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5日目 お助けわんこロロの日常

(くそ、我がこんなざまになるとは......)


そこには、大きなドラゴンの死体と一匹の血だらけな小さな犬が倒れていた。


(我は死ぬのか......?こんなところで......)


意識が暗闇に溶けていく。


そんな中一つの声が聞こえる。


「大丈夫!?」


犬に一人の少女が駆け寄る。


(よく聞こえない。よく見えない。誰だ?)


そうして犬は意識を失った。



――……

チュンチュンと鳥のさえずりが聞こえる中、目を覚ます。


横で寝ている少女はまだ目を覚まさないようだ。


布団から抜け出して、伸びをする。


そうしていると、


「ふわーあ、おはよう。ロロ。」


そう少女が、眠そうにしながらも起きてきた。


そして顔を洗って戻ってくる。


「朝ご飯を食べようか!」


そう言って一緒に食べて、食べ終わった後に、少女は着替える。


そうして、


「行ってくるね!」


と我に言って、出かけた。


出かけたのを我は確認すると、窓の方に行き、鍵を開けて、いつものように外に出る。


そうして、気づかれないようについていく。


「おはようございまーす!」


そう言って少女はいつものようにギルドに入っていくのを見守る。


そして、しばらくギルドの入り口を見守る。


彼女がクエストに行くためにすぐ出てきた。


それを少し距離を開けてついていく。


そんな風に歩いているときだった。


彼女を狙うならず者が、隠れながらついてきていた。


我は、そいつにさっと近づき、


「ぐるるるるる」


とうなり声をあげる。


「しっ、しっ。」


とそいつは我を追い払おうとする。


しかし、我は引かなかった。


「しつこいな。くそっ。なんだこの犬。」


と嫌がりながらも無視しようしてまだついてこようとしたので


「がう!」


と嚙みついた。


「いってえ!!」


と逃げていった。


周りは何だ?となっていた。


少女についてきていることが気づかれていないか不安だったが、なんだろうという表情をしていただけで気づかれていないようだった。


――……

ダンジョンについた。


今日はダンジョン探索の仕事のようだ。


ダンジョンは一般の立ち入りは禁止されている。

発見された段階で、国がいろんなギルドに仕事としてダンジョンを振り分けていき、そこで見つけた宝などの扱いはギルドに一任しているのでギルドによって様々ということになる。


どんどん少女はモンスターを倒しながら進んで行き、それについていく。


この程度のダンジョンならば大丈夫であろうが、心配なので一応いつも通りついていく。


そして最深部についたとき、トラブルは起きた。


先に盗賊団が来ていたのだ。


「なんだ?冒険者か。ここのお宝は俺たちのもんだ!渡さねえぞ!」


そう言って襲い掛かってきた。


どんどんと倒していったが、リーダーと思わしき人物に苦戦をしていた。


「よくもここまでやってくれたな!だがここまでだ!」


そう言って少女を吹っ飛ばす。


少女は壁にたたきつけられる。


「うっ!」


と気絶する。


リーダーは少女に近づき


「とどめだ!」


と剣を振りおらそうとした。


しかし、次の瞬間リーダーが吹き飛んでいた。


我が姿を元の大きな狼の姿に戻して、突進で吹き飛ばしたのだ。


「なんだよお前!くそ、メテオ!」


と大きな火球を飛ばしてくるが咆哮でかき消した。


「......へ?」


リーダーは唖然としていた。


低い声で告げる。


「貴様、誰のものに手を出している?」


「な、なんだよこれ.....。聞いてねえよ、こんな化け物がいるなんて......。

う、うわああああ!?」


そう言って逃げていく。


部下たちも


「お頭!?」


と言って一緒に逃げていった。


――……

「いててて......。」


と私は目を覚ます。


「あれ?盗賊団は?」


目を覚ますと盗賊団はいなくなっていた。


わけがわからなかったがとりあえずダンジョンのお宝を持ってギルドに帰って報告した。


「それは大変だったね。大丈夫?」


と心配されたが


「大丈夫ですよ!これくらい!」


と答えた。


そして


「お疲れ様です!」


とギルドから出て、晩御飯の材料を買って家に帰る。


扉を開けると小さな犬のロロが玄関に横になっていた。


そして私は一言


「ただいま!ロロ!」


そう笑顔で告げた。

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