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Magic practice

今回は修行のお話です!


唐突だが狼を倒して得たものは3つある。


1、俺の日本刀と魔法の使い方

2、各親からの全力の拳骨げんこつ

3、全身の筋肉痛


ということで全身の筋肉痛がひどくて動きたくない

だがまだ俺はいいほうである・・・


アベルはもう一歩も動けんぞ!とばかりに布団に篭っている


親父は俺達の戦いぶりを使い魔でしっかりと見ていたらしく


急いで戻ってきたときにはすべてが終わっていた


とりあえずそれからいろいろあったが割愛


今日はこれから家まで戻るところである


アベルと別れるときに約束をすることにした・・・


「俺さ・・・これから修行して5年後Aadolfアドルフ共和国の魔法学校にいこうと思ってるんだ」


アドルフ共和国とは各国の国が合同で優秀な戦士を作るために作った国である


「いいぜ!のった!俺もお前の世界を平和にする夢を手伝わせてくれ!」

そう言ってアベルは笑って答えてくれた・・・


「ありがとう・・・」


俺はなんだかんだ言ってアベルのことを本当に信頼してる


「んじゃ!5年後までに各自修行してもっと強くならないと駄目だからな!」

そう言ってアベルと別れた


家につくと久しぶりにアリシアが家に帰ってきていた


「姉ちゃん!」


「アーサー会いたかったよぉぉぉおおおおおお!!!」


親父が親父なら姉も姉である・・・


「あぁ!アーサー会いたかったよ!お姉ちゃんすっごい会いたかったよぉぉぉおおおおお!!!」


でも姉ちゃんならぜんぜんおkである

親父はむさ苦しい!

けど姉ちゃんは良い匂いするし!むしろ俺から抱きつきたいね!


とりあえず家についてからは母さんにも怒られハグしてくれた・・・。

俺は本気でこの家族に救われている

昔の俺は親父しかいなかったから余計に家族の暖かさに救われているのだと思う


今日は修行はやめよう・・・。

家族の絆は大事だからね!



次の日



俺は朝早くからでかけていた。


魔法の修行である

このまえの魔法からやたら魔力を操るのが簡単になっているのだ


一回自転車に乗れるとすぐに覚えてしまうのと同じ原理なのだろうか?


いまは風魔法の修行中である

今まで基礎を教わってただけあって風魔法は簡単に扱える

上級者になれば風と一緒になって姿を消せたり空を飛べたりするらしいが俺にはまだ無理だ

空を飛ぼうと思っても1cm飛ぶだけで限界だった・・・。


今の状況では風を操るのが精一杯である


雷のほうは・・・怖すぎるから駄目

もともと魔法で雷はなかなか希少なのである


だから基礎を調べることもままならない


慣れだな・・・


そういえば魔武器の日本刀はどこにいったかというと

今は俺の指にある

指にあるといっても日本刀を指にさしているわけではない

基礎魔法で武器をアクセサリーにかえているのだ

俺の場合は指輪にしている


とりあえずこの剣を本当の意味で操りたいなら

これを手に入れた迷宮に行くのが手っ取り早いだろうな・・・


よし・・・行くか!


思い立ったが吉日って言うしね!


ちょうど迷宮の場所は聞いていたし

ここから2時間ぐらいのところにある


親父のバイク借りるか・・・

翔のときにバイクはよく乗っていたからたぶん大丈夫だろう!


そう思い家に帰るとちょうど親父のバイクが家の片隅に置いてあった

サイドカーはとってあるようだ


これはちょうどいい!


「アーサー?どこかにでかけるの?」


・・・アリシアだ


「うん♪ちょっとね」


「アーサー・・・正直に言って」

「無茶する気でしょ・・・」


俺はけっこう顔にでるタイプらしい・・・


「ごめん!姉ちゃん!親父には黙ってて!」


「仕方ないわね・・・私も連れてってくれるんだったら黙っててあげる♪」


「ッ・・・わかったよ・・・」


そうしてアリシアと迷宮までバイクで行くことになった

もちろんサイドカーがないので二人乗りで


「アーサーバイク運転できるんだ・・・知らなかった////」


姉よ・・・なんで顔を赤らめるのだ・・・

しかもずいぶんくっついてくるんだけど・・・

胸がぁあああああ胸がぁあああああああああ

プカプカプニュプニュの凶器が背中にぃぃぃいいいいいい


など考えていると迷宮についた・・・

制限速度などないこの国ではバイクはいくらでもだせる上に目が特殊になってからは障害物などあってなきが如しだったのだ・・・


俺も親父と一緒でスピード狂だったらしい・・・


2時間のところを20分でついてしまった・・・


そこから歩くこと10分

森の中に洞窟があった


どうやらここが迷宮らしい

期待はずれにもほどがある


その思いは一瞬で間違いだと気づく

中に入った瞬間

突然世界がかわったのである


周り一面が草原?らしきものになったのだ


我が目を疑っているとアリシアが叫ぶ


「アーサー隠れて!魔物がくるわ!」


「大丈夫!」


やっぱり訓練は実践が一番だよね♪


そんな暢気なことを考えていると一匹の・・・えっ?


そうだな・・・


例えるならあれである


でっかいカブト虫がでてきたのである・・・


アリシアはすでに半分放心状態である


そのでっかいカブト虫らしきものはそのまま突っ込んでくる


俺はすぐに日本刀を実体化させる


俺は姿勢を低くして相手の動きを見ながら足を一本切ろうとする


キンッ!


甲高い音が平原に響く


どうやらそうとうな甲羅の硬さらしい


俺は相手と距離をとるために後ろに思いっきり飛ぶ


あっぶね!


あのまま突っ立ってたらいまごろ足でつぶされていただろう


とか思っていると後ろから風を切り裂く鎌が襲う


なんとか間一髪でかわすが腕を切られた


すぐにアリシアが回復魔法をつかってくれる


「気をつけて二匹いるわ!」


相手はカマキリみたいなのとカブト虫


できれば戦いたくない・・・


が、やらなければやられるのは俺だ


「本気でいくぞ!このゲテモノ野郎ども!」


そう言って思いっきり地面を蹴る!


体が軽い、どうやらアリシアが補助魔法で身体強化してくれたらしい


カブト虫は甲羅と甲羅の継ぎ目の間接部分があきらかにほかと比べて強度が薄いのが目に見えてわかる


だからまずは姿勢を低くしてカブト虫の足の関節を狙って風を纏わせた刀で思いっきり切れ伏せる


切りながらもちゃんとカマキリの鎌をかわすのは忘れない


カブト虫は空に逃げようと甲羅で守っていた羽を広げる


「いまだ!」


俺は全力で雷の魔法で甲羅から出た羽の部分を狙う


「そこは柔らかい痛いだろ!この野郎!」


突如、カブト虫から嫌な音が聞こえる


ぶちょっ!


カブト虫は死んだ!あとはカマキリだ!


カマキリはおそらく風魔法をつかって斬撃を飛ばしているのだろう


なら・・・


風が切られる瞬間に目を凝らして斬撃をかわしながらもつっこんでいく!


オラァアアアアアア!!!


刀の間合いに入って切ろうとすると突然体が吹っ飛ばされた・・・


どうやらカマキリは風を体に纏っているらしい


間合いに入れないのならどうすることもできない・・・


どうする俺・・・考えろ・・・脳細胞全部フル回転させて考えるんだ・・・


そうか・・・試してみる価値はあるな


突然立ち止まった俺を見てカマキリは俺に襲い掛かろうとする




アリシアは自分のことを姉失格だと思っていた

弟が必死に戦っているのに私はなにもできない・・・

なんて駄目な姉なんだろう・・・

今にもカマキリが弟を襲おうとしているのに私は怖くて体が動かない

だけど・・・私の弟を傷つけられるのはなにがなんでも許せなかった

我に返ったときにはアリシアは弓を実体化していた


「弟を・・・いじめるなぁあああああああ!!!」




アリシアが弓でカマキリの気を引いてくれる


よし!いまだ!


雷が突然俺に落ちる!


突然雷鳴が草原一帯に響き渡る


カマキリは風を体に纏っていたなら俺も雷を纏えるのでは?

などという実はめっちゃ簡単な発想であった・・・


しかしこれはちょっとやりすぎたかもしれない


よくよく考えれば纏う場合は普通集めたりするものだ

常識人なら自分に雷を落とすなんてバカなことするわけがないのである

だがそれが奇知とでたのである


単刀直入に言えば俺は雷になっていたのだ


俺が動くたびにバチバチ火花が散る




それはアリシアから見ればアーサーの周りに常に花火が散ってるように綺麗だった


突如・・・

アーサーがいなくなった


気がつくとカマキリは灰になっていた


恐らくあのカマキリは政府の決めた魔物のランクのBクラス相当だろう


普通は10歳の子供1人が倒せるような魔物ではなかったのだ


「す・・・すごい・・・」


やはり私は姉失格だ・・・

「私・・・アーサーのこと、家族以前に男として好きになってただなんて・・・」

アリシアは小さい声でつぶやく



1人の少女が思いを決意したことなどを知る由もないアーサーが姉のところまで駆けつける


「姉ちゃん!怪我はないか!?」


「アーサーのほうが怪我は大丈夫!?」


「俺は大丈夫だよ♪やっぱり姉ちゃんは治療魔術の天才だね!」


「ありがとう」

アリシアが笑顔で答える



迷宮を進むことにした


アリシアの話ではこれ以上は魔物の心配もないらしい


草原を進んでいくと泉にたどりついた


すると水が泡だってきて仲から見知った顔が現れた


「お久しぶりですね、翔さん」クッククク


NEXT

ここまで見てくださったかたありがとうございます。

見てくださった皆様に最高の幸せがありますように♪

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