて夫婦の交わりが有った事は恥ずかしいので内緒にいたしました次第です。


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