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俺は成長しま………せん。(✽´ཫ`✽)


『コンコン』

「失礼します。今日転校して来ました。加沢カザワ 慶太です。」



慶太が先生相手にどんどん進める。

ほら、次お前の番。って背中を押す手が言ってる。

大丈夫大丈夫。俺はチャラ男俺はチャラ男…相手はジャガイモっ!


…………っダメだぁぁぁジャガイモには見えないぃぃ

じゃあ次はにんじっ…て野菜では無理がありました。


俺はチャラ、チャラ男!「は、はじめましてぇ俺近藤愛斗でぇすよろしくお願いしまぁすー……





うわぁぁぁん 慶太ぁぁぁぁ」


「あーぁ。前半頑張ってたのに。」



なんて言いながら俺の頭を撫でる慶太。

ぎゅうっと慶太の身体に抱きつく。


「なんですけど…俺らはどこのクラスに入ればいいんですか…?」


そんな俺とは打って変わって慶太はじゃんじゃん進める。


「あーオレオレ。俺だよぉ君らの担任。」


何だか軽そうな声が聞こえて、『ギシッ』て椅子が軋む音がした。

『コツコツ』と足音がこっちにくる。


顔は慶太に押し付けてて前も見えない。見たくない。

ぎゅーーーっとしがみついてると、頭に何かが乗った。

ビクッと身体が反応する。そのまま撫でられて、


「よろしくな可愛い愛斗くん♪」


と、慶太に巻きついてる手にキスされた。

「うっ…けーたぁ。。。」


益々顔が上げられない。恥ずかしいし怖い。


「離れてください先生。後、名前教えて下さい。」


先生と一緒に慶太が歩き始めたから、身体じゃ歩きにくいから腕にくっついて歩く。


「俺?俺は、沢田 雅也サワダマサヤ

よろしくね?愛斗くん…?」


そう言って今度は、抱きしめてきた。

後ろから。

な、なんだこいつっ!怖いっ!

馴れ馴れしい!チャラい!…チャラい?お、俺しがみついてたらチャラくないじゃんじゃん!


「お、おれっ近藤愛斗でぇす。よろしくぅ…………お、俺チャラ男なんですからなぁ!」


何かヤダ。ぎゅうと慶太にしがみつきながら顔もあげずにそういった。

こいつ苦手なタイプだ。やたらと触ってくるタイプ。


「沢田先生離れて下さい。」


慶太の顔を少し覗くと、凄い怖い顔をしてた。


「慶太怖い顔しちゃダメだよ?」


手を顔に伸ばして言った。眉間の皺を伸ばしてあげてから、慶太に向かって笑った。


「ほら笑顔っ!」


そう言うと、慶太は「おぅ。」と、笑った。


「へー。かわいいね愛斗は。」


後ろから聞こえてきた声にビクッとする。沢田 雅也…怖い怖い怖いぃぃぃ!

呼び捨て怖いぃぃぃ!


ぐいっと引っ張られたかと思うと、俺は沢田先生の腕の中にいた。


「やっ…」


慌てて顔を下げる。


「本当は強引にでも顔を見たいけど、クラス着いちゃったし加沢もいるし?」


そろーっと俺を降ろすと沢田先生は今度はおデコにキスした。


「んじゃあ行ってきまーす。呼んだら入ってきてねぇ!」


そう言って先生は入っていった。


「けーt「「「「「「「きゃぁぁぁぁぁまさやぁぁぁん!」」」」」」」」a…」


びっくりして、つい慶太に飛びついちゃった。

「なっ何何何何⁈」


「あー。あの変態教師人気なんだな。」


(沢田…彼奴絶対愛斗に目ぇ着けたし。ぜってぇ変態教師なんかに愛斗渡すかってんだ。)


「人気…か。いーなぁ。」


「何でだ?」


「俺やばいほど人見知りだから人と関われなくて全然人気ないから。」


だから、いーなぁ…。

俺も慶太ぐらい背ぇ高くてカッコよくて皆んなと仲良く出来てたらなぁ。


高校では、俺はチャラ男だからっ!

がんばらないと。


「んじゃ呼ぶぞー沢田ぁ愛斗ぉ!」


…よよよ呼ばれたぁぁぁぁ


何故か、名前を先生が呼んだ瞬間教室がざわめいた。


慶太に隠れて入ることに決定。


「慶太ぁ…」


「ん。入るぞ。」


そう言うと慶太はずんずん入っていった。俺は慶太の後ろにちょこまかと。


「んなぁまさやん!もう一人は?」


クラスの誰かがそんな事をいった。

ドキッとした。


「まぁ待ってろ。」


先生が視線をこっちに向ける。


俺は慶太と手を繋いでる。

「沢田 慶太。友達はいつでも募集してるからどんどんなろうな。」


おまけにニコッと慶太が笑う。

すると、黄土色の悲鳴で教室が揺れた。


「んじゃあ、次もう1人。」


ギュッと慶太の手を握って、そのまま慶太の前に出た。


「近藤 愛斗だよぉ!みんなじゃんじゃん友達になろぉねぇ。」


俺も慶太を真似してニコッと笑顔を向ける。


すると!どこからか


「抱きテェェェ」

「メチャかわゆすhshs(*´Д`≡´Д`*)hshs」

「何でさっきまで隠れてたんだろなぁ。」


なんて聞こえてきた。

何か怖いけど、慶太の手を握って耐えた。


慶太っ!俺っ俺っ成長したよぉぉぉぉぉ!


なんて思ってたら。伝わったのか慶太が頭を撫でてくれた。


「ぇへへ(*´ω`*)」


「「「「「「「うぉぉぉぉぉぉ!」」」」」」」


ぎゅっ!


……前言撤回。驚くと抱きつくあたり成長出来てませんでした。

でも何でいきなり叫んだんだろ?


…なんか怖いから考えんのやめよ。


「んじゃあ、愛斗は席あそこで慶太はこっちな。」


何だかニヤニヤしながら先生が2つの席を指す。

あー離れちゃった…不安すぎて泣けてくる。


俺多分始めの方よりヘタレになってるから印象糞ヘタレだよなぁ。

チャラ男の雰囲気今出てないよなぁ…。

どーしよ。どーしよ。


とりあえず、俺の目標慶太離れ!

よーし待ってろよ俺の明るい未来!←


とりあえず、第一歩!1人で自分の席に行く!

慶太の手を離して席に向かって歩き出した。


「んじゃ慶太。俺席行くね。」


一言残して。

…ぁ。そして今気づく。…俺の隣の奴怖い。…なんてこったぁぁぁぁいっ!

俺っ俺あーいうタイプも無理だぁぁぁ!

助けて慶太ぁぁぁ……って。俺はもう頼らないんだ!


って決めて歩き出す。

よし。着いたぞ。自然と息止めてたけど死んでないから平気だ。←

慶太はって言うと。。。ぁ……。


俺が手掴んでました☆

どういうことかって言うと、慶太離れするって決めて、俺の隣の奴見て怖くなって慶太連れて来ちゃったっ☆

って訳。俺成長できねぇぇぇぇ!


…と言う。地獄の様なHRでした☆

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