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5 ホブゴブリン!!

「こんな、おっきなゴブリン私見たこと無い……」


 女神様今なんと!? おっきな、おっきなと言いましたか女神様!?


「あれはホブゴブリンです、女神様」


「ホブゴブリン……ハックと同じぐらいおっきいですね」


 同じぐらい……同じぐらい……同じぐらい……!?


 どう言うことですか女神様!? 僕の見たんですか!?


「ハックと同じ身長だなって思ったのよ」


「僕、何も言ってませんよ女神様」


「そ、そう……何か変なことを考えてますって顔してたよ……ごめんね///」


「女神様……」


 女神様、どしてそがん心読めるんばい?


「来るよ、ハック!!」


「僕が前にでます女神様」


 僕はホブゴブリンと殴り合いを始めた、


 ホブゴブリンの攻撃は一発一発が必殺の拳、勇者パーティーに居た時は魔法で倒していたが、そんな魔法は僕には無いだから!!


「女神様、魔法を!!」


「はい、ファイアランス!!」


 女神様のファイアランス食らったらひとたまりも無いだろう、よしもうすぐ来るぞ女神様の攻撃が今だ!


「ぐぎゃ!?」


 なん……だと……。


 僕に隠されていたファイアランスを僕が避けるタイミングを読んで回避するとはこいつまさか……手練れか?


「ハック危ない!!」


 ホブゴブリンの右腕がゆっくりと湾曲しながら僕の顔に目掛けて来た、


「見えてるんだよぉ!!」


 僕はホブゴブリンの右腕を掴み、体をホブゴブリンに入れた後直ぐにホブゴブリンの方に背を向けて思いっきり腕を引っ張る!!


「ぐきゃぁぁあ」


 ホブゴブリンは口をパクパクさせている。


「ハックぅ///♡」


 グハッ


 はぁはぁ、死ぬところだった、誰に? 決まってるだろ女神様にだ、僕の勝利が嬉しいのかそんな甘い声を出さないでください死にますよ僕、あっあと一つ僕以外にはそんな声上げないでくださいねお願いします。


「うん♡」


 あれ僕、今喋ってました?


「ハック、家に帰ろ♡」


「そうですね女神様、直ぐに帰って報酬もらいましょう」


「はい♡」


 と、その前に僕はホブゴブリンの頭を足で潰した。


 ホブゴブリンの頭は潰れそこから血がどびゃ何て言う効果音を出しながら絶命させた。




 ぐぎゃぎゃぐぎゃぎゃ


「村が……燃えてる」


「そうですね女神様……」


 イプレ村がゴブリン達によって燃えていた。


 おそらくホブゴブリンの仲間だったんだろう。


 燃える村の中、ゴブリン達は女だけを集めていた、


「女神様、助けますか?」


 何故かはわからないが僕はそんなことを女神様に聞いた、


「えっ? あっ?」


 女神様は言葉に詰まりながら言うも、どこか遠い目をしていると、


 ぐぎゃぎゃぐぎゃぎゃ


 ゴブリン達がこっちに寄ってきていた、


「ハック!?」


「大丈夫です、僕が倒します」


 僕は颯爽と前にでると向かってきているゴブリン二体を手刀で首を切り落とした、


「うわぁ手に血が着いてしまった……」


「ハック……」


 女神様は僕に寄ってくるとハンカチを取り出すと、ゴブリン達の血糊を拭い落とそうしてきた、


「め、女神様!? そんなことしたら汚れますよ!?」


「いいの、私にとってハックが一番大事だもの」


 女神様と過ごして三日いや四日か? 日数なんてもうどうでもいい結婚してください女神様。


「綺麗になった♡」


 女神様の満面な笑み、守りたいこの笑顔。


 そうしている間にイプレ村は燃え尽きており、捕まった女達はゴブリンに連れていかれていた。


「報酬もらい損ないましたね」


「いいの……私にとっての報酬は貰ったから」


「えっ?」


「んふふ///♡」


 そうして僕達はこれから、長い長いそして儚い旅の始まりだった。


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