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28−1=25。

作者: 一柳 紘哉

シュルツェの内のリザベトと

同じようになりたいものよ!

あの子は昼間も寝ておじゃる。

わっしはそうにはいかぬぞい。


ヘルマン・ヘッセ 車輪の下より抜粋。





 鳴り響く電話の音に気がついたのは早朝だったのか夕暮れだったのか分からない。それほど僕は疲れていたし、とても深く眠っていた。

 あたりは暗く、街の音がスポンジの中に吸い込まれたかのようだ、つまりはそういやに静かだった。車の音もなければ鳥のさえずりも聞こえない。と思ったが、電話のけたたましい音を逃れて、かろうじてどこからかカラスの鳴き声が聞こえてきた。象徴的に聞こえてきた。

 それはまるで僕がついさっきまで見ていた夢とどこか似ていた。何かの長い列の最後尾に並び、誰も何にも言わずにただ順番を待っていた。僕の後ろに並んだピエロがどこかの国の言葉で僕に語りかける。無視していてもピエロは僕にずっと語りかけてくる。そんなあきれるぐらいとても疲れる夢だ。

 いけない。まどろんでいたらまた夢の世界に行きたくなる。僕はベットの脇に捨て犬のように放られた眼鏡を手探りで手繰り寄せて、鳴り響く電話の前に座った。

 鳴り響く電話は昔のアニメのように今にも受話器がピョンピョン飛んで動き出しそうだった。そこで僕は考える。この電話に出たほうがいいのだろうか?と。

 誰かが僕に用があることは分かってる、けどなんだかそれすら嘘みたいな気がした。本当に僕はこの電話の向こうにいる誰かに必要とされているのだろうか?所詮僕にはわからない。

 とりあえず、あと十回コール音を聞いてからでよう。

 一回。

 二回。

 三回。

 四回。

 五回。

 六……切れた。

 鳴り止んだ電話をいつまでも見てるわけにも行かないから、僕はベットに戻り毛布を引き上げて包まって眠ろうとした。

 目をつむる。眼鏡をつけていることを思い出しほかる。

 ベットに沈むように身を任せる。


 “そして僕は紳士になる”


 私は「まともな学校」で六年学び、まっとうな職業的紳士になった。

 今、私はタキシードを着こなし、パイプをくゆらせながら交差点で迎えを待っている。

 木々は冷たくも心地よい風を受けて、ゆったりとざわついている。街灯は頼りなくも光り、神秘的な影を石畳に作り出している。

 遅い。何をしているのだ。私は苛つく。なるべく顔や態度にださないように紳士的に。

 遠くからタクシーが近づいてきた。それは私の前で音もなくとまり、口をあけた獣のようにドアが開いた。

 中にはサンマンが乗っていた。私は運転手に軽く会釈して乗り込んだ。


「どうゆう事だ?約束の時間はもうとっくに過ぎているのだぞ、それに君の車はどうしたんだ?」と私はまくし立てた。


「いや、すまない、すまないよ。車調子悪くてさ、でもそんなに言うほど遅れてないだろう?」


 サンマンは暑苦しく私の肩を抱いた。どうしてこの男はいつもこうなのだろうか。私はうんざりした顔でサンマンを睨み言った。


「とにかく、今回の仕事の内容を教えてくれないか?」


「はいはい。とっね、今回は楽だよう、なんでも知ってるっていう変な老人のパーティーで完璧な紳士として振舞えばいいよ」


「それだけなのか?」


「そう。びっくりするぐらい楽だろう?」


「書類は?」


「ハイこれ」


 私はサンマンから渡された書類をざっと読んだ。確かに書類には完璧な紳士として振舞うようにとしか書かれていない。紳士長のサインも紳士協会の捺印も押されている。こんな仕事なぜもっと下っ端にやらせないのだ?


「書類は完璧だろう?別におかしなことなんてない、まっとうな紳士協会の仕事さ」


 サンマンが言うようにおかしな所なんて無い、まっとうな紳士協会の仕事のようだ。ふむ。それならそれで悪くない。

 私は暑苦しくも輝かしいサンマンの腕をうとましく思いながら流れ行く町に視線を移した。タクシーの運転手は湖に斧を投げるように唐突に言う。


「お客様。おめでとう御座います。クルートに選ばれました」


 クルート?


「一体それはなんだい?」と私は言った。


「さぁ……私も詳しくわ分からないんですよ……でも大体の人は喜ばれますよ」


「選ばれたら何かいいことがあるって事?」とサンマンは言った。


「はい。そうみたいですよ」


 ふむ。なんだか分からないものに選ばれてしまったようだ。一体どうしたものか。

 サンマンが運転手とクルートについて何か言い合っているのをバックグラウンドに私はまた街にに視線を移した。

 路地をとても大柄な人が肩に二人の子供を抱えながら歩いているのが見える。肩に乗せられているのは日系人だろうか、めずらしい。彼らは何か歌を歌いながら陽気に石畳の道を歩いている。

 なぜか私は彼らのことが気にかかる。理由なんてない。

 彼らのことを考えていたら眠たくなってきた。私はサンマンに、少し眠る。と言い目を閉じた。



 

「お客様、つきました」


 驚いて目を開ける。いけない、これから仕事だと言うのにどうも頭がぼうっとしてる。しっかりしろ。イッツソウクール。

 目の前にはどこまでも広がる草原。緑の絨毯は地平線すら作り出している。どういうことだ?こんな所でパーティがあるのか?

 サンマンが運賃を渡そうとしたら運転手が言った。


「クルートに選ばれた人にお金なんていただけませんよ」


「そう。悪いね」


 軽く手を上げてサンマンは言った。

 タクシーは走り出す。広い草原を横切りながら。はたしてあのタクシーは一体どこに向かっているのだろう?来た道のりを戻ってるのか?それとも進んでるのか?それともただ回っているのか?そんな事すら分からなくなるほどの広い、広い草原なのだ。

 サンマンは歩き出す。私は何も言わずに彼の後ろをついていく。風が頬を撫でた。

 目の前に井戸がある。草原の背の高い草に囲まれていてうまく分からなかった。

 サンマンはその井戸についている縄梯子に手をかけた。私は尋ねる。


「もしかしてこの井戸の底に下りるのか?」


「そうだよ。なに?怖いの?」


 怖くは無い。そう言った私はどんどん降りていくサンマンに続いて縄梯子に手をかけた。だが正直に言おう、実は少し怖かった。しかしそこでサンマンに怖いなんて言うのは紳士的ではない気がしたから少し強がったのだ。

 井戸は冷やりとしていた。それに思ったより深くも無いようだ、二十七段降りたところで地に足が着いた。

 振り向くと鋼鉄の扉があった。その脇に二人の黒人がいる。二人ともよく鍛え上げられた筋肉が服越しでも伝わってくる。彼らの手には蝋燭がゆらゆらと頼りなさそうに燃えている。井戸の底の明かりと呼べるものはそれしかなく、私はどうにか消えないように祈るのみだ。

 サンマンが黒人の一人と話している。私はとりあえず招待状をポケットから取り出した。

 

☆ 意識の覚醒。 ★


 電話がリンリンとけたたましく鳴っている。僕は又電話の音で起こされたようだ。

 僕はいったい何時間、何分寝れたのだろう。カーテンの隙間に指を滑り込ませ少しだけ持ち上げる。カーテンが鉛のように重く感じれた、疲れは僕の体の奥底の方に溜まり、服についたソースの染みのようにこびり付いて取れそうに無い。

 外を見ても相変わらず早朝なのか夕暮れなのか分からない薄い群青色の空が広がっている。中庭には青くのびすぎた草が生い茂り、隅に積み上げたレンガの上で野良猫が眠っている。

 電話の音は耳を裂くように鳴り響いてる。頭も痛くなってきた。僕は毛布を引き上げて頭からすっぽりとかぶった。それでもうるさく鳴り響く。 しかたがないから僕は電話のベルの音をサバンナで生きる羊の鳴き声だと思うようにする。暑さと渇きで悲鳴のように羊は鳴く。そして電話のベルに合わせて羊は増えていく。

 ジリリリリ、羊が一匹。

 ジリリリリ、羊が二匹。

 ジリリリリ、羊が三匹。

 ジリリリリ、羊が四匹。

 ジリリ……、ライオンに食べられた羊が一匹。

 はたしてサバンナに羊なんているんだろうか。僕は無残にも骨だけになった羊を見て思う。

 もしもいるならば、会ってみたい。

 意識が途切れていく。


 “そして僕はまた紳士になる”


『何度目かわからないくらいの誕生日』


 と書かれた招待状を黒人の一人に渡した。黒人は何も言わずその招待状を胸のポケットに入れて、鋼鉄の扉を重そうに開けた。

 私は軽く会釈して門の中に入ろうと足を進めたらサンマンが耳打ちした。

 

「言い忘れてたけど、門の中に入るときに門番に挨拶しなければ体中の毛を三万本抜かれちゃうよ」


「なぜ?」と私は言う。


「さぁ?決まりだからかな」


 軽くため息をつく。そんな決まりがこの世界にあるはずもないだろう。しかし、その決まりがあろうとなかろうと体中の毛を三万本抜かれることは幾分控えめに言っても、本当に嫌だ。仕方がないから私は口の端を持ち上げて、やぁどうもありがとう。と軽く挨拶をして門をくぐり抜けた。

 扉を抜けるととても豪華なシャンデリアの光が日の光のように眩しく私のまぶたを焼いた。私は目頭を軽く押さえ揉み、ゆっくりと目を開けた。

 華麗なドレスに身を包んだ淑女や、パリッとしたタキシードに身を包んだ沢山のの紳士たちが談笑している。部屋は広く、ロココ調でまとめられ、とても凝ったつくりをしている。いやに大きく威圧感のあるシャンデリアでさえその部屋にはとても合っている。

 影が濃く、陰影がはっきりとしていてまるで何かの絵画のようだと私は感じた。

 一番奥のほうに赤いととても大きな椅子が見える。そこに座る老人は本当に退屈そうに厚手の本を読んでいる。祭り上げられてしょうがなく座らされていて、しょうがないから何度も読んだ本を読んでいるといった感じだ。

 私はサンマンに尋ねた。


「あの赤い椅子に座っているのが、何でも知っている老人なのかい?」


「多分そうだと思うよ」


 私は仕事を果たすために紳士淑女の間を抜けて赤い椅子に座る何でも知っている老人の元へ向かった。途中ウエイターが私にシャンパンを手渡してくれた。

 一口口に含み、いつまでも慣れない味を確かめた。どうして上等なものになるほど不味く感じるのだろう。貧乏生まれの職業的紳士には、何時までもシャンパンの味はわからないのかもしれない。

 意識して足取りをできうるだけ重く、踏みしめるように紳士的な歩きをして老人のもとに向かう。

 私は老人の前でいささか大袈裟に、まぁ紳士というものはすべてにおいて大袈裟なんだが礼をして語りかけた。


「今回は有り難うございます。お招き頂き、誠に光栄のきわみでございます」


 老人は少しだけ本から目をはずし、ため息混じりに言った。 


「そんな固っくるしい挨拶なんてわしは肩が凝るわ。お前さんもうちょっと楽に、いつも道理にもう一度声をかけてくれんか?」


 老人はそれだけ言うとまた本に目を向けた。体よくあしらわれているようだ。

 私は我慢強く又老人に語りかける。もちろん紳士的に、でなければ給料がもらえないからだ。


「いつも道理と申されましても……なにぶん私はこれがいつも道理なのでなんともいえないのですが」


「はぁ!わしゃ知っとるよあんたは紳士協会の人間だろうが、そんな職業紳士やっとる奴と型にはまった、形式ばった会話なんてしたくないんじゃよ」と言いながら老人はページをめくった。


「安心せい。お前はわしが依頼したんじゃ。後になって給料が払われないなんて事はないからいつも道理にせんかい」


 あくびをかみ殺し、眠そうに老人は目を擦った。

 いや、ちょっと待って。依頼者がこの“何でも知っている老人”?書類には依頼者の項目には紳士長の名が書かれていたはずだ。

 私は書類を確かめたくてしょうがなかったが、この会場の中からサンマンを探すのはもう絶望的だった。そしてミュージックが子犬のワルツになった。

 私はとりあえず思い当たった疑問を口にした。


「完璧な紳士として振舞えと書類には書かれていたはずなんですけど」


「まぁな。でもお前さんを呼び出すにはそうゆう大義名分が必要だったんじゃよ」


 老人は本を閉じて私の目を見た。


「それはどういう意味?」と私が言った。


「ただなお前さんに言いたい事があったのじゃよ」


「何ですか」と私が言った。


「職業的紳士は楽しいか?」老人が言った。


「まぁまぁです」とため息交じりに私が言った。


「やはりな……もしお前さんがよければプルートをやらんか?」


「プルート?」


「破壊者じゃよ、まぁ化物とも言うがね」


「何でまたそんなもの薦めるんですか」


「お前さんに才能があるからじゃよ」


「どうしてわかるんですか」


「わしが何でも知ってるからじゃ」


 沈黙。


「最近プルート業界も下降気味でのう、どうにか新しい風が欲しいと言われたんじゃよ」と老人は言う。


「いやです。やりません」


 私はできうる限り簡潔に、冷たく答えた。私が僕だったときのように。

 私は自分の未来は自分で歩く。それが選ばさせられてきた道だろうと。こんなわかりやすい看板には引っかからない。

 私はシャンパンを飲み干し、きびすを返して歩き出した。

 老人の低い笑い声が聞こえる。どうせあなたには私が断ることはわかっていたのでしょう。

 紳士淑女の黒い森を抜ける。老人の笑い声をコンパスに。反対に向かって歩いていけば出口があるはずだから。

 私は目を瞑り、果てしない闇を歩く。

 そして迷う。


☆意識の覚醒★


 又電話のベルが鳴っている。しかし五月蝿くもなんともない。やっとずれていた世界が元のあるべき姿になったみたいだ。

 すっきりした頭でカーテンを開ける。晴れた夜空には星がぼやけて見える。車の音や猫や犬の鳴き声、街の音がする。

 僕は眼鏡をかけて受話器をとる。


「もしもし」と僕が言う。


「もしもし、すいません今時間ありますか?」


 知らない女性の声だ、いやに艶っぽく、しかし鋭角的に僕の耳に響く。


「はぁ、まぁありますけど」


「私の頭の中に住んでいる黒い蝶の話を、聞いてくれませんか?」


「蝶?」僕はテーブルの上においてある煙草を手に取る。


「そう……黒い蝶なんです」


「その蝶がどうしたの?」僕はライターの火をつけた。


「黒い蝶は私が考え事をしていると決まって羽ばたくの、そして私の一番弱いとこに長い口を突き刺して、甘い蜜を吸うように私を吸うの。そして蝶は大きくなるの、どんどん大きくなるの」


 彼女は本当に何か苦しんでいるようだ。僕は煙草を吸い込みゆっくり吐き出した。


「ねぇ……どうにかして追い払いたいんだけど、あなた追い払う方法を知らないかしら?」


「御免ね、知らないや」


 がちゃん。そう言って受話器を置いた。

 僕は風呂場に行き、湯船にお湯をためた。そして冷た水で口をうがいた。

 電話のベルがまた鳴った。


「もしもし」


「ねぇ今日何回も電話したんだけど、あなた何してたの?」


 彼女は幾分強張った声で僕を問い詰めてきた。


「悪い、寝てた」


「はぁ……せっかくの休日よ、まったく一日あけてたんだから」


「いやね、まぁすまない」


「……まぁいいわ。今からそっちに行ってもいい?美味しいカキもらったのよ、鍋にでもしましょう」


「私の家に?」


「……ぇ?……ワタクシ?面白くないわよそれ、なに言ってんのよ」


「え?」


「まぁいいわ、多分一時間ぐらいでそっちにつくからね」


「ああ、うん」


「じゃぁバイバイ」


 ツーツー

 僕は切れた受話器を耳にあてたまま立ち尽くしていた。

 何かを思い出しそうだった。そしてそれは何かを忘れていることの証明にもなっていた。しかし、いくら記憶を探っても何も思い出せそうになかった。黒い蝶は僕の頭の中でも羽ばたいて、そして僕はまるで見当違いな場所に石を投げているようだ。

 僕はあきらめて風呂場に行った。熱い湯船につかり、溜息をついた。

 なぜか泣きたくなった。押し出すような胸の痛みがこみ上げてくる。

 僕は声を殺して泣く。湯船は遭難船のように進みだす。

 僕の涙を、受け止めながら。

 彼女が僕の船を見つけてくれる。引きずり出して彼女は言う。“なに?どうしたの?なにがあったの?”

 それが思い出せなくて、僕と私はただ泣いた。




 

まずは、読んでくださって本当に有難う御座いました。そしていきなり私事で何なんですが、今回のモノで僕は二十五個の短編を書いたみたいです。僕に二十五個も終わりのあるモノが書けたことは、自分でもビックリです。だから、今回のモノには僕が書いてきたモノたちを少しながら反映させた、まぁパーティみたいなモノにしました。今回のモノをまた新たな出発点にして、初めてこのサイトに投稿した時の気持ちをもう一度持って、自分のモノを書いていきたいと思います。最後にこんな私的な後書きまで読んでくれて、本当に有難うございます。それではまた。       ピース。

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― 新着の感想 ―
[一言] 読むのは好きながら何かを表現する言葉を持っていないなぁ、と自分を振り返ってしまうほどに、見事でした。夢の中も現実も。締めの一場面に、二人の空気を感じました。
[一言] 僕はまだ一柳さんの作品を二つしか読んでいませんが、惚れました。マジで惚れました。なんてユニークな表現&短編なんでしょう。僕もなんですが、一柳さんは村上春樹氏に影響を受けているところが多いよう…
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