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All kinds of flowers profusion

今回から学園編!

とりあえずギルドメンバー増やさないといけないな・・・w

清々しい朝の日差しを受け

俺はあることを考える


寮出て1人暮らししようかな・・・


理由は単純明快

アベルのイビキがうるさい


本当にうるさい

今日から学校がはじまると云うのに一睡もできず寝不足である


どのぐらいうるさいかと云うと耳元で常に手榴弾が鳴っていると考えてくれていい


おそらくさきほどから隣の部屋から微かにだが壁を叩く音が聞こえるのだが

隣の部屋にも響いているらしい


この爆音のなか聞こえる壁ドンだ

全力で叩いているのだろう・・・

お前の気持ちは痛いほどわかるぞ!


俺もさきほどからアベルを全力で殴っているのだが起きる気配がない

普通は青痣が目のところに新しくできたら気づかないか?


俺はこの部屋で寝ることを諦めて散歩にでかけることにした・・・

もう耳元でつねに爆音の残響が響いているのだが耳がやられたのかもしれない


後でアリシアに見てもらおう

うん。



いくらアドルフ共和国がでかくてもさすがに早朝の6時から出歩いているものはいなかった


仕方がないので学校まで歩いていこう

そういえば学校は寮から10分ぐらい歩いたさきにある


俺はまだ学校を見てなかったので

少しドキドキだ


本当なら昨日のうちに下見をしたかったのだがアベルとの決闘のあとからわざわざ下見にいくほど用意周到ではない


俺はつくづく運がないようだ



などと自分の不幸に嘆いていると学校が見えてきた

これは・・・なんと・・・


俺がいままで見てきた学校は学校ではなかったのか・・・

それともこの学校が学校ではないのか・・・


おそらく後者であろう


校門から見た姿はまず繁華街だった

といっても早朝なのでどこの店もやっていないが


学校に必要な武器やアイテム屋、はたまたアイスクリーム店から精肉店まであった・・・。

その繁華街を抜けると東京ドームみたいな建物が左手にあり右手には住宅街がある

話では聞いていたのだがある程度のお金が出せたらこの住宅街で家を買ってそのまま学校で暮らせるらしい


俺はエアロンたちから金を貰いたくなかったので無料で住ませてくれる寮に入ったのだが・・・


俺もさっさとギルドを作って金を集めて一人暮らししないとな・・・

じゃないとアベルのイビキで殺される


さらに進むと規格外の大きさの噴水があり

その奥に・・・城があった


どうやらここが俺の学び舎らしい・・・


俺もこっちの世界にきてからはいろいろと驚かされてきたがいままでなんとかやってきた・・・が

この学校は規格外だ・・・

頭が痛くなる



とりあえずこれからす過ごす学び舎を見てから

噴水にあったベンチに腰をかけ、ポケットからタバコを出す・・・


とりあえず俺はこの学校で上手くやっていけるのだろうか・・・


もう一度ちゃんとこの学校のことを整理しないとな・・・

そう思いアリシアが言っていたこの学校のことを思い出す


この学校は年齢制限は関係なく、この学校の校長に許可を貰えれば誰でも入れるらしい

だから俺の年上や年下、はたまたお爺ちゃんまでいると聞いていた


あとこの学校は卒業の概念がないとも聞いている

産まれて死ぬまでこの学校の生徒として暮らす人も珍しくはないらしい


授業も自分の習いたい授業を選択してでてもいいし、ギルドで依頼をこなしてても良いらしい


依頼には二通りあって


戦争のお手伝い、即ち傭兵をする依頼


あと魔物退治の依頼


基本的に傭兵の依頼はギルドランクをAにあげないと無理であるがその戦争で活躍をすれば各国のお偉いさんと関係をもてるのだ。俺はそこから世界を任せる王を選んでその王を世界の王にすることがまず一番の目標である


だがらまずは魔物退治からはじめてギルドランクをあげないといけない


しかも俺には魔王を倒さないといけない使命もあるのだから先は程遠いのだ・・・

本当に俺なんかにできるのだろうか・・・。


などと弱気になっていると俺の目の前に少女が立っていた


「おにいちゃん元気なさそうだけどどうしたのぉ~?」


どうやら子供の目から見ても元気がなさそうに見えていたらしい

それはそうだ昨日あんだけ派手に暴れたというのに一睡もできなかったのだ


「大丈夫だよ、君こそどうしてこんな朝早くからこんなところにいるの?」

俺が聞くと少女は困ったような顔をする


少女は白い髪で目が青くまるで雪のような印象だった


Cliffordクリフォードにでかけてきても良いって言われたからお散歩してるの♪」

少女は笑顔で答える

クリフォードとは父親のことだろうか?


「そうなんだ」

俺も笑顔で答えてあげる


「お兄ちゃんお名前なんて言うの?Aliceアリスはね!Aliceアリスって言うんだよ♪」


「アリスちゃんっていうんだ、よろしくね♪俺はアーサーっていうんだ」


「アーサーお兄ちゃんだね!」


アリスという少女は俺の周りで飛び跳ねている

すると突然少女が止まる


「ん?どうしたの?」


俺が聞くと少女は悲しそうな顔して


「アーサーお兄ちゃんちょっとアリス用事ができたからもう行くね・・・」


「そうなんだ、気をつけてね」


すると少女は笑顔になる


「うん!」


そう言ってアリスは俺の前から走り去っていく



俺は時計を見てもう7時だと気づく

いまから寮に帰ってもすぐに学校に行かないといけなくなるだろう

ならこのまま学校で待ってたほうが楽だな


そろそろ学校も開くだろうし・・・



20分ほどベンチに座っていると

少しづつ人波が増えてきた


学校も開いているらしいので俺は新入生が集まるように指定されていた教室を目指す


学校の中身はやはり外見そのまんまだった。

うん。

城だった



教室に入るといきなり抱きつかれた


「ッ!?」

俺がパニックになっていると後ろから聞き覚えのある声が


「なんだよアーサー学校行くなら俺も一緒に誘ってくれよな!」

「Maia (マイア)そろそろアーサーから離れてくれ」


すると俺に抱きついていた女の子が離れる


「アベルには関係ないでしょ!」


どうやらアベルの知り合いらしい


「なんだ?アーサーは覚えてないか?俺達が巨大な狼と戦ったときに助けた女の子のこと」


俺はすぐに思い出した!


「あぁ!あの子か!」


「はい!アーサー様に助けてもらったものです!マイアっていいます、よろしくお願いしますね」

マイアはブロンドのショートカットで

子供のころとはすごく雰囲気が変わっていた


主に胸が・・・



「アーサー様!失礼ですがいま付き合ってる女の子はいますか?」


「ん?いないけど。」


「ならわたし立候補しちゃいます!」

といってマイアは俺に抱きつく


俺は鼻の下を伸ばしていると後ろから強力なキックがとんできた・・・


「グハッ!?」


「なに朝っぱらからやってんのよ!」


「フリーダ!もうこっちに来てたんだ!」


そういえば言ってなかったがフリーダは俺と一緒に入学してくれるといって

5年間俺の修行に付き合ってくれていたのだ


フリーダはこの5年間で氷魔法を徹底的に極め

ここらではかなう氷魔法使いはいないといわれるレベルになっていたのだ


容姿も変わっていて今は茶髪の髪を伸ばし左右をちょこんとリボンで結んでいた


「このベッピンさんは誰なんだ?アーサー?」


「そういえばアベルは初対面だったよな。この子はフリーダ、俺の友達だ」

するとフリーダが無言で俺の足を踏む・・・


どうして俺足踏まれたの?

半分泣きそうになりながらも痛みを我慢する


「あと俺のギルドにも入ってくれることになっているんだ」


「ほう!なら結構な腕前なのか?」


「いいえ、わたしなんてまだまだですよ」

フリーダは笑いながら答えているがそんなことない


少なくても俺はフリーダほどの氷魔法の使い手を見たことがない


しかも笑っていると云ったがそれは違った

訂正しよう

目がぜんぜん笑っていない・・・

なぜかフリーダはアベルとしゃべりながらもマイアを睨んでいる・・・


・・・なんでだ?


「そのギルドって、わたしも入れますかね?」

そんなフリーダの視線を軽くあしらいながらもマイアが聞く


「アーサー、マイアはなかなか使えるぞ♪そいつ射撃の能力がすごいんだ」

「その腕を見込まれてこの学校に入ったぐらいだからな」


そういえばこの学校は魔法学校というのに魔法を使えなくても入れるらしい

戦士としてつかえる能力があれば関係ないとのことである


「そうなのか!それは心強い!これからよろしく頼むな!」


「はい!アーサーさまのためにお布団の中から戦場まで任せてください!」


するとさきほどより強い衝撃が足にはしる・・・

フリーダ・・・どうしてそんなに俺の足を踏むんだい?

踏み心地がいいのだろうか・・・?




などと暢気なことを考えていると鐘がなり生徒達が各自席に着く


俺も自分の席に座っていると


老人が現れる

この学校の校長だ


そして校長が話始めると同時に眠気が襲ってくる

俺は睡魔には勝てず意識がだんだんなくなってくる



起きると


「ではこれで解散となります」


秘書らしき女がそう言って校長は教室からでていった



するとすぐにフリーダが俺の席までくる


「どうするの?ギルドをつくることは相当大変っぽいわよ」

「私達ぐらいらしいわよ、新入生でギルドつくろうとしてるの」


「ん?」

俺は寝ていたのでさっぱりわからない


「あなた・・・寝てたの?」

「馬鹿!けっこう重要なこと言ってたのよ!?」

「とりあえずギルドつくるにはそれなりの試練があるらしいし・・・」


「んなもんどうにかなるだろ?」


「確かにあなたは強いけどここにはもっと強いのがウジャウジャいることを忘れないでよね!」

そう言ってフリーダは教室から出て行こうとする


「とりあえず、どこに行ったらギルドつくれんの?」

フリーダが明らかに俺を見てため息をついた・・・

幸せ逃げんぞ?


「校長室に行ったら試練もらえるんだって」

「わたしはこれから荷物の整理しなきゃいけないからもう行くわね」



とりあえず・・・さっさとギルドつくりに行っちゃうか・・・


そう思い俺は校長室まで歩いていく


そのまま勢い良く校長室の扉を開けると校長がイスに腰をかけていた


「ほう、まさかもうここに来るやつがいたとはのぉ」


「ギルドつくりたいんだけど、いい?」


「坊主みたいな馬鹿は好きなんだがのぉ」

「ちゃんと試練を受けてもらわないと困るのだよ」


「試練ってのはなんだ?」


「そうじゃのぉ」

「では、Zhannaジャンナを倒せたらいいじゃろ」


「わかった、その女を倒せたらギルドをつくってもいいんだな?」


「ちなみに・・・ギルドをつくりたいやつにはギルドに無所属のもので一番強いものと戦わせておるのじゃが新入生でギルドをつくれたやつはここ10年ほど現れておらのじゃ」

「それでも挑むのかい?」



「生憎俺には進むしか道がなくてね」


「面白い!実に面白い!」

「彼女はいつも通り校舎裏の花壇にいるだろう!」

「倒してその実力を見せてみよ!」


「さっさと新しいギルドをつくる手続きでもしてな」

そう言って校長室をあとにする


花壇まで5分もかからなかった


すると花の周りには人の山ができていて真中に赤いショートカットの少女が立っていた


「お前もギルドをつくろうとする馬鹿か?」

「どうもみんな手ごたえがなくてね・・・」

「お前は・・・僕を楽しませてくれるのかい?」


そう言って赤い髪の少女は懐から2本の日本刀を抜く


NEXT



続きどうしよぉぉぉおおおおおおwww

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