表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この連載作品は未完結のまま約5年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

おきつねさま、幾久しく【神様を孕ませた僕が、如何にしてその責任を全うするか】


 彼女の名前はミコ様。
 本当はもう少し長くて威厳に溢れる名前をしているんだけど、ミコ様って呼ぶ方が可愛いし、彼女にとっても似合うから僕はそう呼んでいる。

 誰にも知られずにひっそりと廃れていく山奥の社で、存外に俗に塗れて暮らしている彼女だけれど………こう見えても歴とした狐の神様。
 つまりはお稲荷様だ。

 小さな僕を見つけ、保護し護ってくれた彼女に僕は当然の結果として惚れ込んでいて──つい最近お互いの想いを打ち明けて、身も心も重ね合ったばかり。

 それはもう、ケモノのごとく交わりあい、愛し愛されイチャイチャと過ごして来たのだけれど。
 
 やっぱりと言うべきか、当たり前だと言うべきか。

 ミコ様は僕の子を孕んでしまった。

 いや、『しまった』と言う言葉は不適切だろう。
 愛しい愛しい僕のミコ様のお腹の中に、僕らの愛が実ったのだ。
 
 当然僕は喜んでいる。あんまり感情表現が得意じゃないから勘違いされるけど、こう見えてとても興奮しているし喜んでいるんだ。本当だ。

 そんな僕らは、人間と神様と言う関係である以上様々な障害を抱えている。
 それは生きていく時間であったり、俗世との繋がりだったりと、考えるだけでも面倒なモノがどっさりだ。

 だけど僕はくじけない。
 愛する妻と生まれくる子供のために、僕は全力で責任を全うするだけだ。

 これはそんな僕らの慌ただしくも退屈しない、幸せな毎日の物語。

 僕が人間から…………『神様』へと至る、数年間の物語。

 もしアナタがお暇ならば、どうか僕らの惚気話に付き合って欲しい。

 え、ただの自慢だけど?
 
ご報告①
2020/07/21 22:08
ご報告②
2020/07/23 17:24
ご報告③
2020/07/24 20:46
馴れ初め①
2020/07/25 18:56
馴れ初め②
2020/07/26 20:43
馴れ初め③
2020/07/31 16:00
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ