丸ちゃん、取り合いっ子
丸はすくすく育って、形だけのお食い初めも済んだ。ちなみにわたしのお食い初めの時は、イチゴとパン粥だったらしい。うーん、ゴージャス‼️
さて、米子ちゃんのお父さんが、丸をケータイストラップにしてくれたので、わたしも鬼姑も、さっそくケータイに着けて、とても喜んでいる。
これは残念なことなのだが、舅も鬼姑も上手に丸を抱くことができるのだが、わたしも抱きたくて抱かせてもらうと、米子ちゃんに、
「おねえちゃん、危ない!危ない!丸を落とさないでね」とか
「犬とは違うんだからね!」
と怒られてしまうのである。わたしはすっかりしょげてしまった。
女はやはり子どもを産むと強くなるのだろうか。それとも米子ちゃんは、初めから強かったのかしらん。
わたしがしゃべりながらご飯を食べていたら、
「黙って食べる!」
と叱られてしまった。しゅん。
わたしが照夫に、
「米子ちゃんって、小学校で怖い先生なの?」
と聞いたら、
「うん。一年生なんて半泣きらしいよ」
と言っていた。恐ろしやー。
でも米子ちゃんはフォローのできるしっかり者で、後日、
「この間はありがとうございました。又遊びに行きます。家にも遊びに来てください」
とメールをくれたのだった。
さてさてもうすぐこどもの日。新築の家にこいのぼりが建てられるかどうかおしゃべりしていました。
でも、庭がコンクリートなので、残念ながら屋根より高いこいのぼりは建てられないらしく、鬼姑は、
「じゃあ、500円位のおもちゃつきお菓子のこいのぼりでも買ってやればいいのにねぇ」
なんて夢の無いことを言っておりました。
ちなみに米子ちゃんは、もうすでに次は女の子、と決めていて、
「おねえちゃんのお雛様はあるんですか?」
と聞いてきた。これにはみんなびっくり!
鬼姑から譲ってもらった五段飾りは、出すのもしまうのも大変だから、別にいいけど、もうひとつのお内裏様とお雛様の二人だけの飾りは、二十万円もして、それはそれは大切にしているのです。
いくらかわいい米子ちゃんでもあげられないよ。
それにしてもちゃっかり者の米子ちゃん。