生徒会室と言う名の2次元の入り口
この人が生徒会長様だったなんて…
俺らは、そんなヤリチン…?って言う人に着いて行く事になった。
生徒会長様の言うことは絶対らしいです。
ヤリチンさんが言うには。
もうりゃくしてヤンでいいや。
んで、ヤンさんに着いて行くこと5分。
ずっと沈黙状態で気まずかったぜ☆
そー言えば俺チャラ男に慣れてないじゃん!
よし。今から俺はチャラ男だ。
チャラ男チャラ男チャラ男チャr((ry
「おい、着いたぞ。」
俺の肩を抱きながら目の前に広がる扉を見ていうヤンさん。
ちなみに名前知らない。←
メガネ様もね。
そんで、俺の目に映る扉は2次元の扉はでした。
まぁ、現実世界(3次元)だけどね。
でもさ、信じられる?
全面金色で生徒会って書いてある、
何か勇者が一番初めに潜るでっかい扉みたいなの。
現実だとは信じ固いのです。
多分けーたもそう思ってる。
だって口があんぐりだし。
ギィと音を立てて扉が開いたかと思うと、俺の肩を抱いたままヤンさんが進む。
それにつられて2次元の扉を俺は潜ったのだった。
2次元(生徒会室)の中には、縦長の机が2個向き合う形で置いてあって、椅子がそこに何個か並んでる。
で、それをずっと見てるかのように置かれているのは【俺様】と書かれた札の置いてある1人用の机。
一目でヤンさんのだと分かった。
ちなみに、それで部屋の3分の1ぐらい。
ちなみに机の後ろはこれでもかってくらいでかい窓。
誰もいないグラウンドから日が差していた。
んで、そこまでが左側。さっきも言った様にまだ3分の1。
おっきい部屋だねぇ。
んで、右側に移る。
右側には、ヤンさんの机より少し大きいぐらいの黒の机とフカフカそうな黒のソファが2個挟む様に置かれてる。
黒の机は、2段になってて上がガラスになってる。
んで、机との隙間に何かお菓子がめっちゃ入ってた。
あっ!トッ◯‼おれめっちゃ好き!
だって◯ッポてすっごい美味しいじゃん!チョコ大好き!
なんて1人はしゃいでたらヤンさんが
「おら、そこ座れ。」
って黒いソファ指差しながらけーたに言ってた。
俺どーすれば良いんだろう?
って考えてると、ヤンさんがけーたの正面に座った。
ヤンさんは、それでも俺の肩を離さない。
そのまま俺は流れるようにヤンさんの膝に落ちた。
けーたから槍みたいな目線が飛んでくるけど俺気にしないもんねーっ!
少し怖いとか思ってないもんねーっ!
「ところで龍、貴方仕事はもう全部終わったんですか?
他の役員達が来る前に〝昨日〟の分やっといてくださいよ‼」
俺の後ろを見ながらメガネ様が言う。
昨日の分も終わってねーのかよ。
使えないじゃんヤンさんっ!
会長なのにね。
俺ならもっと早く出来るぜっ!
何てったってさっき勇者の扉を潜ったからなっ!
ってヤンさんの足の上でもぞもぞしてるとメガネ様が
「空達は何処にいるんですかっ?」
って溜息交じりに一言。
空…?生徒会の人かな?
まだ人増えるの…俺もう満足なんだけど。。。
そんな事をぐるぐる考えてるとガチャッとドアが開いた。
「遅くなりましたぁ〜」
ってダルそうな声。
「透っ!遅いです。何してたんですか!」
「何って…ナニ?」
……あの人答えになってないね。
何って何?って自分に聴いてるのかなぁ?
バカなのかなぁ?
「はぁ…//ところで空達は?」
おバカさんとメガネ様が話を続ける。
「知らないけどぉ、どっかで仲良く寝てるんじゃな〜い?」
あっ俺も寝たい!何かすっごく眠いし!
ヤンさんから抜け出せれば寝に行けるかな?
よし。頑張るぜチャラ男の名にかけてっ!←
もぞもぞ…もぞもぞ…もぞもぞ…
「ん〜〜っ」
…力強っ!何でこの腕取れないの?
「おい、抜け出そうとすんじゃねぇ。」
ってもっと力を入れるヤンさん。
「む〜〜っんしょっと」
もうっこの人どこまで力入んの⁈
って頑張っていると、おバカさんがこっちを見てる事に気付いた。
「ねぇさっちゃん!あの子誰⁈
ちょ〜〜可愛いっ!守より全然かわいい!」
「ちょっとそれ酷くない?僕に失礼とか考えなかった訳?ば会計さん。」
「ばか…けい、…ひど…っ」
ずんずん近づいてくるおバカさん。
大丈夫。俺はチャラ男なんだ。
ていうかいつの間にこんなに増えたの⁈
とりあえず、このおバカさんへの対応をしっかりしないとっ!
「君、名前はぁ?」
喋り方が緩いねこの人。俺もこんな喋り方にしよう。
俳優になった気持ちでね。
「俺はぁ、近藤 愛斗って言うんだぁ。よろしくねぇ!そっちはぁ?」
ふふんって顔で慶太を見てやった。
びっくりしたような顔で見てくるから視線でやれば出来るんだっ!て送っておいた。
「へぇ名前も可愛いねぇ。俺は杉浦 透こちらこそよろしくねぇ。んで今日暇ぁ?」
透って言うんだっ!俺の初友達!この高校でね?
前の高校では友達いたもんねー!
何かうるさい奴とー大人な奴とー可愛い子っ!
あとは、クラス違ったけどいつも慶太と俺と一緒に帰ってた大好きな子!
「今日?暇だよぉ〜何かやるの?」
「うん。ヤるのぉ。」
んーけーたは居て良いかな?
「慶太はいても良い⁇」
「んーダメぇ〜!」
えっ…慶太がいないと俺チャラ男続けられないよっ!
どーしよう!
「ねーもしかして君ソーゆうのいっぱいヤってきた感じ?」
って可愛い感じの男の子。
「ソーゆうの?」
遊びかなぁ?遊びは…トランプとウノとオセロでしょー後はぁ鬼ごっこに缶蹴りぐらいかなぁ。
「んー皆んなそれが普通じゃないの?」
皆んな遊んだことないのかなぁ?
「はぁ?僕はないしっ!」
えっ⁈無いの⁈あんなに楽しいのにっ!良しっ!
「じゃあ今からやろ!楽しいよ!」
そう言った途端何か空気が変になった。
「大胆だねぇ…」
って透君。大胆?なんで?あっ!
名前も分かんないのに遊ぼうなんてっ!って事か!
「じゃあ、名前教えて?知らないと出来ないよねぇ。」
だって缶蹴りとか名前呼ばないと缶潰せないしね!
って言ったら、叩かれた。
バチッ!って。可愛い子に。何で⁈
「えっ⁈痛いっ」
涙目になって睨むと
「さいてーだよっ」
て真っ赤な顔で言われた。
えっ何で?て一人でわたわたしてるとニヤニヤした慶太が来た。
「ごめんな。コイツ絶対お前らと考え違うから。な?愛斗何のことだと思ってた?」
…鬼ごっことかだって言えばいいのかなぁ?
俺もう泣きそうなんだけど…俺透君意外友達出来ないかも…
「缶蹴りとか鬼ごっこ…あとトランプにウノとオセロ…」
そう言った途端
「「「えっ…?」」」
って三人が声を揃えて言った。
「皆んな俺と遊びたく無いんだぁ…」
ってヤンさんの膝の上で慶太に抱きついて泣いてると、ヤンさんが
「じゃあ、俺様達が考えてた事をヤってやるよ。」
って一言。俺様達が考えてた事?
俺と違かったの?
スルリーー
俺の服の中に手が入る。
「えっ……な、何」
慶太に抱きついたまま俺は固まってた。
「え…ちょっヤn……会長っ!」
な、なになになになに⁈⁈
お腹撫でて何か楽しいの?
「俺は龍だ。名前で呼べっ」
って耳元で囁かれる。
息がかかってくすぐったい。
「……んんっ」
すると慶太が、離せって言ってきた。
俺に抱きつかれてんのヤダ?
って不安になりながら離すとヤンさんの手を取った。
「調子に乗るな。」
って一言言ったら俺を膝の上からどけた。
「慶t「帰るぞ。」……ん。」
グイグイと引っ張られる腕に逆らわず引っ張られながら俺は生徒会室を出た。
出るとき、透君が手を振ってくれたからちゃんと振り返した。友達出来たよやった!
なんて俺とは違って慶太は……
何て事この時の俺は全然考えてもなかった。