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コポォエッセイまとめ

開き直りのすゝめ

 なんだかエッセイばっかり書いてるなぁ……と思いつつも、書きたいんだから仕方ないと今日も懲りずに書く私。


 フェフオウフコポォと申します。


 書く内容が日によって大分違っていますが、その日ごとに見たり感じたりした事が違うんだろうと好意的に解釈をしてみたり。

 はい。八方美人とか散漫とかは考えないよう誤魔化します。うん。


 では、今日も今日とてエッセイをば。


 はじめに、私が記す内容に関しましては、あくまでもエッセイです。

 個人の主観で感じるまま書き綴ったモノであり、純粋に『私はこう思った』というモノでしかありません。

 内容によっては言っても仕方がないことを、ただただ述べる愚痴な事もままありますので、その旨ご了承をどうぞ宜しくお願い申し上げます。



 さて、今日のテーマは



 『開き直りのすゝめ』



 ……



 いや……なんだか悪い事を勧めているような気がしてしまうのですが、実は『開き直る』って……凄くないですか?


 私はなかなか開き直る事ができませんし、あまり開き直った経験もありません。

 多くの方もそうなんじゃないかと思います。

 自分がしていないのに勧めるってどうよ。という声も聞こえてきそうですね。


 一応ご注意願いたい事は


 『居直る』とか『逆ギレ』ではなく『開き直る』


 『開き直る』を辞書で引くと、


 “急に態度を改めて、正面切ったきつい態度になる。

 のがれられぬと覚悟して、ふてぶてしい態度になる。”


 と、ありました。

 ですが、さらに調べてみると“元来は態度を改めて反省する意であった。”という言葉も見えます。


 現在の『開き直る』の意味は『居直る』とほぼ同義のような印象ですが、ただ、その中にあっても昔あったであろう意味は少し残っているように感じていて、この感じた部分が、実はとても凄い事だと思えているのです。



「あ~あ。開き直っちゃったよ。」


 こんな言葉が聞こえると『厄介な事態になっていく』という印象を受けます。

 つまり、対峙している相手がより厄介な存在に進化した。『強く』なったとも取れないでしょうか。


 『開き直る』という行動をとる事で、人は変わる。

 人となりが、そして印象が大きく変化する。


 で、あれば、いい意味で『開き直った』としたら、それは自分にとって、とても良い影響を及ぼすとも言えるのではないか……


 よしっ! ならば自発的に開き直ってみようっ!



 ……


 ……うわぁ。


 実践しようとすると…………キツイです。

 とてもキツイです。



 何がキツイかと言うと、試してみて頂ければご理解頂けると思うのですが、いざ、自発的に開き直ろうとすると、必ず自分自身で自分の悪いと捉えている面を直視しなくてはいけなくなりました。


 開き直る為には、自分が心から『自分のここが悪いと思っている事』と真正面から対峙しなくてはいけなくなる。


 自分自身の悪いところを真っ直ぐ捉え、それを理解し、その上で全部飲みこんで


 「あぁそうさっ!

 だからどうした!」


 と、笑い飛ばさなくてはいけない。


 それは、


 精神面であったり、身体的特徴であったり、

 行動の結果であったり、境遇であったり、

 過去であったり、未来であったりする。


 それらをまっすぐ見つめて


 『あぁ……俺、ここが悪いと感じているんだな』


 と、噛み砕かなくてはならないのです。


 蓋をして隠していた心を、わざわざ見に行かなくてはならない。



 ……キツイ。


 辛い。


 見たくない。



 ……でも、もしかすると、ソレを飲みこめさえすれば人間として一段『強く』なれるのかもしれません。



 ――考えてみると、自分の尊敬する人達は皆、どこか開き直っている。


 ある人は、


「ん? あぁ。俺はハゲてる。

 ……だがな。これはハンデなんだよ。

 お前なぁ、もし俺がフサフサだったりしてみろ? モテすぎてとんでもない事になるぞ?」


 と、笑う。

 そして驚く事に実際よくモテる。ハゲなのに。


 ある人は、


「僕は、これ以外の事は出来ない。

 でも出来ない事なんて出来る人に任せりゃあいいんだよ。ムリなものムリ。

 僕は自信があることで勝負するし、実際それで勝負ができる。」


 と、誇る。

 そして、それで世界を股にかけて飛び回っている。


 私が尊敬する人達のようになりたいと思うのであれば、まず第一に自分の良いも悪いも全てを隠さずに見つめ、自分の悪い点を隠す為に着飾ったり、お金を使ったり、意識高い系な振る舞いをするのではなく、しっかりと認めて、その上で開き直る事なのかもしれない。


 急には難しくとも、

 少しずつであっても、

 真っ直ぐに自分の『()』を認めた上で、


 気持ちよく開き直って、


 これから未来を生きたいと思う。

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― 新着の感想 ―
[一言] 開き直りと負け惜しみは紙一重な気がします。 コンプレックスを受け止めて直視できるか、自分のマイナス面に振り回されてるかの違いなのかな。
[良い点] まったくもってそのとうり あえて銀英伝の名せりふ 「それがどうした」 を送ります [一言] 蜘蛛や雲古みたいなおバカなやつ待ってます
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