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第2記-1 転換/戦いの始まり

予想以上に展開が進まなかったです。戦闘だけになってしまいました。

前回の超簡単すぎるあらすじ

一、主人公、四木虹夢が海を眺めるところから始まる!

二、虹夢、中華屋ヒロモトで働いてたら海賊の噂を聞く!

三、そこからすったもんだあった末にシザーバットや背中に斧の形をした翼を持ち、

腕にはカッターのようなものがついた、黄金の龍と出会い、

何故か変身して突如現れた怪人と戦うこととなった!


「はあ!」


海と道路を挟んだ浜辺で、髪は黄色く染まり乱れ気味に、

瞳は緑色の、衣装は青で縁取られた金色の雷が入った、

和風な銀色の服の上に黄色の陣羽織を羽織ったもので、衣装の至る所には、

首には金色と青混じりの黄色のマフラーが巻きついており、

その先には龍の頭のような飾りがついている。

時折り音を響かせる雷をその身に纏う、戦闘形態『雷竜』になった虹夢が、

まるで水でできているかのような見た目で、左手はフックとなっており、

右手には剣を持ち、背中にはアンテナがついた機械を背負っている怪人、

『デントリー』と戦っていた。

虹夢の迅雷竜突牙と、デントリーの右手の剣同士が、激しく何度もぶつかり合う。


「どうした! 遅いぞ!」


「くっ…!」


しかし、虹夢の方が押され気味のようだ。

変身によって強化はされたが、それでも迅雷竜突牙(じんらいりゅうとつが)は重く、

デントリーの剣の方が一瞬早いようだ。

少しずつ、防御が間に合わなくなっていくことに、虹夢は少し焦りを感じ始めた。


「迅雷竜突牙を分離させろ!」


そんな時、竜が虹夢に向けて叫んだ。

分離、と聞いて迅雷竜突牙を調べようとするが、

デントリーが向かってきているので、

一旦迅雷竜突牙を置いてデントリーに蹴りを入れる。


「ぐべ!?」


偶然にも顔に入り、デントリーは顔を抑えて数歩後退、膝をつく。

その間に虹夢は迅雷竜突牙を調べ、分割線と、

その近くにスイッチを発見する。虹夢は迷わずそれを押す。

すると迅雷龍突牙が一度バラバラとなってから再度別の形で組み合わさり、

ディスクをセットしているベース部分と、

金色の斧『雷覇翼斧(らいはよくふ)』、金色の弓『雷爪断弓(らいそうだんきゅう)』の三つに分離した。


「これでいけってこと…か? まあいいや!」


二つの武器を手に取り、竜の意思を汲み取った虹夢は、

雷覇翼斧を右手に、雷爪断弓を左手に構え、デントリーに接近する。


「ぬお!?」


「でぇや!」


急に肉薄されてたじろぐデントリーに、虹夢は雷覇翼斧で斬りかかる。

デントリーは剣でそれを受け止めるが、

すぐに虹夢が放った雷爪断弓による攻撃が飛ぶ。

デントリーはそれを回避できずにもろ喰らう。

そこから更に畳み掛けるように虹夢は両武器を持ってデントリーに攻撃を仕掛けていく。

分離したことで軽くなり、かつ両手に武器を持ったことで、

攻撃速度及び攻撃回数が増え、デントリーが対応しきれなくなっているからだ。


(このままではまずい)


この状況を好ましく思わなかったデントリーは虹夢の攻撃を弾くと、

後ろに飛んで距離を取ろうとする。


「行かせるか!」


バヂヂッ ビュン!


だが、それを見た虹夢は、一瞬体に電気を走らせたかと思うと、

超スピードを発揮して再びデントリーに接近する。


「何!?」


これは雷竜の特殊能力、雷を操る力の応用で、

神経系を巡る微細な電磁波の伝わる速さを上げることで、

体の速度を引き上げているのだ。


「く、させん!」


接近してきた虹夢を迎撃するために剣を振り下ろすデンテリー。

だが虹夢はそれを先程の高速移動で回避し、後ろに回りこんで斬りかかる。


「また…!?」


「当たれ!」


虹夢が後ろに回ったことにデントリーは気づくが既に遅い。

デントリーは防御仕切れず虹夢の斬撃を喰らう。デントリーは再度膝をつく。


「当たった…!」


初めて攻撃がまともに決まったことに喜ぶ虹夢。

そこにシザーバットがパタパタと飛んでくる。


「電撃攻撃に切り替えろ!」


「電撃? 切り替え?」


シザーバットは虹夢に電撃攻撃に切り替えるように指示するが、

虹夢はよく分からず困惑する。

すると頭に電撃が走り、武器の情報が流れ込んでくる。


「…なるほど!」


突如頭に走った電撃により、迅雷竜突牙と雷覇翼斧、

雷爪断弓の使い方を知った虹夢は、

両手にそれぞれ持つ雷覇翼斧と雷爪断弓に電撃攻撃に切り替わるように念じる。

すると、両武器に電撃が走る。どうやらこれが切り替わりの証のようだ。


「よし!」


電撃攻撃状態に切り替わった両武器を構え、

虹夢は体制を立て直そうとしていたデントリーに高速移動で接近し、

電撃をまとった斬撃を決める。


「……」


しかしデントリーはそれを躱そうとせず、まともにその身で受けた。

そしてその際に電撃は発生、したが全てデントリーの後ろのアンテナがついた装置に集まっていく。


「……あれ?」


電撃をまとった斬撃が全く効いてないことに驚き、困惑する虹夢。


「ふふふ、我に電撃は効かぬぞ」


デントリーは得意げに言った。どうやらデントリーは電撃が効かないようだ。

そして笑いながら、固まってしまっている虹夢の横をしれっと通り過ぎ、

ジャンプして街の方へ行こうとする。


「…………は! いや行かせるかぁ!」


直後思考停止状態から回復した虹夢は雷爪断弓の矢尻を引き、雷の矢を放つ。


「ぐはっ!?」


ジャンプで空中にいて無防備だったデントリーはそれをもろに喰らう。

しかし、アンテナがついた機械が硬いのか矢は突き刺さらずに弾かれた。

だが喰らったのは事実なので、バランスを崩したデントリーは地面に落下する。


「普通の電撃が効かないのならこれで!」


そう言って虹夢は雷覇翼斧を銃モードに変え、再び念じる。

すると、今度は青と緑が混じった電撃が走る。

それを確認した虹夢は雷覇翼斧から雷の弾丸をデントリーに向けて放ちまくる。


「ぐお!? ぐわ!? がは!? ぐを!?」


弾丸はほぼ全てデントリーに直撃し、

その度に緑混じりな青い電撃がデントリーに走る。


「ぐ、だがばは!? く、ば、ばかめぐぁ!? で、電撃は我にとってべあ!? と、とっては、力にしからなんぐ!? ず、ぞぉ!!」


弾丸を何発も喰らいながら言い切ったデントリーは、

背中の機械から電気をフックに集め、フックから雷でできた鞭を虹夢へと飛ばす。


「うわ!?」


その鞭は虹夢に絡みつき、自由を奪う。

これでは高速移動も出来ないので、虹夢は逃げることができない。


「はっはっはっはっは!! 捕らえたぞ! これで終わりだ!」


「あいつ何か言ってますよー監督」


「そうだなー」


「おいぃきさまらあああああぁ!!? なんでのんびりしてるぅ!?」


虹夢を捕らえ、高笑いするデントリー。

しかし、シザーバットと竜は全然焦っておらず、

思わず大声で突っ込んでしまうデントリー。


「そのフックを見ろ」


「フック?」


竜にそう言われ、デントリーはフックを見る。

するとフックから伸びていた雷の鞭が段々と細くなり、そして消えた。


「だに……ごば!?」


鞭が消えたことに困惑すると同時に驚くデントリー、にすぐ虹夢が弾丸を放ち、

偶然それは脳天に当たりデントリーは仰け反るようにして空中で回転し地面へと倒れ伏す。


「ねえ、もう十分?」


虹夢は竜にそう尋ねた。

竜はデントリーを暫くじっと見ると、虹夢に「いいぞ」と言った。

それを聞いた虹夢は「よし」と気合いを入れると雷覇翼斧と雷爪断弓、

そしてベースを合体させ、迅雷竜突牙へと変える。

そして起き上がろうとしていたデントリーに超スピードで接近し、

迅雷竜突牙で斬りつけた。すると、


バチィ!


「ぐわぁ!?」


その瞬間小規模ながら衝撃波が発生しデントリーを吹っ飛ばした。


「な、なんだこれは!?」


「特別に教えてやろう」


突然発生し自らを吹き飛ばした衝撃波に驚くデントリー。

そんな彼に向かって竜は説明を始める。


「その迅雷竜突牙は、雷覇翼斧と雷爪断弓によって蓄積させた特殊な電気を移動させる際に、衝撃波を発生させることで相手にダメージを与える武器だ。おまえの鞭がすぐに消えたのは、その特殊な電気はその迅雷竜突牙じゃないと使えないし集められないからだ」


それを聞き、さっきの状況に納得したデントリー。

あれだけ弾丸を喰らったにも関わらず雷がそこまで溜まっていなかったのは、

迅雷竜突牙しか集められない雷であったからだったからだ。


(だが、わかった所でこれはどうしようもなくないか?)


そしてデントリーは同時にこの状況を打開する手段がないことにも気づく。


「よし、虹夢、止めだ」


「分かった!」


それを悟ってか悟らずかはわからないが、竜は虹夢に止めをさすように言う。

それを聞いた虹夢は元気よく了承すると、迅雷竜突牙のベース部分の弦を弾く。

すると迅雷竜突牙が黄金に輝き始め、虹夢はそれを大きく振り上げ、


  【雷龍覇邪一閃 波の型】


「でや!!」


そして振り下ろした。すると龍型の電撃がデントリーへと向かっていき、激突。


「ん? な…が!?」


そしてその瞬間、先ほどよりも大きな衝撃波がデントリーを襲う。


「ぐ、ぐわあああああああああああああああぁ!?」


 パアアアアアアアアアンン……!!


その衝撃波に耐え切れず、デントリーは爆音を立て破裂した。


「……終わった?」


「ああ、終わった」


「そっ……か」


デントリーを倒し、この戦闘が終わったと思う虹夢、

それを竜が認め、本当に安堵する。

すると、変身が解除され、変身前の姿に戻る。


「あ、戻った」


自身の姿が元に戻ったことに気づいた虹夢。

その後、何かを思い出したかのような表情をすると、道路の方へ向かい、

中華料理店ヒロモトの店長からもらった食材が入った袋を持って歩き出す。


「どこへ行く」


「家」


虹夢がその場を離れようとするのを見てそう尋ねる竜。

虹夢はそれに家と答えた。ようはしれっと家に帰ろうとしていたのだ。


「待て、俺も行く」


「え?」


そんな虹夢を竜は呼び止め、自分も付いて行くという。もちろん虹夢は驚く。

更にそれを聞いたシザーバットがにやにやしながら竜の元に飛んできた。


「何々、付いていきたいんですか雷仁竜様は? え? そのなりでですか? 冗談ですよn「うるせ」eゔべらっっしゃるああぁっぁあ!?」


「し、シ〜ザ〜〜!?」


そして竜、雷仁竜(らいじんりゅう)をうざめのテンションで煽る。だが煽り始めたその瞬間に、

ジト目でそれを見つめていた雷仁竜に、

思いっきりチョップをかまされ砂浜にぶっ飛ばされる。そこから、

大量の砂を撒き散らしつつクレーターを砂浜に何個も作りながらバウンドし、

最後に盛大な爆音と水しぶきを上げながら海へと突っ込んだ。


「ちょ、あれ大丈夫…?」


「大丈夫だろ」


盛大にぶっ飛んだシザーバットに心配な目をむける虹夢。

雷仁竜はというと特に気にしてはいないよう。

それから「それじゃ行くか」と呟くと、

雷仁竜が光に包まれ、徐々にその形を変えていく。

光が治まると、そこには金髪の青年がいた。


「…………人になれたんだ」


「……まあな」


雷仁竜が人型になったことに、虹夢は瞬間的に黙ってしまうほどに驚いた。

雷仁竜は特に表情変えずに頷いた。


「さて、帰るんだろ。とっとと行くz」


「あ、待って!」


「なんだ?」


気を切り替え、虹夢に再び歩き出すよう促す雷仁竜だが、虹夢に呼び止められる。

突然、呼び止められ困惑する雷仁竜。なんだ、と思い聞き返す。


「名前、雷仁竜って言うの?」


「ん? そうだが? それがどうし…」


「レイジ、って読んでいい? 雷仁竜ちょっと長いから」


すると、虹夢にレイジ、と呼んでいいかと訊かれた。


「……勝手に呼んでいいぞ」


……雷仁竜、レイジはそれを了承した。


「あ、シザーはどうするんの?」


「後で勝手についてくるから心配すんな。後シザーってあいつのアダ名か?」


「うん。だってちょっと長いから」


「六文字も長いか?」


シザーバット、シザーの話題がさりげなく出るが、軽い感じで流れ、

二人は虹夢の家へと向かっていった。なお、シザーは20秒後に復活して二人を追いかけた。

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