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08 "再会と困惑"

「・・・お前はなぜそんなに取り乱してるのだ??」


「・・・!??、だから!!!」


「・・・まぁ待て、今ここですべて話すのは長くなる。場所を変えてからだ。

・・・あと誤解がないように言っておく・・・・」


そう言った美少女の目の色はいきなりくれない色から黒色こくしょくに変化しはじめ、腰まであった髪の長さもみるみる、肩より少し長いくらいまで短くなっていった。


「・・・私だよ。神岡くん?」


「・・・えっ!?」


驚きのあまり少しの間思考が止まったがその場にいたのは、テロリストたちに連れていかれていた姫小路朱李ひめのこうじしゅりだった。


「え!?姫小路さん!?ど、どうして!?!?」


「約束したでしょ。今朝、放課後になったら話があるって。忘れちゃった?」


「い、いや覚えてるけど・・・約束のためにここに来たの?」


「うん、そうだよ」


姫小路さんは何も変わったことを言っていないかのように話した。


「で、でも姫小路さんは連れていかれたんじゃ?・・・」


「連れていかれたけど放課後になったから逃げてきちゃった。」


「・・・えっ、ええええええええ!!ど、どうやって!?!?!?」


「どうって、さっき神岡くんも見たでしょ?私のちから


「み、見たけど、なんなの!?あのちから!!?」


「あー、あれはね・・・」


姫小路さんが話そうとすると廊下のほうから階段を駆ける音が響いてきた。


「どうやら、警察が突入してきたみたいですね。話はまた今度にしましょう。あ!!あと今日のことは他言無用でお願いしますね。神岡くん。」


一瞬だけ教室に入ってきたときの彼女の凄みを感じた・・・・。


「え!?・・・でもどうするのこの状況!?クラスのみんな気絶しててしかもテロリストたちまで気絶してる!?気絶していないのは俺ら二人だけ・・・警察になんて説明すれば!?!?」


この変な状況に俺はどう警察に説明すればいいか分からず戸惑っていた。しかし、姫小路さんは自信ありげに薄い胸を張って自信満々に言った。


「私たちも《《気絶》》したふりをすればいいんですよ!!」


「!?、そんな簡単に気絶なんてできないよ!?あ!!そっか姫小路さんの力で気絶すればいいんだ!!それならいけるかも。」


「あーー、神岡くんには私の力は通用しないんですよね~。」


少しの間考えていたが残念そうに言った。


「それに気絶するんのではなくて《《気絶したふり》》をするんですよ!!」


「な、なんだー《《気絶したふり》》か~。・・・・・・・・って、できるか!!!そんなこと!!絶対気づかれるわ!!!てかなんで俺だけ効かないんだよーー」


「それは長くなるので後で・・・それにしても神岡くんは注文が多いですね。」


(ふつうはみんな俺みたいな反応するよな!?するよな???)


あまりにも姫小路さんが私は普通のことを言ったといわんばかりに話すので疑心暗鬼に陥っていた俺であった。


「もーー、仕方ないですね。それでは失礼します。」


「・・・・へ??」


姫小路さんは頭を下げると何故か拳を前に構え、狙いを俺の腹にさだめた。


「・・・へ!?ちょ、ちょっと待って!!ま、まさか!?それできぜt(殴・・・・グハッ!!・・・」


俺の話も聞かずに姫小路さんは俺のみぞおちに拳をねじ込ませた。


「ひ、姫小路さん、今日、俺・・・腹パンされるの・・・これで・・・二回目なんだけど・・・」


(・・・い、意識が遠のいてく・・・、屈強な男の腹パンでも気絶しなかったのに・・・どれだけ強いんだ姫小路さん・・・)


バタンっ!!俺の体は地面に横たわってしまった。


「ふぅー、これでよし、さっき少し不愉快なことを言われた気がして少し強く殴ってしまいましたけど大丈夫でしょう。だってあなたはスタークォーツ所持者なんですから・・・」


それからは覚えておらず起きた時には、病院のベットの上にいた・・・。



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