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005

・・・・・・食べながら話しているうちに

夜は更けていった



悠斗「んん…?」朝日が眩しい

太陽がこんなに気持ちいいなんて

いつ以来だろう…

きっと子供の時以来だな…


ライオン「あら、おはよう悠斗」

悠斗「おはよ。みんなおはよう」

「おはよー」「悠斗、お前いつの間にか寝てたな」

「わたし悠斗の寝顔見た!」「俺も!」

「すげーいびきかいてたぞ」


悠斗「うるせーよ。

   お前らとは今日でお別れだな」

ライオン「別れじゃないわ。

     またいつでも会えるでしょ?」

悠斗「そっか!」

動物園に行けば会えるか…


ゾウ「いつでも動物園に来ていいんだぞ」


悠斗「あぁ、行くよ!きっとすぐに」

ライオン「待ってるわ」


悠斗「じゃ、また!」俺はそう言って車に乗り込んだ

「またなー」「またすぐ来いよー」

「あたしも待ってる!」


悠斗「あっ、言い忘れた。

   動物園ちゃんと戻るんだぞ!」車の中から叫ぶ

ライオン「分かってるわ」



・・・・帰ってる車中

悠斗はあくびが止まらない

眠いなーーー、

でもいい1夜だったな…   

あぁーーー楽しかった!


悠斗「やべっ!もうこんな時間!?

   仕事遅れるじゃん!…………

   まっ遅れてもいっか!謝ればいいだけのこと!

   …………いやいや、やっぱ遅れるのはまずいか」

悠斗はもう暗く沈んだ顔をしていない

車のミラーで顔を見てみる

俺、なんか1日で顔変わっちゃった?…

なわけないよな…気持ちが変わったんだ…

前向きな気持ちに…ほんのちょっとだけ…

そんな気持ちが増えるといいな…これから少しずつ…


俺はいつもとは違う、なぜかわくわくしていたんだ

あいつらのおかげだ…





・・・・・

「速報です!速報です!なんと脱走した動物達が

 帰ってきたようです。1夜の間に一体どこで

 どんな冒険をしてきたのでしょう…」

ニュースはアナウンサーのこの言葉で締めくくられた



俺は今缶ビール片手にテレビを観ている

悠斗「戻ったか!またすぐ会いに行くからな」



悠斗はテレビに向かって一人呟いた…………


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