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シンデレラエクスプレス(死語の世界その壱)(二百文字小説参加作品)

作者: りったん

 律子は総一郎と東京駅の新幹線ホームでしばしの別れを惜しんでいた。


「また今度の週末ね」


「浮気するなよ」


「そっちこそ」


 誰も見ていないのを確かめ柱の陰で口づける。


「愛してる」


「俺も」


 発車の音楽が鳴る。


「ああ!」


 目の前でドアが閉じてしまった。


 新幹線は最終だ。もう次は明日の朝までない。


「どうする?」


 律子が深刻な顔で尋ねた。総一郎は苦笑いをして、


「延長いいですか?」


「バカ」


 二人は寄り添い、ホームを歩き出した。

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― 新着の感想 ―
[一言] まぬけな二人に心が和みました^^ 僕もいつか遠距離恋愛とかしたら、こんな風になるのかなぁ。 素敵な時間をありがとうございました。
2011/11/29 20:11 退会済み
管理
[一言] 今はもう使わないのかなあ、シンデレラエキスプレス。 駅での別れってドラマチックですよね。 次はどんな死後の世界が…… 楽しみです^^
[一言] なるほど、微妙に大人の世界ですね。 延長ですか。ふふふ。 この作品、お洒落です。
2010/03/31 21:28 退会済み
管理
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