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002

悠斗「ちょっ、ちょっと待ってくれよ!

   無理無理無理…そんなこと絶対無理!!!」

「あら、どうして?」 

悠斗「どうしてって…動物園に戻った方が

   いいんじゃないか?ニュースにもなってたし」

「1日だけよ。明日には戻るわ。

 ね?お願い!」

悠斗「1日だけって言ったって…」

俺は今目の前にいるライオンの顔をちらっと見た

俺の方を見ているそのライオンの目は

とても真っ直ぐだった


悠斗「はぁ…分かったよ。

   道案内よろしく…」

「やった!ありがとう。

 ところであなた名前は?」

悠斗「俺は悠斗」

「悠斗ね!よろしくね、悠斗」

ライオンはにっこり笑った

「じゃ、行きましょ!

 レッツゴー!」

悠斗は運転しながらもしかしたら俺喰われる

んじゃないかと考えていた



・・・・・そして目的地の場所に着く

「ここよ!ここにみんないるはずなんだけど…

 あっ、いた!」

ライオンが目を向ける先にいたのは

ゾウ、キリン、さる、レッサーパンダ

カピパラなどなど…


悠斗「どんだけいるんだよ…

   えらいとこに来ちまった…」

がっくしとあからさまに項垂れる

「そんな落ち込まないで。

 みんな優しいから」

ライオンに励まされる俺って…

嬉しいんだよ?その気持ちは嬉しいんだけど

俺大丈夫だよな?

自分で自分に問う



「どこ行っておった。心配したんだぞ」

ゾウがライオンに話しかける

「ごめんごめん、ちょっと道に迷っちゃって。」

ゾウ「ところで隣にいるやつは?」

ライオン「この人がここまで送ってくれたの。

     悠斗って言うの!」

ゾウ「そうか。君には感謝する」


悠斗「え…いや…俺は別に…」

ゾウ「俺達の言葉が分かるんだな」

悠斗「はい…なぜか…」

ライオン「ねぇ、悠斗!今日はあたしたちと

     一緒に過ごしましょう」

悠斗「は…?いや俺はもう帰るよ。

   明日も仕事あるし」

ライオン「それを言うならあたしたちだって

     明日には動物園戻って、またいつもと

     同じようにたくさんの人を

     楽しませるのよ?

     ね?いいでしょ?1日だけなんだから」

悠斗「はぁ…」

ライオン「そのため息はいいってことね!

     よし!決定!」

「わーい」「俺達の声が分かる奴がいるなんて」

「すげー!」「俺達と一緒に今日1日盛り上がろうぜ」

他の動物たちから歓喜の声が上がる




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