#0 悪夢
「ざまぁねぇなぁ。あんな一言がこうなっちまうなんて」
彼は、こんな中でもそう言葉を告げる。敵に剣先…矛先を向けて。
「そんなことはありません!あなたが居なければ、我々は元々此処までこれていなかったのですから…」
「でも、結果はこうだ。これも一つの縁なのかもしれないな」
「そうですね…」
「しかしまぁ、一度はその胸を触ってみたかったもんだ」
「ええ、一度は…って、なにいってるんですか!?」
こんな状況でこんなことを言えるなんて…この人…一体…
「まぁ、軽口をたたけるなら上等だ。とっととここから逃げな。もうこいつもどれくらい持つかわかんねぇしな」
そんなことを言いながら、システムを起動させる大佐
「待ってください!そんな事したら、あなたが…あなたが…」
「早く行けよ。よくあるだろ?こんな展開。映画とかでさ、なんだっけ?あぁ、そうそう。”ここは俺がやるから先にいけ”だっけか?。まぁ、とっとと行きな。俺にゃまだ仕事が残ってる」
仕事?もう此処に要はない筈…どういう事?
「まぁ、もう十分だろ。それじゃあな、すず———」
その刹那。頭上から何かが降ってきて…
そこで、意識が戻った。
「ッチ。初日どんな夢見てんだよ…私は」
そんあ戯言を言いながら起き上がる。今日から私こと、凉風なすは特別偵察隊…通称探偵隊の隊長に就任する。
今日はその就任式があるってのに…
「あーもうほんっとに何やってんだ私は、もう!」
独り言も結構うるさいな。静かにするとするか…
【二時間後】
「次は、特別偵察隊隊長、凉風隊長だ!」
大きなパレードと音楽とともに、私は姿を現す。この後他の人に聞いてみたところ、不死鳥だったり、死神だったり、天使だったりに見えたとのこと。
何処だ死神とか言ったやつは。これでも結構やさし…くないか結構厳しいな私そう考えたら。
と、なんか適当なことを思うのであった。
一瞬で終わった面白くない就任式は終わり、やっとみんなで会議をしようってなったときに、それは訪れた。
「涼風隊長。凉風隊長。至急会議室に来てくれ。」
と、めんどくさそうな放送が流れるのだった。
これからも投稿頑張っていきたいと思います!