【ここまでの登場人物を振り返ってみるぞっ!】byセンチュレイドーラ
よく来たな人間!
我は魔王のセンチュレイドーラだ!
今回は第二章が終了して切りも良いという事で、この章で登場した新しいキャラクター達を振り返って紹介してくれ…と作者の【UMA】から台本を貰ったぞ!
って、なんでワタシがそんな事っ…!!
………と、言いたい所だけど、従わないと後でババロアがうるさそうだし…分かったわよ!!やってやるわよっ!!
えぇ〜っと?
一部キャラクターのイメージの画像も貼ってるみたいだけど…
この作者は絵はそんなに上手くないみたいね。素人が頑張って描いたレベルだし、後は各々が脳内補完したら良いんじゃない?
それじゃ、ちゃっちゃと台本読んで終わりにしましょう。ワタシだって暇じゃないんだから…!
後、本来ワタシが知り得ない情報も台本に書いてるからそのまま話すけど、本編のワタシとは無関係だから勘違いしないでよっ!!
●棺桶保険協会(KHK)●
第二章の最初に登場した組織ね。
ファンタジー世界の冒険者は死にかけた時に棺桶になっちゃうのは常だけど、まさかそんな組織に管理されたシステムだったとはね。
勿論、外の魔物やワタシ達魔族が棺桶にならないのは棺桶保険に入ってないから…ていうか入れないでしょうね。流石に。
冒険者は強制的に加入させられて保険料を払う義務が発生するんだってね。危険な世界を冒険するとなると…仕方ないのかしらね?
冒険者が瀕死になると直ぐに棺桶が派遣されてそれ以上の攻撃を防ぐ【棺桶状態】になるんだって。棺桶はそうそう簡単には傷付けられないみたい。
実際死んだ訳では無い状態なんだけど、冒険者の間では『死んだ!』と表現される事が多いわ。蘇生魔法を使えるのはこの状態の時ね。ゲームだと"しに"と表現される状態ね。
ただこの状態、そんなに万能じゃないのよね。
急所を一発狙われた即死級の攻撃を受けた際は棺桶になる前に死んじゃうし、棺桶状態から蘇生せずに何日も放置した場合や棺桶ごと追い討ちされた場合も流石に死んじゃう場合があるみたいよ。確キルってヤツね!まぁ、棺桶を追い討ちするなんて…倫理感の欠片もない行為する者が居るとは思えないけどね!
棺桶保険は女神界の天使達によって運営されてて、どこのファンタジー世界でも当たり前のシステムになってるようね。
さて、そんなKHK。
保険料を支払わずに滞納してるとやって来るのが【棺桶保険協会・徴収課】の二人組なのよね。
【セリザワ】
棺桶保険協会徴収課の一人で21歳の水色ツインテールの女性。
黒スーツにいつもは大きい虫取り網と青色のスポーツバッグを背負ってて、かなり現代風な見た目をした天使。コレは、女神ユーリルが異世界(普遍世界)から逆輸入したせいね。胸ポケットに天使の証明の小さな天使の輪が入ってるわ。コンパクトねっ!?
元々棺桶保険協会の会計課の代表と、かなり優遇された立場だったにも関わらず、トーヤマの事を気にする余り自ら落ちこぼれが送られる徴収課へと志願したのよね。トーヤマの事は"トーヤマ先輩"と慕って…というよりかはまるで世話の焼ける妹をあやしてるような関係ね。
会計課に居ただけあって、計算は大の得意みたいね。
あと、彼女には【くすぐり地獄の刑】という、くらうと誰もが滞納金を支払わずにはいられないという恐怖の必殺技を持ってるようよ!お、恐ろしいわね…ワタシは絶対くらいたくないわ…
【トーヤマ】
徴収課に長く配属してる24歳の女性で幼い見た目に反して、セリザワより歳上で先輩なのよね。
緑色のショートボブに幼稚園帽風の帽子を被って、いつもパイプ煙草…風のシャボン玉をふかしてるわ。いつもは背中に刺股と、赤いスポーツバッグを背負ってるみたい。徴収課の制服である黒スーツを脱いで、勝手にぶかぶかのオレンジニットを羽織ってるわ。
いつも気怠そうな態度が玉に瑕。
そのせいで落ちこぼれが追いやられる徴収課に落とされちゃったけど、本人は割りとのんびり出来る徴収課は気に入ってるみたい。
セリザワの事は"後輩ちゃん"と呼んでるようよ。
趣味は漫画を描くこと。読んでくれるのはセリザワしか居ないみたいだけど。
後、徴収課に支給されてる二人乗り用のピンク軽自動車"取り立てくん"の運転手でもあって、そのいざとなった時のドライビングテクニックはなかなかのモノよ!
取り立てくんには滞納者の最後の目撃情報を表示するカーナビが取り付けてあるみたい。でも、そんなに正確性はないみたいね。
二人の宿としても重宝されてるわ。
良くあんな狭い所で座った状態で寝れるわよね…
因みに、トーヤマは未だに人差し指と中指の指しゃぶりの癖が抜けないみたい。彼女ほんとに成人なのかしら?
●勇者一行●
【アンカーベルト】
勇者一行に新たに加わった仲間ね。
宝箱配置人・魔物ならし担当で、いつもはダンジョンの魔物のレベル調整やボス級の敵を配置したり、魔物使いとしての役割を担ってるみたい。
いつも深々とフードを被って顔を見せてくれない男で25歳。
一度その顔を見てしまうと、傷付け無いように細心の注意を払わずにはいられないほど貴重な顔をしてるみたい。…貴重な顔?ナニソレ。それ程端正なって事?…でもなく?
…とにかくなんて表現したら良いのか分からない顔みたい。どーゆー顔よ!!
まぁ、そんな周りを困惑させてしまう顔だから、普段はフードで顔を隠してるみたいね。
ドラゴンに対して並々ならぬ情熱を持っていて、ドラゴンを前にするとほぼ変態ムーヴになるらしいわ。まるで、ワタシを前にしたゼルカスね…。
ドラゴンの心臓による蘇生術に興味を抱いて、その謎に迫る為に勇者一行に同行する事になったようね。
●エクス・ベンゾラム●
密かに活動し、着々と信者を集める謎のカルト教団。信者は決まって黒いローブに身を包んで今は亡き教祖【タニシ】を狂信しているわ。
世界をあるべき姿に戻す為…と表向きは活動してるけど真意は分かったものじゃないわ。特に宝箱配置人のやり方を良く思ってないようね。そこに一体何の因縁があるのかしらね?
【クルブシ】
エクス・ベンゾラムを束ねる幹部の一人。若くして入団してからアッと言う間に最高幹部まで登り詰めた、かなりのカリスマ性を持ち合わせた21歳の男。牧師風の裝束に身を包み、白く長い髪と端正な顔が特徴的。いつも微笑みを絶やさない爽やかな印象を受けるけど、内心では何を思ってるか分からない掴み所がない人物。
カリスマ性だけで最高幹部に登り詰めた訳では無く、他の幹部も一目置く程の凄まじい"能力"を持ってるみたい。
ふふ…気になるわね?是非、ワタシとも手合わせ願いたいわ。
【トコシエ】
シスター風の風貌をした顔にツギハギのある女性。エクス・ベンゾラム幹部の一人。
【ゾンビガール】の異名を…って、それはダルクスが勝手に付けた名前だけど、その名の通り自ら研究して完成させた『不死薬』によって完全治癒能力を得ているおかげで、ダメージを受けても瞬時に治癒してしまうらしい。
ゆくゆくは同じく造り上げた人を操ってしまう薬『死霊薬』で人々を操って、不死薬も投与する事で不死身のゾンビ軍団を結成しようと企んでいたみたいだけど、ダルクス一人によってその企みは阻止されちゃったみたい。
●魔界側●
【ゼルベクトカートス】
ハ!?コイツまで紹介しないとイケないの!?なんでワタシがっ!!!
ハァ…
…コイツはワタシの収める国【クロトラジア】の隣国の王子。
ワタシの父親センチュリオンが居た時から交流のあった国で、ゼルカスはワタシの幼馴染で許嫁ってトコロね。アイツと添い遂げるなんてゴメンだけどね。幼い頃からアイツはワタシに付き纏って目の上のたんこぶよ。
…こんなもんで良いでしょ。コイツの紹介なんて。
【宝箱配置人一行が訪れた場所の地図】
訪れた場所も多くなって来たわね。
ここで忘れやすい設定を改めて振り返ってみるわね。
まず、宝箱配置人が旅してる世界は"本当の世界地図"の極一部分でしかないのよね。ワタシ達魔族に『世界はこれぐらいしかない』と思わせる為に、本当の世界地図は設置や記載は世界法で徹底して禁止されてるようね。
だから本当の世界地図はもっともっと広いんだって。
…とは言っても、"小さい方の世界地図"も『日本がすっぽり収まる程の大きさ』って台本には書いてるわ。
それに、この小さい世界地図も完全には正しくなくて、書かれてないだけで本当はもっともっと色んな街や村があるのよね。ただ、今回の勇者の旅路で必要な拠点だけをピックアップして記載してるってトコロね。
まぁ、普通に考えて一つの大陸に街が5〜6個っておかしいわよね。
ま、こんなトコロかしら。
宝箱配置人に勇者一行、KHKに魔王軍にエクス・ベンゾラム…
一体これからどう彼らが絡みあって来るのか見物ね。ま、ワタシが率いる魔王軍が一人勝ちするのは目に見えてるわねっ!!フハハハハ!!
…って事で振り返りは終了!撤収!
じゃあね〜バイバ〜イ!
フゥ…
 




