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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

エッセイ

心待ちのおもいで

作者: 山本大介

 心待ち。


 大人になると心待ちにするってことが少なくなりますよね。

 子どもの頃は文字通りワクワクしながら心待ちにすることがありました。

 ふと、そんな事を思いだしたので、ちょっくら書いてみます。


 まずは定番の誕生日でしょうか、今じゃ年なんて取りたくもないのですが(笑)、子どもの頃は、待ち遠しかったですよね。だって、両親に祝ってもらって、ケーキにプレゼント、ある年には誕生会を催したり、とかく子供時代の誕生日は心待ちという言葉が最も相応しいでしょう。


 続いて、夏休みや冬休みですね。

 直前になると、なにしようかとワクワクしたりするものですが、毎年たいした事はしてないというね(笑)・・・まあ、子どもだからしゃーねなんです。

 その前に嫌なイベントである通知表貰ってーの親の小言を乗り越えれば、子どもの権利発動なのでありますっ。


 クリスマスは、子どもにとって心待ちという言葉がピッタリな日ではないでしょうか。

 もうね、親に言ってました。

「○○が欲しい」

 って、ほら、サンタさんはきっといるから親に内緒にするって子いるじゃないですか、私は秘密に出来ないタイプなようです・・・目ざとい訳じゃないですよ。

 純真にサンタさんから、ゲームウォッチを欲しいから言っているのです。

 だって、親とサンタさんは繋がりがあるんだと思っていましたから・・・あ、なんとなく分かって来た頃には、やっぱ親にアピってたかなあ(汗)。

 あと、正月は純粋にお年玉ですよね、これも子どもの特権だい。


 身近なところでは、給食の献立表を見て、カレーやムース、ミルメークがある日は楽しみにしてましたね。

 で、切ない心待ちといえば、給食で苦手な物が出た時、食べれなくて居残りで食事を余儀なくされた時ですか・・・皆が食べ終わって昼休みとなり校庭に駆けだして遊び回って、次の掃除の時間になっても、まだ食べている私を先生が「もういいよ」と言ってくれるのを心待ちにしていましたが、滅多にそんなラッキーなことはありませんでしたけどね(笑)。


 で、最大の心待ちはこれかなと思います。

 それは中学から高校にかけての頃の話です。

 私はファミコンで個人的№1ソフトがアラビアンドリームシェラザードというロープレゲームで夢中で遊びました。

 こやつの2がスーパーファミコンで発売される情報がでました。

 ファミ通などの雑誌に書かれてあるのを初めて見た瞬間、私の心は踊りました。

 もうワクワクと楽しみが止まりません(笑)。

 ところがです・・・待てど暮らせど販売する気配はありません。

 が、雑誌の販売ラインナップには、ずっとその名があったのです。

 数年・・・心待ちにしてたな~。

 今度はどんなアラビアンなドリームが待っているのかなと・・・。

 ずっと、ずっと、待っていたんだよ。カルチャーブレイン(メーカー)さん。

 飛龍の拳じゃなくて、こっちを出してよ。

 販売時期が決まったと思ったら延長、延長に継ぐ延長、そしてフェードアウトですよ。

 結局発売されず、モヤモヤだけが残りました。

 あー思いだしたっ!ムキーッ!!なので書いてみましたよ。


 やっぱり心待ちという言葉は、子どもの頃の出来事がよく思い浮かびます。

 そんな心待ち、大人になっても壮年になってもしてみたいなー。


 って、言葉いいですよね。

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― 新着の感想 ―
確かに言われてみれば、年々何かをワクワクしながら心待つことが減ってきてますね。 ちょっと前までは、集めてる漫画の新巻が出るのをワクワクしながら待ってたりしましたが~…今はほとんどワクワクしないですし。…
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