004
サル「悠斗も前向きな気持ちで明日のことを
考えたらどうだ?」
ライオン「例えば…明日はどんな車と出会えるの
かしらってね!」
悠斗「車と出会う?」
ライオン「そう!だって悠斗は車が好きなんでしょ?
今まで見たことがないような車に
出会えるかもしれないわよ?それに
例えうまくいかなくても、ミスしても
自分が大好きな車が毎日そばにいる。
それって最高じゃない?
自分の大好きな物に囲まれてるんだから」
レッサーパンダ「そうだ!車が味方だ!
それに俺達もな!」
みんなの顔をよく見るとみんな笑っている
ライオン「そう!あたしたちも味方よ!
今日こうして出会えてほんとに嬉しい」
ゾウ「辞めたきゃ辞めていいんだぞ。
無理はするな。でも焦って答えは出すなよ」
そうだ…俺は車が好きなんだ…
小さい頃からよく車のおもちゃで遊んでったっけ
車の種類もすぐ覚えちゃったりしてさ…
それって好きだからできたことだよな
子供の頃に持ってた気持ち忘れかけてたな…
悠斗「ありがとう…優しいんだなお前ら」
ライオン「ふふっ、だから言ったでしょ。
みんな優しいって」
悠斗「俺もう少し頑張ってみるよ」
ゾウ「頑張るんじゃない。」
悠斗「?」
ゾウ「楽しむんだ。頑張るのはほどほどでいい」
悠斗「!?うん!!!」
自分で言うのもなんだけど俺の顔
なんか晴れやかじゃない? へへっ!…
悠斗「なんか人生相談みたいな感じになったな」
ライオン「そういうのも悪くないんじゃない?」
悠斗「これから何するかなぁ。
なんか腹減ったな」
サル「悠斗何か買ってこい」
悠斗「俺が?」
ライオン「あたしたちは買えないじゃない?」
悠斗「まぁ、それもそうか。
じゃなんか食べたいもの…」
「肉!」「水!」「野菜!」「果物!」
悠斗「そんな一変に言われても分かんねーよ。
それにそんな買えねーし。
空いてるのコンビニくらいだから」
ライオン「ふふっ」
悠斗「ははっ、」
動物たちと過ごすのがこんなに楽しいなんてな…
森の中には笑い声が響いていた