9/24
もう、四年の後期。長かった。満足する大学生活は……
畳に座る。
窓が、ブラインドから。
エモい西日が、差し込んでくる。
それが、おれ達を照らす。
「もう、四年の後期だよな。」
「結構、長かったよな。」
「本当に。長かった。」
「なあ、お前は、納得のいく大学生活を送れたの?一馬。」
「送れたさ。そういう勇気はどうなんだよ。」
「いや、なんとなくな。おれの中で、大学の理想像みたいなのはないんだけど。でも、なんとなく。おれは。そこまで、納得のいく大学生活は送れなかった気がするんだよな。」
「……そっか。まあ、そういう意見もあるよな。」
恐れ入りますが、
・ブックマーク
・下段の⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
いただけると幸いです!