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名探偵は高校生活を楽しみます  作者: なっさん
序章
3/3

#0-fin  君は―――だから

そして、私達はその家に到着した。

うん。少し待ってくれ。

「こ、こんなにでかいもんなのか?」

想像を絶する大きさである。屋敷が何個も立っていて、その回れ医には庭だけでなく、噴水や森など、まさに此処だけ見ると別荘地だぞ?いつの間にこんな大きく…

「早く来てください!」

「あ、あぁ」

と、感心しながら走るのであった。

しかし、大きな屋敷であるかr田こそ、たどりにつくのに時間はかかってしまい、

「遅れました。凉風です」

と申し訳無さそうに言う。が、

「貴様…貴様が…貴様がもっと早く来ていれば…」

そこには、ベッドに横たわる総統と、目を閉じ、涙を零している総司令が居た。

見ただけで惨状はわかる。こういうのは得意だ。しかし、今だけはこんな特技いらないな、と思った。

おそらく、後少しだったのだろう。頑張って耐えていたが、私が来るときには間に合わず…そのまま息を引き取った…か。

昔の親友と会いたかったんだがな。そんな願いも、もう叶わない。

「もう、あの時戦った奴らで生き残ったのは私だけか。悲しいものだな」

「凉風。お前も気持ちの整理が追いついたら会議室に来い。本題を話そう」

そう言い、部屋を出る総司令。しかし、気持ちの整理などもうついている。結局こんな死。私にとってはどうってことないのだ。

”あの戦い”からもう、俺は何千…いや何万もの部下や同僚を失った。

「あの戦いで生き残った最後の兵士は私だけ…ということになるのか…寂しいな」

では、もう行くとしよう。

「敬礼」

バタン、とドアが閉まった。


会議室

「涼風君。我々は、人類の希望を君に託す」

急に。本当に急にそう告げられた。

今、なんと言った?人類の希望?どういうことだ?

「説明をしよう。我々アルメディア帝国は、隣国と戦争をすることになった」

「なっ!?何を仰ってるんですか!?そんな事したら、人類は…」

「そうだ人類は滅亡する。核戦争が始まり、我々は敗北する」

「だったら何故…まさか…!?」

頭の中に一つの答えが導き出される。

「あぁ、おそらくそうだ。我々は罪を犯しすぎた。だかrた、自ら滅亡を選ぶ」

「そんな事してら我々の跡継ぎが!」

「だから、言っただろう。君には人類の希望を託すと。」

「何をするつもりですか…」

攻撃態勢になる。一応戦闘には自身があるものでな。

「まぁ、そう身構えるな。君にはただ敵潜入してもらって生き残ってもらう。それだけだ」

やはり。そうか。おそらく総司令は、


アルメディア人を滅ぼし、新たなる世界平和を生み出そうとしているのだ…そして…

「君は―――なのだろう。それだったらやる価値はあるんじゃないのか?」

「…」

あぁ。もうやるしかないのか。もう仕方ないのか。いいだろう。

「あぁ。やってやろうじゃねぇか!」

と、言うのであった。

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