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虚空日記

作者:神里






_____いつだってこの世界はつまらない。



戸田蒼馬、年は17歳、極平凡な家庭に生まれ特に目立ちもせずひたすら普通に過ごしている。

昔から分かってたんだろうな、それが一番楽に過ごせる生き方だと。


誰とも喧嘩せず愛想笑いを続けてきた俺は本気で楽しいと思ったのことは一度も無い。頑張れば家族も褒めてくれるし、空気を読んで笑っていればクラスで浮くこともないし、俺が我慢すれば解決することもある。
面倒ごとには極力関わらず、兎に角他人へに気遣いながら生きてきた。


いつも通り、昨日と何も変わらない席に着くと窓の外を眺める。


黒板なんて見てられなかった。


xとyが連なる理解出来ない公式、この先使う事の無い古文や歴史、
あーもう必要ねぇだろ、俺は過去を振り返らない男だこの野郎…


何と言うか全て面倒で仕方が無い。しかも毎日同じ事の繰り返し…飽き飽きしてくる。



この世界を抜け出したかった、あぁ別に、死にたい訳じゃないからな?ただ単にこの先続くのであろう"いつも通り"を壊したいだけなんだ…



この時の俺はまだ気づいてない、



17年間の"平凡"がこの日を境に終わるということに……。
戸田蒼馬の事情
2014/05/18 00:21
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