【ここまでの登場人物を振り返ってみるで!】byトコミヤ
棺桶保険協会・徴収課のトコミヤや!
皆元気しとるか〜!?
って…しとるわけないやろッ!!
こないシリアス展開直後で元気にやれるかっ!!
………とは言え、お通夜雰囲気で登場人物の振り返りする訳にもいかんからなぁ〜、ここはウチの好きな様に案内させてもらうわっ!
って事で!!第四章が終了したという事で、この章で登場した新しいキャラクター達を振り返って紹介していくで!!
【鎌鼬】
今、世間を騒がせとる大盗賊やな。
それはそれは、サッと通り過ぎるつむじ風の様に…余りに華麗な手口で盗んでいく為に、盗まれた本人は当分盗まれた事に気付かないんやと!
最初の登場では勇者一行の前に現れとったな。
自分ちゃんらの"取り立てくん"も盗んどったでコイツ!
しかし、本人はどうやら記憶を失っとるようで、自分が持っていた手帳に書かれていた情報から自分が"鎌鼬"という名前で呼ばれていた事、そして、名だたる大盗賊だった事を知ったようや。
まぁしかしそれは誤りがある。
彼を鎌鼬と呼んでたのは5年前のリーサだけ。
本当の名前は黄鼠狼や。
記憶を取り戻す為に、同じく手帳に書かれとった"盗むもののリスト"のものを盗んで行っとるみたいやな。
記憶を失ってしまった盗賊に…彼の噂を聞き探し続けるいたいけなリーサ姫…う〜ん、泣かせるわぁ〜。
果たして二人が出会う事は出来るんやろか?
そして、リーサは鎌鼬に本当の名前を返す事が出来るんやろか?
この先も気になるなぁ!
●棺桶保険協会●
【トコミヤ】
自分ちゃんや!
棺桶保険協会・徴収課に新しく配属されたんやけど、元々カスタマーセンターで働いとったんや。
まぁ、理不尽なクレーム入れてくる客とトラブルが多々あってな…この徴収課に左遷されたんや〜。でも、新しい先輩さん達は優しそうやし、自分ちゃんはここ、気に入っとるで!
そして、忘れたらアカンのが自分ちゃんの相方である"遅延掃一"きゅんや!!
自分ちゃんの彼ピッピ〜!チュチュチュ!
いざって時に助けてくれる頼もしい彼ピッピなんや〜!
胸元に隠してる天使の輪っかを放り投げればいつでも召喚出来るんや。ほんと頼りになるで掃一きゅ〜〜〜ん!
あとは自分ちゃんの愛車のキックスケーター【助六】きゅんも紹介せにゃあな!
いつもは先輩さん達の乗る"取り立てくん"に助六きゅんを紐で結んで…それを引っ張って貰って移動しとるわ。
でも、実は後輪付近に掃一きゅんを取り付けて刃を回す事で簡易バイクにもなるんや!さいきょーやろ!刃を食い込ませれば壁だって登れるんやから!
●ひまわり海賊団●
【トリンコロック】
ドーメキ諸島周辺の海域をナワバリにしている女流海賊【ひまわり団】の船長や!
下っ端もみんな女性で構成されとる海賊団で、後述の海賊団【エンドラーズ】と張り合う為にトリンコロック船長が結成したんや。
下っ端からは略して【トリコ船長】と呼ばれとるみたいやな。
トリンコロック船長が舵を切る帆船の名前は【トリンコマリー号】。
元々【独立国家サラアラウス】の住人だったんやが、色々あって国家は崩壊。行き場を失った女性達を引き入れて結成したんやね。
かなり卓越した判断力とカリスマ性を持ち合わせとって、周りからの信頼は厚いようやで。
実はエンドラーズの船長に恋をする…うら若き乙女船長やったりする。
向こうには全く気持ちが伝わってないようやがな…
●エンドラーズ●
【ベイルランド】
ドーメキ諸島周辺をナワバリに…ってのは、ひまわり団と一緒やな。結成当初よりひまわり団とはナワバリ争いで常にバチバチだった女性禁制の男だけの海賊団や。
トリンコロックとは幼馴染みで、何につけても自分と張り合おうとして引っ付いてくるトリンコロックにはうんざりしとって、エンドラーズを女性禁制にしたのもその為や。
まぁ、トリンコロックはお構い無しに自分で海賊団を結成したんやけどな。
そんなベイルランドの事が幼い頃から好きだったトリンコロックの意を決した告白をサラッと断った罪深い男や。
二人の痴話喧嘩はまだまだ続いて行きそうやな…
●エクス・ベンゾラム●
【クレナイ】
ツンツンの赤髪をした男。
エクス・ベンゾラムの幹部の一人や。
食って掛かる物言いの男で、人を傷付ける事に何の戸惑いも持たない冷酷な男や。自分ちゃんらとも一度渡り合ったなぁ。
実は最高幹部のクルブシが作り上げた魔法人形で、右太腿に埋まっとる木の人形が本体でそこを叩かない限り永遠に復活してまう。
身体が溶岩で出来とるから自由自在に変形が出来、溶岩を飛ばしたり湧き上がらせたりして攻撃が出来た。
厄介な相手やったが、弱点を突いたフラップジャックのお陰でクレナイは倒された。
【コンペキ】
青髪の青年。溶岩で形造られたクレナイとは違い、こっちは"霊体"で形造られた魔法人形。
つまりコイツも人間ではないんやな。
左目の義眼だけは実物で、ここが弱点なんやがそう簡単には弱点を突かせるようなヘマはせんな。
自分の側から何本も同じ霊体による青白い剣を化現させる事が出来、それを飛ばして攻撃する。
自分で持って振るう事も出来るようや。
一時はソウルベルガの兵士に扮し、魔王軍を"太陽"へと案内したのもコイツやな。
そこで魔王軍兵士のスパイロズとゲルトニーがコイツに倒されたんや。
クルブシを慕っとって、彼の命令を必ず遂行する様に動く。手練れの魔王軍四天王を次々と…クルブシの指示の通りに動いていたとは言え、実力はかなりのもんや。
果たして、コイツを倒せる奴は現れるんやろか…?
新しい登場人物はこんなところやな。
んじゃ、最後に今のところ登場した部分までの世界地図や!
おぉ〜…かなり広がって来たみたいやな!?
でも、まだまだ世界は広い!これからももっともっと様々なロケーションが登場するハズやから楽しみにしといてな!
うむ、こんなところやね。
宝箱配置人に魔王軍、勇者一行にエクス・ベンゾラム…そして自分ちゃんら棺桶保険協会に海賊団…と、様々な組織が入り混じり始めて混乱も多いと思うが、頑張って付いて来てや!
ほな、今回はここまでや!ほなさいなら!
〜〜〜〜〜
【おまけ】
在りし日の記憶…幼女時代のドーラ。
…と、虐められてた時代のフラップジャック。
そして…成長したフラップジャック。
「なんで俺はこの娘をぉぉぉ!!!」by作者
指摘するドーラと指摘されるジャック。
蟹と戯れるトリンコロック。
フラれるトリコ船長。不憫カワイイ。
棺桶保険協会・徴収課の皆さん。
こう見えても、天使なんです!
おしまい




